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2019ワシントン・ナショナルズ 通信簿 投手編

創設51年目して初の世界一に輝いた2019年のワシントン・ナショナルズ。そんな最高のチームのメンバーの通信簿を付けていきたいと思います。

世界一になったなら全員最高評価で良いだろ!とはいきません。レギュラーシーズンからワールドシリーズGame7まで含め、全体的に評価していきます。

このNoteを作成するに当たって、こちらの助手さんのNoteにあるヤンキースの通信簿を参考にさせて頂きました。

↓(参考にさせて頂いた助手さんのNYY通信簿)
https://note.mu/bryce34/n/na4c7ffa4dd6e

↓(助手さんのNoteホームページ)
https://note.mu/bryce34

下記のような評価基準で書いていきます。

【評価方法】
S:最高評価
A:よく頑張りました
B:頑張りました
C:まずまず
D:もう少しやれたのでは
E:最低評価
※A~Dには+と-もアリ

より詳しく言うと下記のような形で書いていきます。

【書き方】
○○・△△(選手名) 評価(S~E)
レギュラーシーズンの成績
ポストシーズンの成績

※その下に選手の好評について記述

先発投手

まずは今季フル回転してくれた先発投手陣を評価していきたいと思います。「甘過ぎる!いや、辛口過ぎる!」など意見は分かれるとは思いますが、あくまで"個人的な評価"なので悪しからず。ではスタート。

マックス・シャーザー 評価:A+
27試合 172.1回 11勝7敗 防2.92 243奪三振
6試合 30.0回 3勝0敗 防2.40 37K

今季自身2度目となるIL入りをしたエースのシャーザー。この時初めに浮かんだ感情は「そもそも今まで1回しか離脱したこと無かったんか…」でした。笑

2015年にデトロイト・タイガースからFAで加入し今季5年目。防御率や奪三振数は流石の数字をマークしていたものの、激ヤバお笑いリリーフ陣のせいで勝ちが全く付かず、開幕から5月末まで僅か3勝に終わります。

しかし流石は3度のサイ・ヤング賞投手。6月に入ると登板した6試合全て勝利投手に。防御率は1.00をマークし月間MVPに輝きました。

怪我明け以降は不安定な投球が続くも、負ければ終わりの地区シリーズGame4での7回1失点の好投や満身創痍ながらナショナルズのため、そして自分自身の栄光のために魂の投球した大エースは離脱しようがA+の評価です。


スティーブン・ストラスバーグ 評価:S
33試合 209.0回 18勝6敗 防御率3.32 251奪三振
6試合 36.1回 5勝0敗 防御率1.98 47奪三振

怪我で離脱したシャーザーに代わり、今季はエースの役割を果たしたストラスバーグ。自身初の最多勝に輝くだけでなく、ポストシーズンでも最多勝&ワールドシリーズMVP。さらには奪三振数でもキャリアハイをマークするなど、最高の1年を送れたのではないでしょうか。

8月には登板した5試合で全て勝利し、防御率は1.18。月間MVPに輝きました。6月のシャーザー、8月のストラスバーグですね。笑

ポストシーズンでも6試合で5勝、さらには登板した試合でナショナルズは全試合勝利、負ければ終わりのワールドシリーズGame6での9回途中2失点の好投と文句無しの最高評価Sです。

パトリック・コービン 評価:A+
33試合 202.0回 14勝7敗 防御率3.25 238奪三振
8試合 23.1回 2勝3敗 防御率5.79 36奪三振

今年アリゾナ・ダイヤモンドバックスから6年$140M(約151億3500万円)の大型契約で加入したコービン。移籍一年目ながら200イニングをクリアし14勝&200奪三振も達成し、強力なナショナルズ先発陣の一角を担いました。個人的にはジオ・ゴンザレスの代わりのような役割を果たしてくれていると思っております。

レギュラーシーズンで素晴らしい成績を残し、望んだポストシーズンでは地区シリーズ初戦の先発を任され6回2失点の好投を見せたり、リリーフで登板したりとフル回転し、移籍初年度からナショナルズのために貢献してくれました。

