HaPOG 指名馬リスト・指名理由

遅ればせながらHaPOG指名馬の指名理由を公開します。

①ミスドバウィの2021 牡

父ドゥラメンテ
母ミスドバウィ

 アーリントンカップ2着馬セッション(父シルバーステート)の半弟です。父ドゥラメンテかつミスプロのクロスとトライマイベスト・El Gran Senorの全兄弟クロスの同時持ちは、リバティアイランドをはじめシーズンリッチ、サンカルパ、ドゥラリアルなども該当する配合パターンで、これからニックスとして注目されていくはずです。先物買いしておきましょう。
 母のミスドバウィも、先述の通り産駒のセッションが既に活躍しており、繁殖牝馬としてのポテンシャルは実証済み。ドゥラメンテ替わりでより大物を期待します。


②ロンギングキイ 牝

 父ロンギングダンサー
 母プトラナ

 ロンギングの坂本氏所有馬が関西の厩舎に入厩する事自体がかなり異例(ロンギングシャネルが地方から再転入時に浜田厩舎へ入厩して以来9年ぶり2頭目、新馬からの入厩は調べ漏れが無ければ初)で、しかも今ノリにのっている新谷厩舎、更に更に早期特例登録……?
 新谷厩舎で昨年早期登録された馬はティーズダンクの全弟(サンダーサーヴェル)など既にダートで実績のある血統を持った馬が多く、そこにロンギングダンサー産駒というのはかなり浮いている印象です。当馬は母の兄にゲシュタルトがいるとはいえ、脈絡の無い新谷厩舎入厩などを併せて鑑みると、馬そのものが突出して良い等の理由が無いと色々な辻褄が合わないのではないかと思いました。

 ということで、ネタ枠やロマン枠ではなくガチ指名の部類に入ります。意外な活躍を期待したいです。


③エレクトリックブギ 牡

 父ブリックスアンドモルタル
 母カイザーバル

 今まで2歳戦のパドックを見た中で一番すごいと思ったのは何といっても2021年東スポ杯2歳Sのイクイノックスですが、牝馬に限ると2015年アルテミスSのカイザーバル(7着)でした。そのカイザーバルは1年後に秋華賞で3着と好走するなど一線級にまで成長しますが、個人的にはもっと上の活躍を期待していた馬でした。エレクトリックブギにはその「もっと上」の部分を託します。
 正直なところ馬体の動画などは全然見ずに選んでしまったのですが、指名後に見た感じだとなかなか良さそう。6月末デビュー予定だそうで、期待しています。


④スティールマジック(門別) 牝

 父マジェスティックウォリアー
 母ゴールドジェーン

まずは自分のツイートを2つを晒します。


即オチ2コマ。これは別で参加している「ホッカイドウ競馬デビュー馬限定POG」の指名馬ポアゾンボスがフレッシュチャレンジへ出走する前日にツイートしたものですが、結果スティールマジックはポアゾンボスをあっさりとチギり捨て、その着差は何と10馬身超。心がポッキリと折られた瞬間でした。

 それから約1ヶ月弱。主催者として優勝を狙うため、指名する馬について悩みに悩んでいました。そんな中、一切悩まなかったことはただ一つ!



スティールマジックに土下座orz


ということで、地方(駈歩)馬唯一の指名です。

 スティールマジック以外の地方馬を指名しなかったことにより、東京ダービーを事実上放棄するような形となりました。とはいえ交流化によって中央・地方のどちらに分があるかも分からない状況では、むしろ交流化されなかった浦和桜花賞や東京プリンセス賞で、各2億円の特殊賞金加算を狙った方が旨味があるのではないか?という見方も出来ます。出来れば牝馬二冠、本当に欲を出せば東京ダービーでも見たいですね。


⑤イワキブラボー(ばんえい) 牡

 父アアモンドヤマド(日本輓系種)
 母ホクトサツキ(日本輓系種)

 基本的にばんえいは第1回か第2回の能検でパフォーマンスの良かった馬を選ぶのがベターですが、第4回の能検のガムシャラとイワキブラボーの坂を降りてからの爆速っぷりがどうしても好きでした。この2頭は出来れば両方指名したいなと思いましたが、先述した4頭のどれかを外すというのが難しく、最終的にはタイムが速かったイワキブラボーのみを指名しました。おのれ5頭制……。自分で決めたけど……。
 第4回の能検出身馬だったオーシャンウイナーが2年前のイレネー記念を制したように、比較的遅い能検でも大物が出ています。今回もそのようになることを期待したいです。


