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【横浜DeNA】鈴木蓮は右の長距離砲・左の小深田と切磋琢磨に期待

横浜DeNAが育成2位で指名した鈴木蓮は、高校通算29本の右のスラッガーです。
甲子園出場経験がなく現時点では攻守で粗さも見えますが、長打力に加え、ショートを守れる身体能力の高さもあって、伸びしろが期待できます。

指名理由

DeNAはしばらく育成選手で内野手を指名してきませんでした。
ただ、昨年にドラフトで外野手を2人育成指名してますし、徐々に野手の育成指名を増やしていく方針へと変わっていました。
これはコロナの影響もあって2軍に出れる選手が少なくなり、試合が成立しないことが多々あったことが大きかったでしょう。
いくら育成しても人がいなくて試合自体ができないのではどうしようもなく、1軍枠を圧迫しない範囲で野手を増やす必要があります。そのために今回は育成でも内野手を指名したのでしょう。

そこで指名した鈴木蓮ですが、3年ではショートを守っていましたが、それまではサードやファーストで起用されていました。
なので本職としてはファーストやサードの選手だと考えられます。ただフットワークの良さや肩の強さがあるので、サードを安定して守ることは期待できそうです。

DeNAは今、2軍では小深田をサードで育成していますが、小深田は今季アベレージを大きく伸ばしてOPS.700台まで上げてきて順調に育っています。
ただ反面、サードの守備率の悪さや長打が少ない点がやや期待外れになっていて、このままだと小さくまとまったサードになりかねません。
なので小深田に対抗できるような長打力や守備のセンスがある選手がいると、小深田にとっても良い刺激になります。
それにピッタリなのが鈴木蓮です。

小深田以外にも、DeNAには粟飯原がサードを含めて内野全般を守りますし、粟飯原にとってもこれから長打力を伸ばしていってほしい選手なので、鈴木蓮が2軍で打撃で結果を残せば、良い刺激になるでしょう。
こうして若手内野手が切磋琢磨しあうことで、チームの若手内野手の実力を上げていくことが期待できます。

支配下はいつか?

鈴木蓮が支配下登録されるのはいつになるかですが、現状だとまだ2軍で対応できるのかどうかも分からないので、不明です。
ただ打撃がアピールポイントの三塁手なら、2軍でOPS.750以上の結果を残さないと支配下登録の声はかからないと思うので、早くとも2年目以降の支配下登録になるでしょう。
遊撃手や二塁手として守備も含めてアピールしていけるなら、1軍の状況によっては早めの支配下登録も期待できます。
おそらく2軍では内野全般を守らせると思うので、攻守ともにアピールしていけると良いですね。

1年目は200打席 OPS.600に到達できれば、その後の成績向上も期待できるでしょう。

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