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トレーダーには責任をもってシナリオを完結させる責務がある

備忘録です。

損切貧乏とチキン利食い

トレーダーの頭を悩ませるのが損切貧乏とチキン利食い。どちらも当初自分が立てたシナリオへの自信が揺らぐことで起こる症状です。

なぜこの2つが起こるのかというと、答えは簡単で自分の手法もといエントリー判断に対する自信が少ないからですね。経験が浅く検証も大してやっていないトレーダーですと自分が考えた手法に自信が持てないことが多いです。結果、エントリーしても「あれ、これはもしかして間違ったかも?」とすぐ不安になり自分の手で決済ボタンをポチってしまうわけです。

ポジションを我が子のように思い責任をもって行く末を見守る

上記を解決するには具体的な方法というより特殊な考え方を持つ必要があると考えています。それが見出しにもあるように「ポジションを我が子のように思い責任をもって行く末を見守る」ということです。

例えば、自分の子供に中学受験を受けさせる決意をしたと想像してみましょう。この決意こそがFXでいうポジションを立てるということです。

この際、親がしてあげられることといえば塾の手配であったり受験情報を調べてあげることだったりするわけで、ここがFXでいうエントリーの根拠探しになるわけです。

ポジションを立てた後、親がしてあげなければならないのは責任をもって子供の行く末を見守るということです。たとえ受験が失敗に終わったとして、あれだけ志望校探しとか情報収集に時間をかけてやることやったんだからと、むしろ清々しい気持ちになるはずです。

FXでも同じで、エントリー判断の質が高くそこに自信があればあるほど損切りにあったときの精神的ダメージは少ないですし、ましては丹精込めて選んだポジションを目先の動きに惑わされて手放してしまうようなことはしません。

結果、チキン利食いや損切貧乏といった感情面での機会損失は減っていくのです。もし明確な根拠を持って入ったポジションであれば、損切りであれ利確であれ責任をもって行く末を見守っていきましょう。