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【横浜DeNA】中川虎大、今季1軍初登板

8/14のヤクルト戦で、中川虎大が今季1軍戦に初登板しました。
この時期に初登板というのは正直遅いですが、ファームではチーム最多登板で最近防御率が2点台になって安定してきたので、1軍昇格の声がかかりました。

中川虎は今季で高卒5年目で、阪口や櫻井と同級生になります。
また、去年ドラフトで入団した徳山や三浦と、一昨年入団の池谷とも同い年で、この世代は投手が6人もいます。
その中で中川虎がアピールできる点は、最速150km台の直球の球威と、落差のあるフォークとのコンビネーションです。
これが昨日の試合で発揮できていました。

2回を投げて被安打0、奪三振4、与四球1、無失点というほぼ完璧に近い投球で、奪三振はフォークが3、ストレートが1です。
特にフォークは山田と村上からも奪三振を取れていたので、相当良いキレで1軍でも十分通用することをアピールできました。

昨日の試合は3点ビハインドの7回からで、正直なところ敗戦処理要員でしたが、その中でも相手の主軸をしっかり抑えたことで、首脳陣からの評価は高まったはずです。
スポーツ報知の記事でも、三浦監督の称賛コメントがありました。


とはいえ、中川虎はまだようやく今季1軍登板を果たしたので、リリーフ全体で見た場合はまだまだ評価は下の方でしょう。
高卒5年目で同級生投手も多いことから、ライバルは沢山いますし、この中で結果を残せないとすぐに埋もれてしまいます。
育成出身なので、結果を残せないと切られやすいですし、これからは結果のみが求められるようになります。

中川虎(22)に近い年代で伊勢(24)や入江(23)がいますが、彼らも結果を残して今や勝ちパターンなど重要な役割を任せられています。
彼らは中川虎と同じような直球の球威がある右投手ですし、中川虎も投球に更に磨きをかけていけば、彼らのようになることも可能なはずです。

DeNAはこれから過密日程になり、リリーフは特に1人でも1軍で安定して抑えることができる投手が必要です。
その中で、中川虎がしっかり結果を残してアピールできれば、来季はもっと重要な役割を任せてもらえる可能性が出てきますし、シーズン40~50試合を投げることも可能になってくるでしょう。
是非、そうしたリリーフになれるよう、今後も安定した投球を見せて欲しいですね。

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