ポストシーズンの防御率は5.79ではありますが、先発とリリーフを器用に両方こなした部分や世界一を賭けたワールドシリーズ最終戦での勝利の確率をグッと引き上げた3イニング無失点の神リリーフなど良い印象なので限りなくSに近いA+評価です。来季以降はさらに活躍してくれるという期待も込めて。

アニバル・サンチェス 評価:A
30試合 166.0回 11勝8敗 防御率3.85 134奪三振
3試合 18.0回 1勝1敗 防御率2.50 18奪三振

コービン同様、今年からナショナルズに加入したアニバル。開幕してから0勝6敗の頃は活躍に疑問しされていましたが、5月からは復調(防御率1.65)していたので心配はそこまでしていなかったですね。

実際0勝6敗以降は防御率はめちゃくちゃ良い!とは言えないものの、11勝2敗とローテ4番目の投手としては余りある素晴らしい成績でした。特に後半戦に入ってからのカブス戦やツインズ戦での好投は強く印象に残っています。

ポストシーズンではセントルイス・カージナルスとのリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)の初戦で8回途中までノーヒットピッチングをする最高の投球を見せてNLCSの初勝利の勝利投手となり、ワールドシリーズ初出場の勢いを付けてくれた選手でもありました。そんな彼には「よく出来ました」と言いたいです。

先発/リリーフ

先発とリリーフを共にこなした選手の好評です。

ジョー・ロス 評価:C-
27試合 64.1回 4勝4敗 防御率5.48 57奪三振
2試合 7.1回 0勝1敗 防御率5.14 1奪三振

トミー・ジョン手術から復帰して、初のフルシーズンを迎える今年は本職の先発とは違うリリーフを任されることになりましたが、これが絶望的にハマらず前半戦17試合に登板し防御率は11.05と壊滅的な数字を叩き出します。

しかしシャーザーの離脱に伴い先発ローテに加わると8月は5試合に先発し3勝0敗 防御率1.05とエース級の活躍を見せました。

しかし9月は一転し防御率5点台と振るわなかったですが、ポストシーズンではワールドシリーズGame3で苦手のリリーフ登板をすると2イニングを0に抑えます。さらにGame5では登板回避のシャーザーに代わり、ワールドシリーズ初先発を経験します。

来季以降は先発1本で初の2桁勝利を目指して頑張って欲しいです。個人的は来年目指して欲しいのは最低でも今季のアニバルのような活躍を!

エリック・フェッディ 評価:C-
21試合 78.0回 4勝2敗 防御率4.50 41奪三振
ポストシーズン登板なし

2014年ナショナルズのドラ1投手。ナショナルズのドラ1はスティーブン・ストラスバーグやブライス・ハーパー、アンソニー・レンドーンといったすぐに主力になった選手が目立つのもあってか、「なかなか芽が出ない」というのが率直な感想です。

それでも今季はキャリア最多の21試合に登板し、見れるレベルにはなってきました。アウェイでは7試合5先発で防御率2.17と強さを発揮していますが、ホームでは14試合7先発で防御率5.88なのは致命的な欠陥ですね。左打者に対して防御率5.54と滅法弱いのを克服すれば、MLBで活躍する活路を見い出せるかも?
真っスラ気味の独特な4シームを上手く活用出来れば生きる道はあると思っています。

オースティン・ヴォス 評価:C+
9試合 43.2回 2勝1敗 防御率3.30 44奪三振
ポストシーズン登板無し

昨年の防御率6.57から大幅に改善したヴォス。前半戦は去年と変わらないな、と思っていましたが後半戦再びMLBに昇格すると6試合5先発で防御率2.17と来季へ大きな期待を抱かせる投球を見せてくれました。

ロスやフェッディと同様に来季は先発ローテに食い込んで来て欲しい存在なので、切磋琢磨してレベルアップしてもらいたいですね。

ほとんど膨らみが少なく、曲がり幅も保っているスラッターの質の良さはナショナルズでも屈指のレベルにあるので、出力不足の4シームの質を更に上げる&チェンジアップなどのサードピッチの向上に期待します。今季は成長が見られたのでC+の評価です。

