僕らの海でまた会おう
Aqoursが大好きな君へ、ひとつ質問があります。
あなたは、「ラブライブ!サンシャイン!!Finale LoveLive!」というAqours最後のワンマンLIVEを素直に受け入れられましたか?
答えは人の数だけあるかもしれませんが、きっとこれを読んでくれている君の中でこう思う人がいるかもしれません。
簡単に受け入れられるわけがないって。
受け入れているかもしれない君も、きっと何かを誤魔化しながら前を向かなきゃいけないから。
「ラブライブ!サンシャイン!!」という物語に、足掻き続けたAqoursに、こんな時こそ前を向くことを教えてもらったから。
苦しくても前を向こうとしているのかなって思います。
だから受け入れている人も、受け入れようとしている人も、受け入れられなくて苦しくて、涙があふれて止まらない人にも。
Aqoursが大好きな君へ、僕からの言葉を届けます。
永久
2024年6月30日の夜20時から、「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 9周年プロジェクト発表会」の配信がスタートしました。
9人そろったAqoursに、いつもの「Aqours☆HEROES」のジングル。
皆さんはどう思いましたか?
懐かしいなあ、なんて思ったり。
Aqoursちゃん9人の生放送初めて見るんだけど!!なんて、嬉しく思ったりしたんじゃないんかなあ、なんて勝手に想像してます。
僕はなんだか当たり前だった景色が凄く懐かしくて、不思議とうれしい気持ちになりました。
これがAqoursにとっての「普通」だったなあ、って
そこから配信開始直後に9周年の「永久hours Project」の情報が発表されましたね。
きっとあまりのスピード感に驚いた人も多いんじゃないんかなって思います。
「沼津地元愛祭り2024」の開催決定や、ショートムービー「きょうのAqours」新作制作決定に「9周年記念展示イベント」。
たくさんの未来の約束がそこにはあふれていて。
9周年のAqoursは前人未踏を目指すんだな…!ってわくわくしていた矢先、伊波杏樹さんが神妙な面持ちをしながら、
と告げました。
つま恋かな、それとも7thかな、と色んな人が胸の中で思った中、流れ出したのはメルパルクの映像。
あ、やばい。直感的に思いました。
Aqoursはあまり過去を振り返ったりしません。
Aqoursは自分たちがした事に意味を見出すので、通った道のりはただ軌跡として輝いてそこにあるだけです。
それを誇ったりしない、いつだって未来の約束をしてくれる。
だから、そんなAqoursがメルパルクから6th <WINDY STAGE>まで振り返った瞬間気づいてしまったのです。
なにか、終わらせようとしているって。
「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours Finale LoveLive! ~永久stage~」開催のお知らせ。
これが最後のAqours9人のワンマンLIVEだ、と。
いきなり、運命が目の前に突き付けられました。
頭の中が真っ白になって、息が苦しくなって。
涙はもはやあふれず、心の中にあるのは「なんで?」という純粋な疑問だけ。
つま恋の逢田さんのインスタで言ったよね、
Aqoursの大切な5周年イヤーは今しかないけど、だったら10周年を目指したらいい、って…
Aqoursまだまだやりたいことある、って。
「なんどだって約束!」って…
解散はしないし、これがさよならじゃないって、言ってくださったのもわかる。でも、9人のAqoursだけのLIVEはもう…
色んな思いが浮かんでは消えて、心の中をぐちゃぐちゃにしました。
一番辛かったのは、伊波さんが言葉に詰まった瞬間。
伊波さんがAqoursの活動の中で泣いていたり、泣きそうになっていたの、僕はほとんど知りません。
例えばアニメ1期制作決定の生放送の時、例えば3rd 埼玉 Day1でロンバクを成功させた後の「MIRACLE WAVE」披露後の暗転の時。
例えば、「DREAMY CONCERT」Day1のMC。
そんな敬愛するリーダーの想いがあふれてしまっていました。
閉校した後、浦の星女学院の屋上にいた彼女が、泣かないって決めていた彼女が、思わず涙があふれてしまったように。
あの瞬間、僕の心は何も分からなくなってしまいました。
どうしたらいいんだろう。
その後、泣かないって決めていた自分を泣かせた言葉がありました。
ああ、本当に終わりなんだ、って。
やっと理解しました。
夢を追い続けたAqoursが、最後まで挑戦者であり続ける。
そんな覚悟の言葉を聞いた瞬間、やっとわかりました。
Aqours、区切りを付けるんだ。
