【横浜DeNA】右投手に当てる選手・左投手に当てる選手・4/30試合感想
※この記事後半はやや采配批判の内容になっています。
打者には相手が右投手が得意だったり、左投手が得意だったりと、相性の良い・悪い投手がいます。
DeNAの打者はどちらが得意なのか、調べてみました。
右投手に得意な選手が多い
全体的に右投手に対して高打率の選手が多いです。
対右投手で打率.280を越えている打者だと、佐野・牧・大和・楠本・宮崎・ソト・大田・藤田・梶原などがいます。
レギュラークラスで大半が右投手と相性が良いですし、代打勢も豊富にいます。
反面、対左投手で打率.280を越えている打者だと、牧・ソト・関根の3人しかいません。3人とも対左投手の打率が.370以上なので相性は非常に良いですが、対左投手で得意な選手をもう少し増やしたいところですね。
首脳陣は相性を見ているか?
ではこの左右の相性を首脳陣はどこまで重視しているでしょうか。
先に結論からいうと、現監督の体制ではこの左右の相性はそこまで重視してないように見えます。
例えば、対左投手に相性の良い関根を起用するなら、左投手が先発時のスタメンか、リリーフの左投手が出てきたときに代打で当てる起用がベストですが、対戦投手の打率ではなく「右投手に対して左打者が有利」という考えで右投手の方で起用されやすくなっているように見えます。
その理由が以下のデータです。
左打者の関根はここまで対右投手で43打席、対左投手で12打席の起用です。
右打者の大田はここまで対右投手で30打席、対左投手で17打席の起用です。
大田は右投手の方が得意なのに対右投手で関根より打席数が少なく、関根は左投手の方が得意なのに対左投手で大田より打席が少ないです。
こうした起用だと、どちらも長所での起用がされていないように見えます。
はっきりしたのが4/30の代打起用
首脳陣が対右・対左での打率をあまり重視していないと思われることがはっきりしたのが、4/30のヤクルト戦での代打起用です。
この試合の7回表 DeNA側の攻撃では1死 一二塁という得点のチャンスの場面を迎えました。
相手投手は右投げの梅野です。
この時打順は9番で先発の上茶谷でしたが、三浦監督はここで上茶谷を下ろし関根を代打で起用しました。
この打席で関根はライトフライに倒れ、後続の桑原も空振り三振で結局無得点で終わりました。
そして試合は結局DeNAが無得点の完封負けとなってしまいました。
ここでの代打・関根が明暗を分けた采配になったかもしれません。
関根を代打で出す際、ベンチには嶺井・藤田・倉本・山下・宮本・大田が他にもいました。
この中で代打起用できる野手を考察すると、ベンチ最後の捕手の嶺井以外は起用できた場面だったでしょう。
となると、対右投手の打率で選ぶなら、藤田・大田のどちらかだったのは明白です。藤田も大田もこの時点で対右打者なら打率3割を超えていましたし、ここで対右投手の打率が.150の関根を起用するのは誤った判断だったと言えます。
その後の展開を考えても関根を残すべきだった
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