ジェレミー・ヘリクソン 評価:E
9試合 39.0回 2勝3敗 防御率6.23 30奪三振
ポストシーズン登板無し

昨年は19試合に先発し、防御率3.45とストラスバーグ離脱をカバーしてくれたヘリクソン。今季は全く良いところがありませんでした。

印象に残っていることと言えば、開幕してからハーパーが移籍後初のナショナルズ・パークに凱旋をして大ブーイングの中、右中間スタンドに叩き込んだ時の投手だったことくらいですかね。あのバットフリップめちゃくちゃカッコよかったです(小並感)。

その後は5/21に10日間のIL→6/25に60日間のIL→10/1にマイナー契約を結びなおすという形で全くMLBに上がってきませんでした。

来季はどうなるか分かりませんが、2018年は好投を見せていたのでまたMLBの舞台で活躍する場面をみたいですね。

リリーフ

さぁ、お待ちかねのリリーフの好評です。もうここからが本編といっても良いでしょう。今季MLB30球団の内、最下位の防御率5.66を叩き出し、ドン引きレベルの成績を残したリリーフがズラリと並ぶので身体に大きな負担がかかります。体の弱い方は気分が悪くなられることがあるため、ここでNoteを閉じることをお勧めします。

大丈夫な方はこのままお付き合い下さい。

ワンダー・スエロ 評価:B-
78試合 71.1回 6勝9敗 防御率4.54 81奪三振 1S
4試合 2.0回 0勝0敗 防御率4.50 2奪三振

記念すべき1人目はインスタライブ芸人(俺しか呼んでない)の異名を持つ、ワンダー・スエロ。毎度毎度インスタライブを行なったり、カッコつけた投稿をしまくっている陽キャラです。

しかしメンタルは劇的に弱く7度のセーブ機会で成功したのは僅かに1回。クローザーには不向きなのが今年ハッキリと分かりました。

ホーム防御率は41試合に登板し3.44と悪くないものの、アウェイでは37試合で5.71と常に打たれていました。4,5月の防御率は共に6点台で「何でコイツDFAされへんねん…」と心の中で思っていましたが、夏を迎えるとテンションが上がったのか6,7月は共に防御率2点台と急に改善されました。

また8,9月になると疲れからか4点台と振るいませんでしたが、リリーフが壊滅的な中で78試合を投げ抜いてくれた事は非常に有難かったですね。来季は何とか防御率2点台を目指して頑張ってもらいたいです。
2点台ならインスタでイキって良し!

↑(スエロがイキリ散らしてる画像。インスタより)

タナー・レイニー 評価:A
52試合 48.1回 2勝3敗 防御率3.91 74奪三振
9試合 6.2回 0勝0敗 防御率6.75 6奪三振

タナー・ロアークとの「Wタナートレード」でシンシナティ・レッズからやって来たレイニー。5月に昇格すると最速101マイルに到達する4シームを軸に縦割れの140キロ超のスライダーのツーピッチでグイグイ押していくスタイルの投手です。

無理な回跨ぎにより6月と8月は成績を落としたものの、しっかり1イニングだけ任せることが多かった7月は10試合で防御率1.08、9月は13試合で2.84と安心して見ることができました。

あんなゴリ押しスタイルで74奪三振を奪えるのは魅力的なので来季は期待大です。

改善点を挙げるとするならば制球力。48.1イニングで38個の四球は流石に多いですね。四球が増えているのは4シームと速い縦スラのツーピッチにも関わらず、縦スラがビックリするほどストライクゾーンに行かないことで4シームを際どいゾーンに投げざるを得なくなり、四球を出してしまうパターンが多く見られたので来季は縦スラの制球力UPと3球種目にチャレンジしてみても良いかもしれませんね。

ショーン・ドゥーリトル 評価:A
63試合 60.0回 6勝5敗 防御率4.05 66奪三振 29S
9試合 10.1回 0勝0敗 防御率1.74 8奪三振 2S

昨年は43試合に登板し防御率1.60と圧倒的な成績を残したクローザー。しかし今季は彼以外のリリーフがほぼ壊滅的な状態だったため、8回からマウンド上がることが多く2イニングセーブを何度もやらされていました。