終わりを実感して、ぽろぽろと涙が溢れました。
泣かないって決めてたのにな。
生放送が終わり逢田さんからのメッセージが、XとInstagramに投稿されました。
生放送中も伊波さんが言ってました。
これを読んでくれている君はどう思ったのでしょうか。
悔しさ。悲しさ。やるせなさ。
途方もない絶望感、現実が認められなくて苦しい。
そしてなによりも、寂しい。
一番あの発表で辛かったのは、Aqoursの9人だよ。
でも、自分も辛いよ…
Aqoursの活動がずっと続くと思っていたから、こうやってFinale LoveLive!が発表されてやっと気づいた。
こんなにもAqoursのこと好きだったんだ…
そう思ったのかな。
僕の言葉なんてただの推測に過ぎません。
でも、絶対ひとりひとり、言葉に上手くできないような気持ちが胸の中にうずまいていたんじゃないんかなって思います。
だから、都合よく前なんて向けるはずがない。
そんなすぐ笑顔になれるはずがない。
寂しい気持ちにならない、なんてできない。
そう思うと同時に、
でも、Aqoursがそう言ってるから、前を向きたいよ…
出来るなら自分だって、笑顔でAqoursのFinaleを祝福したいよ…
だって、Aqoursが大好きなのだから。
全員がそういった気持ちじゃなくても、今この文章を読んでくれている君は、きっとそう思ったんじゃないんかなって。
僕は思いました。
少しだけ僕の話をします。
僕にとって、Aqoursの言葉は「全て」です。
彼女たちの言葉はいつだって僕にとって正しくて、暖かくて、優しくて。
だから誤魔化しながらでも、嘘ついてでも、強がってでも。
フリでもいいから、前を向いて笑顔でいよう。
「寂しくないよ」ってAqoursに伝えよう。
そう僕は誓い、Xに綺麗な言葉だけ並べました。
本当は寂しいのに。
悩んで悩んで、どうしたらいいか分かってるけど、うまく向き合えなくて。
生放送のMCを全部文章に書き起こしたりして、Aqoursのことだけ考え続けて、寝る前に少しだけ答えが見えた気がして。
目覚めて違う朝を迎えた後、ようやくわかりました。
本当はどう思ってるのか。どう向き合えばいいのか。
そして、どうしたらいいか。
つまり出会いの意味は 一緒にいることさ
読んでくれている君の中にある、そして僕の中にある気持ちはきっと「寂しい」なんじゃないんかな、って思います。
僕も悲しさや、戸惑い、無力感とかいっぱい感じてますけど、一番は、やっぱり寂しいです。
だって、ずっとずっと一緒だと思っていたから。
何年たっても、大人になっても、おじいちゃん、おばあちゃんになっても、永遠なんてないかもしれないけど。
ずっとAqoursがLIVEをやって、それが生きがいになって、また生きようって思えて。
大げさかもしれないけど、人生の一部になって。
そんな日々が続いていくことを願っていたから。
寂しいんじゃないんかなって。
でも、気づきました。
ここまで生きてこれたこと。今この瞬間泣いてしまうぐらい寂しいこと。
全部全部、ぜんぶ。
Aqoursと出会えたから生まれた感情なんだって。
出会えてなかったら、寂しくなんてなかった。
出会えてなかったら、Finale発表で泣くなんてなかった。
出会えてなければ、こんなにも苦しいくらい、好きになることなんてなかった。
こんなの、最悪の出会いだ。
こんなにも心が揺さぶられて、こんなにも好きになるなんて思ってなくて。
色んなことから逃げたかった自分に逃げない理由をくれた、最悪な出会い。
でも、この出会いがみんなを、僕を変えたんだ。
まだ出会いにどんな意味があるか知らなかったAqoursと僕たちが、やっと分かったんだ。
出会いの意味は今この瞬間、一緒にいることなんだって。
ゼロにならないなんて、綺麗ごとだと思うかもしれません。
悲しみに満ちた心に「Over the Rainbow」や「Next SPARKLING!!」の言葉なんて、素直に入ってこないかもしれません。
でも、ゼロにならないんですよ。
どれだけ悲しくても、どれだけ寂しくても、その寂しさや涙こそ、Aqoursと出会ってここまで好きで居続けて、走り続けた事の証明になる。
Aqoursと自分たちの軌跡は消えない。
何もかも嫌になって、暗い夜に思わず浸っていたくても、次の朝登ってくる太陽に照らされるように。
消したくても消えない、夢そのもの。
今はもう、0から1じゃない。
大丈夫、なくならないよ。
浦の星も、この校舎も、グラウンドも、図書室も、屋上も、部室も、海も、砂浜も、バス停も、太陽も、船も、空も、山も、街も。
Aqoursも。
全部全部ここにある、ここに残っている。
0には絶対ならないんだよ。
私たちの中に残って、ずっとそばにいる。
ずっと一緒に歩いていく。
全部私たちの一部なんだよ。
だから!
