見出し画像

釈迦「本当に起きている人は少ない」

お釈迦さんは「人は起きているようで寝ながら生活してるようなものだ」
って言ったけど、いかに普段思考に「振り回されてた」かわかる

パスカルは「人間は考える葦である」と喝破しましたが、考えすぎもどうかというのが釈迦の言い分。たしかににその通りだと思います。

トレードでもこれと全く同じで、経験上、相場の波を完璧に乗りこなそうと思考すればするほど成績はどんどん下がっていきます。

長期下降トレンドのちょっとした戻しからすらも利益を取ろうとする。自分が持ったポジションの後押し材料をエントリー後に探そうとする。利食いするポイントとしては妥当な状況で欲張ってポジションを手放さない。

これらはすべて「早く金を稼ぎたい」「損切りしたくない」「自分の判断が間違うはずはない」「このまま上がる/下がるに違いない」「もう少しだけ…あともう少しだけ!」このような"思考"の産物にほかなりません。

トレードである程度勝っている人ならば、これらの感情がいかに不毛であるかお分かりいただけるのではないでしょうか。

上記のような"思考にまみれた状態"を釈迦は「寝ながら生活しているよう」と表現したのです。トレードで成績を上げるためには、こうした状態から脱却し本当の意味で起きていることが前提となります。

そうすればフラットな精神状態で相場と向き合えるようになり、たとえ自分の予測と反対方向に動いたとしても極度に怒ったり悔しがったりすることはなくなることでしょう。

ひいては一発逆転をかけてフルレバでポジションを持ったり、自分の力量に見合わないロットを運用して一気に破産に追い込まれるといったこともなくなるのです。