その結果ドゥーリトルは壊れてしまい、生命線だった自慢の4シームで空振りが取れなくなりボコボコに打たれてしまいます。ナショナルズのお笑いリリーフ陣の恐ろしさは絶対的クローザーさえも飲み込んでしまうというところでしょう。

ただ壊れたままで終わらないのがドゥーリトル。6,7月は共に防御率2.45と再び輝きを取り戻します。さらにトレードでダニエル・ハドソンやハンター・ストリックランドらが加入したことで負担が減るかと思いきや、また酷使によって8月は防御率12点台に。完全に疲弊し切っており、見ていて辛かったです。

ナショナルズはドゥーリトルを1度ILに入れリフレッシュ期間を設けて、休みから復活した後の9月の防御率は2.25と再び復活。ポストシーズンでも防御率1.74とサ○ミオリジナルより薄いナショナルズのリリーフ陣を救ってくれました。なので防御率4点台だろうと、「よく頑張りました」と言いたいですね。ゆっくり休んでください。

ダニエル・ハドソン 評価:S
24試合 25.0回 3勝0敗 防御率1.44 23奪三振 6S
9試合 9.2回 1勝0敗 防御率3.72 10奪三振 4S

今年の世界一の瞬間の最後のマウンドに居た選手となったハドソン。彼を一言で言うなら「救世主」でしょう。

壊滅的リリーフ陣の中で途中加入しフル回転で大活躍を果たした彼にはもう頭が上がりません。特に9月は当たり前のように2イニングセーブを成功させたりと9試合を投げて防御率0.00と神のような投球を見せてくれました。いやもう神のような、ではなく神なのかもしれません。

ポストシーズンではワイルドカードゲーム、リーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズを締めてくれて回跨ぎも難なくこなしてくれました。文句無しのS評価です。出来ればナショナルズと再契約してもらいたいですね。ナショナルズは全力で引き留めて!

マット・グレース 評価:E
51試合 46.2回 1勝2敗 防御率6.36 35奪三振
ポストシーズン登板無し

ナショナルズお笑いリリーフの1人。今季は51試合登板するも延々と打たれまくり失点を積み重ねていった投手です。

昨年は56試合に登板し防御率2.87と今季もナショナルズのリリーフの良心となるはずが、まさかのキングボンビーに。流石に最低評価を付けざるを得ません。

8月末にDFAされ、9月頭にアウトライト、さらには現在FAとなっています。去就はどうなるんだろう。

ハビー・ゲラ B-
40試合 53.2回 3勝1敗 防御率4.86 42奪三振 1S
2試合 3.0回 0勝0敗 防御率3.00 1奪三振

5月中旬にトロント・ブルージェイズからアウトライトされていたところから獲得し、5,6月ではひたすら投げまくった回跨ぎ職人。毎度毎度2,3イニング投げていたような気がします。

デーブ・マルティネスによる鬼の回跨ぎ起用で7月に疲労が溜まって打ち込まれるとDFAされるという酷い仕打ちを受けましたが、また再契約しアクティブに復帰すると8月から当然のように回跨ぎをさせられていました。見ていて滅茶苦茶可哀想でしたね。。

エゲツない起用にも耐え、DFAされても耐えたゲラには「よく頑張りました」と言いたいのでB-の評価です。ワールドシリーズでも2試合投げてくれました。

フェルナンド・ロドニー 評価:B-
38試合 33.1回 0勝3敗 防御率4.05 35奪三振 2S
6試合 4.2回 0勝0敗 防御率3.86 5奪三振

皆さんお馴染みのロドニーおじさん。開幕はオークランド・アスレチックスに居ましたが、その後はナショナルズに加入し黙々と投げ、防御率4.05をマークしました。8月は11試合に登板し防御率2.70と復活か?と思いましたが、9月は5.91。いつものロドちゃんが帰ってきました。

ナショナルズのリリーフの中で防御率4.05はもはや好投手の域なのでB評価です。普通に見たら頑張ったか?となるので-を付けてます。

今季18年目にして900登板&900イニングを超えたレジェンドの来季以降の活躍に期待です。まだ現役で頑張ってもらいたい🏹


トニー・シップ D
36試合 21.0回 1勝2敗 防御率4.71 18奪三振

ナショナルズお笑いリリーフの1人。昨年はヒューストン・アストロズで防御率1点台をマークし、ナショナルズを救うリリーフとして期待されましたが、開幕から4月終了時点まで防御率7.36と期待外れ。

