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【2024年】高卒ルーキー野手2軍成績(6月終了時点)

6月終了時点の高卒ルーキーの2軍成績をまとめてみました。

6月までの総評


昨年は松尾(DeNA)・浅野(巨人)・井坪(阪神)など打撃が光る打者が2軍で活躍して、将来の球団の顔になりそうな期待感が寄せられていた。

彼らと比べて、今シーズンの高卒ルーキーはどうだろうか?

5月終了時点では、OPS.600以上は4人(寺地(ロッテ)・山田脩(阪神)・横山(オリックス)・高見澤(DeNA))だったが、6月終了時点では寺地(ロッテ)・高見澤(DeNA)の2人になっている。
ただ、高見澤に関しては6月は13打席しか立っておらず、あまり試合に出てないことから故障離脱している可能性が高い。

全体的にルーキーたちの調子が落ちてきており、夏を迎え疲労が溜まってくるこの時期はルーキーにはやはり堪えるのだろう。
ここを乗り切ることがまずプロとしての最初の山場と言えそうだ。

今回はOPS.600超えの寺地(ロッテ)と、前回取り上げなかった打席数上位の松石(ロッテ)・鈴木叶(ヤクルト)・堀(オリックス)・濱田(日本ハム)・明瀬(日本ハム)を取り上げていく。


寺地 隆成(捕手・ロッテ)

高卒ルーキーの中でも最も打撃成績が良く、6月末時点で打率.273 1本 OPS.682と高い水準になっている。
三振数が少なく四球が多いため選球眼も優れていて、打撃センスが非常に良く、坂倉将吾や近藤健介の1年目を彷彿とさせる。
この打撃を伸ばしていけば、いずれ1軍レギュラーを獲れる捕手となっていくことが期待できそうだ。
一方、守備面はまだこれからという段階で、2軍ではチームトップでスタメンマスクを被っているが、キャッチングミスや盗塁阻止率の低さが目立つ。
高卒ルーキー捕手で1年目から守備が良いのは稀なので、この点はじっくり技術を磨いていった方が良いだろう。
捕手として育てていくならまだ1軍でどうこう言える段階ではなく、今シーズンは2軍で実戦経験を積ませていく方が良い。

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