いつも始まりは0だった。
始まって、一歩一歩前に進んで、積み上げて。
でも気づくと0に戻っていて、それでもひとつひとつ積み上げてきた。
何とかなるって、きっと何とかなるって信じて。
それでも現実は厳しくて。
一番叶えたい願いはかなえられず。
また0に戻ったような気もしたけれど。
わたくしたちの中には、色んな宝物が生まれていて、
それは絶対消えないものだから。
青い鳥があの虹を越えて飛べたんだから、
私たちにも、きっとできるよ!
僕は我儘かもしれないですけど、君に伝えます。
0から歩み続けたAqoursのFinale。
0から紡ぎあげた僕たちとAqoursの軌跡。
きっとぜったい消えないステキな宝物だからこそ、絶対に君と一緒に笑顔でFinaleを迎えたい。
今すぐ前なんか向かなくていい。
浦の星女学院が無くなったとき、つま恋の延期が決まったとき、Aqoursも僕たちもすぐ前なんて向けなかった。
でも、そこで止まらなかったんだ。
止まらなかったから、今こうやってAqoursがFinaleを向かえようとしているし、2025の地元愛祭りも開催決定している。
「キセキヒカル」で歌われたことそのもので、休んでも止まらなければいいんだ。
きっと、もう動けないよって思う君も。
悲しくて動きたくないよって思う君も、大丈夫だと僕は思います。
だって、Aqoursのこと、好きでしょ?
泣いてしまうぐらい、こんなにも苦しくなるぐらい。
だから、きっと、大丈夫なんだよ。
そうやって、言うんじゃないんかな。
オレンジ色の髪をした彼女が、太陽みたいに輝く笑顔で。
きっと、いつの日か笑顔でAqoursに会えると僕は勝手に信じてますよ。
だって、お互いAqoursが大好きですから。
伊波さんの言葉を載せて、最後に移りたいと思います。
最後に
僕は優しい文章は苦手で、この文章も人の為に書いたというよりは自分の為に書きました。
「きっと」っていう言葉に満ちていて、少し無責任だなあ、なんて思うでしょうか。
でも、それでも読んでくれる人のAqoursへの大切な想いを守ってあげたいなっていう気持ちは心から込めて執筆させて頂きました。
書いた後思うのは、「やり残したこと」まだまだいっぱいあるなって言うことです。
いつの日かAqoursに胸を張って会う為に、まだまだ頑張って挑戦だよね、って思いますし、自分でフラスタも出してみたいですし、Aqoursのブログまだまだ書きたいですし、何よりもAqoursにありがとうって伝えたいですし。
Finaleの先の未来はまだ分からないけど、Finaleまでは全力で足掻きたい。輝きたい。
Aqoursが教えてくれたのは、始まりもあれば、終わりもあるということ。
終わりがあるから、また新しく始まることもあること。
終わっても消えない輝きがあるっていうこと。
そして何よりも、輝くっていうこと。
教えてくれたたくさんのことに「ありがとう」って伝えるために、Aqoursに大好きって伝えるために、僕は今日から寂しい気持ちになるのはやめようって思います。
なんでかって?
もうわかりますよね。
だってAqoursのみんなが、大好きなのだから。
2024/07/01 21:02
Aqoursが大好きなファンのひとり はまーより
心からの愛を込めて
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