指名を迷った馬と短評

⑥コウユーカメサンヨ

 父スクワートルスクワート 母ユニティ
一番迷いました。お馴染み熊本の本田土寿牧場の生産馬で、5月始めにはもう斉藤崇史厩舎に入厩していた順調っぷり。いかにもひまわり賞1億円チャンスに成功しそうで、失敗したら失敗したで次はたんぽぽ賞チャンスが待っていて……と。指名したかったです。5頭制……。

⑦シュトラウス

 父モーリス 母ブルーメンブラット
調教が動きまくり。かなりの気性難かつ武井厩舎とはいえ新馬戦はかなり勝てそうだったので目先の指名だったら有でしたが、このPOGのルールだと目先の指名は不利になる可能性が大だったので。
しかしながらあの圧勝を見てしまうと……。指名した方が良かったかも、とどうしても思ってしまいますね。

⑧ガムシャラ(ばんえい)

 父テンカムソウ(日本輓系種) 母クロカミ(日本輓系種)
イワキブラボーの項で先述の通り。こちらがイレネーを勝ったら咽び泣きます。やっぱり5頭制を恨むといった感じ。

⑨ナナオ

 父ロードカナロア 母バイザディンプル
指名締切時点の函館入厩組で最も調教の動きが良かった馬です。余談ですが、このナナオと函館ウッドで併せたクラウドセイル(3歳1勝C)が次走買いかも。(馬券は自己責任でお願いします)

⑩アルシミスト

 父オルフェーヴル 母ミセスワタナベ
「オルフェーヴルとこの母父は合いそうだよねランキング」を勝手に付けるとしたら個人的2位はTapizar。それが本当に実現されたのがアルシミストということになり、血統的観点からするとかなり指名したかった1頭です。因みに現在3位はExaggeratorで、断然の1位はBodemeisterです。

⑪クリスタライズ(門別)

 父ミッキーアイル 母クラリティーアイズ
 今年唯一の門別スーパーフレッシュで勝った馬です。そのスーパーフレッシュの2着馬コスモタラゴンと4着馬ニジイロハーピーが後にアタックチャレンジでワンツー、3着カプセルも次走アタックで圧勝と非常にハイレベルでした。栄冠賞最有力候補の1頭で、こちらも指名は悩みましたが、スティールマジックへの土下座指名より優先するには至らず。

⑫エコロシャイン(大井)

 父パイロ 母ブラックシンデレラ
5月に大井の能検を合格した藤田輝信厩舎の馬です。元々アメリカ競馬大好きマンなので、サンタアニタダービー&ケンタッキーダービーを狙えるような馬の指名も考えましたが、よくよく考えたらパイロだと国内ルート濃厚ですよねー……。今回は指名しませんでしたが、東京ダービーに出るようなことがあればそれはそれで嬉しいですね。

⑬カズヴィトシャ

 父ルーラーシップ 母ボンジュールココロ
調教が良かった枠。ドラフト制の他POGでは競合の関係で2位に指名したものもありましたが、ミスドバウィ21やロンギングキイ、エレクトリックブギほどのストロングポイントや愛着があるという訳ではなく、調教がよかったとはいえシュトラウスほど抜群に動いているわけでもなく……ということで指名外。

⑭スマイルカナ(ばんえい)

 父インフィニティー(日本輓系種) 母スマイルセンショー(日本輓系種)
ばんえい牝馬枠。HaPOGのルール上ばんえいの牝馬はどうしても黒ユリ賞頼りになるので、ばんえいオンリー指名の人以外が選ぶのはちょっとリスキーなのかな~。…….なんて思っていたら、A-1勝っちゃった……。

⑮エスカル

 父American Pharoah 母Pretty Girl
非社台系のPOGではほとんど指名した馬です。森厩舎なので、HaPOGルールであればうっかりの遠征を期待しての指名も有りだったかも。最近はゲートから追う練習ばかりしています。

⑯シトラール

 父スワーヴリチャード 母ジンジャーパンチ
昨年はタスティエーラの一口が景品になっていたでお馴染み、ノーザンホースパークマラソン景品対象馬のうちの1頭です(他にはレィズさん指名のアルセナールや、どりるカヲルさん指名のフルレゾンなど)。個人的にHaPOGで誰も指名が無かったことに対して驚いた馬が何頭かいますが、その中でも最も驚いた1頭でした。
ずっと順調に来ていて、直近6月4日の調教で素晴らしい動きを見せているなど、現時点で非指名を一番後悔しています。命取りになりそう。。。

⑰アメリカンチケット

 父Justify 母A Z Warrior
吉澤ステーブルしか勝たん。
日本におけるJustify産駒は率が悪いので軽視していましたが、青竜ステークスを勝ったユティタムのスケールが随分と大きく見えたので、急いでリストに追加した形でした。

まだまだ候補馬はいましたが、本格的に指名を悩んだのはこのあたりでしょうか。では皆様、1年間よろしくお願いしますm(_ _)m


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