しかし5月に防御率2.45、6月は防御率1.69と好投を見せているように見えますがほとんどワンポイントでの起用のため、割と打たれていて数字ほど印象は良くないです。

そして7月にはまたしても防御率5.79と打ち込まれてDFA。昨年の輝きはほとんど見られないままにナショナルズを去りました。

カイル・ベアクロー 評価:D
33試合 25.2回 1勝2敗 防御率6.66 30奪三振
ポストシーズン登板無し

デーブ・マルティネスの謎起用によって破壊された投手。今オフにマイアミ・マーリンズからトレードで加入し、勝利の方程式の一角として期待されたベアクローは4月に13試合登板で防御率1.93と磐石の結果を出します。

ドゥーリトルと共にマトモに見られる貴重なリリーフでしたが、余裕で負けている時にも何故か登板し疲労が蓄積されていきました。

その疲労が5月中旬、遂に爆発。ドジャース戦で1回4失点を喫すると、5日後のカブス戦でも1回持たず3失点。6月に入っても打ち込まれDFAという結果に。防御率は6.66と悪魔の数字、オーメンです。

その後サンフランシスコ・ジャイアンツに拾われてセプテンバー・コールアップで昇格すると10試合で防御率2.25と復活を遂げていました。悲しくなります。

ハンター・ストリックランド 評価:E
24試合 21.0回 2勝0敗 防御率5.14 15奪三振
2試合 2.0回 0勝0敗 防御率18.00 3奪三振

しょうもないことでハーパーに喧嘩を売り、ナショナルズファンの反感を買っていた粘着野郎がシアトル・マリナーズからやってきました。

個人的には「活躍したらまぁ怒りも収まるだろう」と思っていました。結果8月は防御率3.18と"ナショナルズのリリーフにすれば"超優秀な投球を続けていましたが、9月に入ると12試合で防御率7.45と大炎上。

原因としては対右打者の防御率は2.35なのに対して、対左打者に防御率11.00と弱過ぎるのもあるでしょう。

さらには顔面にウェイトのバーを落として怪我したりとナショナルズのお笑いリリーフ要素だけキチンと受け継いでフラストレーションが溜まっていた中、地区シリーズで2被弾しさらにイライラを募らせました。余裕のEです。

「おい、粘着。チャンピオンリングだけ一丁前に掻っ攫いやがって。来年以降は60試合以上投げて防御率0点台じゃないと死ぬ程叩くからな貴様。」なんて全く思ってません。来季は挽回してもらいたいです。てかしろ。

ジャスティン・ミラー 評価:D-
17試合 15.2回 1勝0敗 防御率4.02 11奪三振
ポストシーズン登板無し

昨年5月末に彗星の如く現れ、ナショナルズの選手としてデビューしてから8試合連続で無失点の快投。トータルでも51試合に登板し、7勝1敗 防御率3.61と苦しいブルペンを救った救世主です。

しかし今年は昨年と真逆。開幕から打ち込まれ4月の防御率は5.40と不振に悩まされました。

その後5月は7試合で防御率2.84と復調するも、60日間のIL入りをし、その後DFA、アウトライトされFAとなりました。去年はありがとうの意を込めてD評価。

ダン・ジェニングス 評価:E
8試合 4.2回 1勝2敗 防御率13.50 9奪三振
ポストシーズン登板無し

4/30と5月中旬までという短い期間だけいた人。初めの3試合は無失点でしたが、後々ボコられ5/20にDFA。

ジョニー・ベンダーズ 評価:E
3試合 3.1回 0勝1敗 防御率5.40 5奪三振
ポストシーズン登板無し

昨年やっと復活したベテラン。ナショナルズ来るとは思いませんでしたね。思い出はデトロイト戦で好投したこと。すみませんが、Eです。

カイル・マゴウィン 評価:E
7試合 16.0回 0勝0敗 防御率10.13 18奪三振
ポストシーズン登板無し

昇格しては打ち込まれてマイナーに、また昇格しては打ち込まれてマイナーにを繰り返してた人。確かエスピノーザとのトレードできた気がする。来季は何とか活躍して欲しいけど、今季は余裕でE。

