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【横浜DeNA】1位指名予想(7月時点)

横浜DeNAの現状や直近で行われた補強・トレードなどの動きから、今年のドラフト1位でどういう選手を指名するかが見えてきました。
なのでこの段階での1位指名を予想してみます。

今年のドラフト1位は…

まず、現段階でかなり自信を持って予想できるのが、今年のドラフト1位は大学生投手になるということです。

今の投手陣の現状と、過去のドラフト傾向と、今年のドラフト候補の状況から考えて、大学生投手を指名することが1番重要だと考えました。


今の投手陣の現状

今年のDeNAは先発が安定しています。
今永・バウアー・東の3本柱が非常に良く、この3人だけでチームの半分近くの勝ち星を稼いでいます。
なので今年に関して言えば、先発の補強の必要が無いように見えるかもしれません。
ただし、来年には今永がMLB挑戦濃厚で、バウアーも去就が不明です。
となると東しか残らない可能性が高く、そうなればチームの勝ち星が大きく減るでしょう。

今永・バウアーの代わりに台頭してくる先発にも期待したいですが、現戦力からいきなりエース級の活躍を期待するのも難しく、おまけに今季1軍で投げてる投手の殆どが30代前後です。
来年には石田(31)・大貫(30)・ガゼルマン(30)・濵口(29)・笠原(29)で、1番若くて東と同世代の平良(28)になります。
20代前半~中盤の投手たちの殆どがリリーフ起用になっていて、純粋に先発が少ない状態です。

つまり今後も先発投手が出てきづらい状態で、このままいけば先発はどんどん先細りしていくでしょう。
先発は最も重要なポジションですし、途切れてしまうとチームは一気に弱体化します。
なので今年のドラフトでは大学生投手で先発候補の指名が必須です。

過去のドラフト傾向

若手の先発がいない現状については編成の方でも前から分かっていて、新たな先発の獲得は実は前から動いていました。
しかし直近5年のドラフト上位指名が、編成の目論み通りいってません。

2018年 ドラ1 上茶谷←リリーフ転向
2019年 ドラ2 坂本←リリーフ転向
2020年 ドラ1 入江←リリーフ転向
2021年 ドラ2 徳山←1軍登板なし
2022年 ドラ2 吉野←1軍登板なし

ここ5年間もDeNAは先発投手を継続して確保するため、上位で先発として期待できる投手を指名し続けてきました。
しかし、指名してきた投手が現在はリリーフ転向か1軍登板なしという状態で、先発の補強に至ってません。

上茶谷・坂本は先発経験はありますが結果が残せずリリーフですし、入江も当初は先発で起用されてましたがリリーフの方が適性が見られたため、リリーフに移りました。

彼らが今後、また先発に戻ってくる可能性もありますが、純粋に先発として期待できるかは不安ですし、先発を獲得していかなければならないでしょう。
そうなるともう、今年の大学生投手の中で1番良い投手を狙って指名するのが良いです。

今年のドラフト候補

幸いなことに今年のドラフト候補は期待できる大学生投手が多く、豊作と言えます。

この中で特にDeNAが指名する可能性が高いと思うのが、以下の3人です。

  • 西舘 勇陽(中央大)

  • 常廣 羽也斗(青学大)

  • 細野 晴希(東洋大)

この3人はドラフト候補の中でもかなり評価が高く、1位指名の可能性も高いです。

そしてDeNAのこれまでの大学生投手の上位指名の傾向を見ると、東京六大学・東都大学野球からの指名がとても多いです。

三嶋 一輝(法政大)※東京六大学
石田 健大(法政大)※東京六大学
山﨑 康晃(亜細亜大)※東都大学
今永 昇太(駒澤大)※東都大学
上茶谷 大河(東洋大)※東都大学
入江 大生(明治大)※東京六大学
徳山 壮磨(早稲田大)※東京六大学

1位・2位指名でこれだけ集中してると、DeNAの指名方針としてこの2つのリーグをかなり重要視してることが分かります。

つまり現時点で大学生投手の中でも評価が高く、更に東京六大学と東都に絞るとこの西舘・常廣・細野の3人を指名する可能性が高いでしょう。

今後、この3人以外で評価が上がってくる投手が出てくるかもしれませんが、現時点でDeNAが1位指名するならこの3人のうちの1人だと思ってます。

1位指名予想選手紹介

西舘 勇陽(中央大)
183cm79kg 右投右打 MAX155km
直球の最速は今ドラフト候補の中でも1、2を争う
この球威がある直球を主体に多彩な変化球を投げ分け、イニング数以上の奪三振を量産する
1・2年生の頃は制球がまとまらず与四球が多かったが、現在は制球もまとまって総合力が高い

常廣 羽也斗(青山学院大)
180cm73kg 右投右打 MAX153km
今年の大学野球選手権での優勝投手
直球の球速平均が145km前後で、コンスタントに球威のある直球を投げ込む
カーブやフォークなどを使った緩急のある投球で空振りを量産し、奪三振率が高い
制球も安定していてどの球種でもストライクを取ることができ、総合力が高い

細野 晴希(東洋大)
180cm85kg 左左 MAX155km
今ドラフト候補の左腕の中でも頭1つ抜けた球速・球威の直球を投げ込む
変化球ではスライダー・スプリットのキレが良く、奪三振能力が非常に高い
制球が荒れて四球を出すことも多いが、打ち込まれることも少なく力で捩じ伏せる投球で圧倒している

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