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【ドラフト】高卒ドラ1投手のその後の成績【育成論】

2022年の春季キャンプがもう目前で、ファンの間でもプロ野球熱が上がってきています。
横浜DeNAは今オフに大きな動きがあったことで、例年以上に注目を集めています。
中でも連日のように記事として取り上げられているのが、昨年ドラフト1位指名で入団した小園 健太投手です。

ベイスターズが過去に高校生投手をドラフト1位指名で獲得したのは、2011年の北方悠誠まで遡ります。
しかし当時は2度抽選を外したいわゆる外れ外れ1位だったのに対し、今回の小園投手は2球団競合の抽選を引き当てての獲得です。
小園投手は高校生ナンバーワンと評価されていた投手ということもあって、いやがおうにも注目が集まります。

そんな小園投手についてはファンとしては今後の活躍を大いに期待してしまうところですが、実際に高校生でドラフト1位指名を受けた投手は、その後プロでどのような活躍をしているでしょうか?
2015年以降の高校生ドラフト1位指名投手を対象に、1~3年目までの成績をまとめてみました。

高卒1年目 1軍投手成績

これを見ると、高卒1年目の1軍登板の難しさが分かります。
まず高卒1年目では、半数以上が1軍で登板していません。
そして1軍登板を果たした投手を見ても、5試合以下の登板が多いです。
これは1軍の実力があって登板したというより、1軍経験を積ませるための登板と考えられるでしょう。

実際に1軍戦力として考えられて登板したのは、小笠原と藤平の2人ぐらいではないでしょうか。
15名中2名しか1軍戦力として起用されていないことを考えると、ドラフト1位とはいえ1年目に実力で1軍登板を勝ち取るのはかなり難しいことが分かります。

以降、高卒2~4年目の1軍投手成績のまとめになります。

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