ジェームズ・ボーキュー 評価:E
1試合 0.2回 0勝0敗 防御率54.00 0奪三振
ポストシーズン登板無し

めっちゃイケメンだけど、髭が気になる人。

マイナーで結果出してMLBに昇格したけど僅か1登板で結果を出せず。来季は這い上がって来て欲しい。

マイケル・ブレイゼック 評価:E
4試合 5.0回 0勝0敗 防御率7.20 0奪三振
ポストシーズン登板無し

2017年にナショナルズに4者連続HRを打たれた人。

けど普通に良い球を投げてたので、正直長い目で見ればリリーフで割と良い線いったんじゃねぇの?と思いましたね。

もうFAになってナショナルズには居ないですが、良い球投げてたので是非頑張ってもらいたいです。

オースティン・アダムス 評価:E
1試合 1.0回 0勝0敗 防御率9.00 2奪三振
ポストシーズン登板無し

ナショナルズからDFAされた後、マリナーズに移籍してから開花し29試合で防御率3.77と頑張っていました。ナショナルズから移籍したリリーフが他チームで良い投手になるのが多過ぎてメンタル的にキツいです。

悲しくなってきましたが、どんどん行きます。

ロエニス・エリアス 評価:E
4試合 3.0回 0勝0敗 防御率9.00 2奪三振
ポストシーズン登板無し

ストリックランド同様マリナーズからトレードで来たものの、マジで何しに来たのか分からない人。

何か打席に立ってベース駆け抜けた後にIL入りして、たった4登板だけに終わったのにも関わらずインスタを覗いてみると滅茶苦茶ナショナルズが勝ち上がったのを自慢したり、ワールドシリーズチャンピオンになったのを自慢していて爆笑した。「お前何もしてないやん」というのがマジで声に出た。

スエロに次いでインスタ芸だけは一丁前なのは分かったから来季は結果出してね。Eです。

アーロン・バレット 評価:😭**
3試合 2.1回 0勝0敗 防御率15.43 1奪三振
ポストシーズン登板無し**

2015年以来、4年振りに怪我から復帰した際にはマジで感動しましたし、ワイルドカードゲームで彼が始球式を務めたのは泣きそうになりましたね。「おかえり」と言いたいです。

アトランタ戦で抑えた後に涙を流し、それをアニバルらが慰めていたのが印象的でした。

オースティン・ウィリアムス 評価:🤯**
2試合 0.1回 0勝0敗 防御率162.00 1奪三振
ポストシーズン登板無し**

いや、防御率162.00て。何じゃそれ。今年はマイナーでも防御率7.71だったそう。

あと滅茶苦茶イケメンなのが逆に腹立つ。来季は何とか活躍してくれとは言わんが、頑張ってもらいたい。

トレバー・ローゼンタール 評価:∞
12試合 6.1回 0勝1敗 防御率22.74 5奪三振
ポストシーズン登板無し

ラストは勿論この人。面白過ぎる。歯磨き粉のスカウターはドラゴンボールのように故障することないですが、最後の最後で故障しました。測定不能です。

4試合連続で1アウトも取れず防御率インフィニティと散々disられまくりました。

ナショナルズのお笑いリリーフ陣のコア的存在でしたが、お笑いらしさを発揮し過ぎたせいでDFAを食らってデトロイトへ。

初めて彼がアウトを取った時はお祭り騒ぎでしたが、その後もインフィニティらしい投球を続け6.1イニングで15四球とトンデモない暴走っぷりを披露していました。

球は100マイルを超えたり速かったんですが、生憎のコントロールが制御不能でしたね。評価は測定不能な為∞です。

最後に…

これだけカオスなリリーフ陣でゲラゲラ笑っていた序盤からは世界一になるというのは想像も付かなかったですね。笑

ホントに先発投手陣がよく頑張ってくれました。お疲れ様でした、そしてありがとう。

次回は野手編です。時間がかかると思うので、また少し先の投稿になると思います。

ここまで見て下さった方々、ありがとうございました( ^ω^ )

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