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【横浜DeNA】期待の若手 小深田・粟飯原 苦戦している現状分析

DeNAの若手で期待されている野手に高卒3年目の小深田と、高卒2年目の粟飯原がいます。
2人共将来の1軍戦力として期待されていますが、2軍成績を見るとやや伸び悩みが見られます。

昨季は2軍首位打者争いしていた小深田

不調の原因は長打を増やす意識か?

小深田は昨季、2軍で打率.275でイースタン打率4位の結果を残しました。
1年目が打率.215だったのでバットコントロールの改善が見られ、打撃が良くなってきていましたが、3年目の今季は71打席で打率.188になっていて、2年目に良くなった成績がどこへやらという状態になっています。
1・2年目は四球を選ぶこともできていたのですが、今季はそれも無く三振の山を量産していて、不調のどん底に落ちています。

こうなってしまった原因として考えられるのが、長打力を伸ばそうと意識して強振しているため、しっかり見極めができなくなっていることです。
小深田は昨季は2軍で3本塁打のみで、スラッガーというよりもアベレージタイプの打撃になっていました。
小深田の体格や高校時代のパワーを考えると、本来ならもう少し長打を増やすことができるはずで、今季は長打を意識して取り組んでるのではないかと思われます。
ただそれが悪く作用して、バットコントロールや選球眼に影響してしまってるように見えます。

2022年 打率.275 長打率.356 IsoP.082
2023年 打率.188 長打率.297 IsoP.109
※長打の割合を示すIsoPは昨季から上がっています。

小深田が将来1軍三塁手のレギュラーとして定着するなら、打撃をアピールして主軸打者となるのが理想ですが、そのためには長打力は欠かせません。
2年目のようなアベレージ打者の路線も良いのですが、小深田は脚がそこまで速くない分、単打を量産してもあまりメリットがありません。
そうしたことを考えると、長打を増やそうという取り組み自体は良いと思いますし、今取り組んでることがやがて実を結び、高打率で長打も量産できるような打撃になって欲しいですね。

エラーが増えているのも理由アリ?

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