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辿り着くところは痒み

と、書くだけで痒くなりそうな感じがする。
これは、ぜいたくな不快の一つのような気がしてきた。

サルの毛繕い。
おなかが減っているサルは、そんなことしないだろう。
ご飯を探しているか、だれかと戦っている。

ヤギのスリスリ。
もちろん、エサを食べているときにアブや蚊にたかられたら、嫌がるが、満腹ですることがなくなり、欲求で強いていえば痒いところがあるかな。そういう感じで人に痒い所を差し出す。ハイハイここですね。

ああ、そうだろう。一時期、床屋の類で洗髪しながら「痒いところ、ありませんか」と聞かれた頃があった。当時は、馬鹿にするな、そんなとこない!と言いたくなることもあった。面倒くさいから「至るところ痒い」と言うことだけは思いついたこともあった。なにもすることがない人は痒みぐらいしか思いつかないのだろうか。はたまた、頭だけ熱くなるとアレルギーではないが、ぼおっとなって痒くなる人がいるのであろうか。


真剣に痒い人は、美容院で掻いてもらうのではなくて病院に行くのだろう。他の専門病院に比べて、痒みを訴える患者さんが多い皮膚科は、はやっているような気がする。



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