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【横浜DeNA】有吉優樹・移籍2年目のアピールなるか

1軍で東克樹が開幕から調子が上がってこず、前回登板の5/15(日)では 3回 4失点で降板してしまい、その後1軍登録抹消となりました。
この東の代わりに誰を1軍に上げてくるかですが、現時点では有吉が候補となっています。

東の代わりの昇格候補

有吉は今季、2軍で好投が続いています。

DeNAの2軍戦は試合中止が相次いだこともあり、なかなか先発中6日の日程を組めていませんでしたが、その中でも有吉は結果を残し続けてきました。
今季初登板の3/25こそ4回2失点どまりでしたが、その後は5回以上を投げ成績も安定しています。
特に4/20以降は3試合連続無失点の投球で、これによってイースタンリーグの防御率1位になりました。
ここまで結果が残せていて、直近では東と同じ日曜に登板していたこともあり、東の代わりに昇格させる先発としては適任のはずですし、おそらく次回の5/22(日)は有吉が1軍昇格して登板することになるでしょう。

昨年までとの違い

有吉は昨年2021年の6/14に国吉とトレードでロッテから移籍してきました。
移籍後、7/9に1軍で先発登板して6回2/3 被安打8 奪三振3 与四球0 2失点という結果を残しましたが、この登板が昨シーズン最後の1軍登板で、以降は2軍で過ごすことになりました。
有吉は直球の球速が常時140km前後と通常より遅めで球威はあまり無いですが、多彩な変化球を投げ分けて打ち取る投球を持ち味にしています。
なので常に三振が少ないですが、四球も少なめです。
キレと制球が良い時は、球数少なくどんどん打ち取れる強みがありますが、逆に悪いと打ち込まれやすくなって被弾も多く大量失点に繋がりやすいです。

昨年後半の2軍での有吉はこの悪い部分が出てしまっていて、打ち込まれて大量失点していました。
ですが今季は変化球のキレと制球が良く、その変化球の割合を増やすことで、的を絞らせない投球で打ち取りやすくなって成績が改善しています。
被弾がまだ1つだけなのは大きな改善点ですし、2軍レベルではもう崩れない投球になっています。

ただ、1軍に上がってきたときに注意すべき点は、1軍打者のとらえる技術とパワーで、甘く入ったら簡単にスタンドに放り込まれる危険性があるでしょう。
球威不足なのは変わっていませんし、今後もなかなか球威を上げづらいことから、制球とキレが生命線でなんとか凌いでいくしかありません。
1軍で好投を期待したいですが、まずは5回まで炎上せずに投げ切ることができれば、現状の有吉の及第点と言えるでしょう。

まだ移籍してきてなかなか結果を残せてないですし、是非今季は1軍での登板を増やして、移籍後初勝利などのはっきりした結果を残してほしいですね。

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