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【横浜DeNA】捕手陣で今1番伸び盛りなのは東妻純平!【ファーム情報】

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今季の2軍は東妻に注目してみると、面白いと思います。

東妻は今季で高卒3年目の捕手で、これまで1軍出場経験はありません。
ドラフト時は4位指名されましたが、直近の高卒捕手のドラフトを見ると指名順位は比較的高い方で、球団の期待度が高い指名だったと思われます。

2017年 山本 祐大 9位指名
2018年 益子 京右 5位指名
2019年 東妻 純平 4位指名
2021年 東出 直也 育成2位指名

ドラフト指名時のスカウトの評価は以下の通りでした。

選抜高等学校野球大会と全国高等学校野球選手権大会に5季連続出場。強肩で二塁送球も1秒8台を記録。小柄ながら、打撃でもホームランを兼ね備えた長打も魅力な強肩・強打の捕手。

https://www.baystars.co.jp/team/draft/2019/

実績・経験豊富な点や攻守で身体能力を活かしたプレーが魅力な点など、スカウトからの評価がとても高く、将来的には攻守で活躍できるレギュラー捕手となって欲しいぐらいの想いがあったでしょう。

2年目までは打撃で伸び悩み

期待を受けての入団となりましたが、東妻は1年目から打撃面でプロの壁に当たります。
2軍での起用ですが、打撃面では全くと言っていいほど手が出ない状態の成績になってしまっていました。

1年目 32試合   69打席 打率.070 0本塁打 出塁率.179 長打率.105 OPS.284
2年目 64試合 183打席 打率.153 1本塁打 出塁率.208 長打率.233 OPS.441

1年目→2年目にかけての成績改善は見られますが、まだ1割台の打率でOPSも.400台になっていて、高卒捕手とはいえ非常に厳しい打撃成績だったと言えるでしょう。

守備面では、1年目はまだ投手との呼吸が合わずに後ろに逸らすことが多かったですが、2年目からは徐々に改善されてきて、自慢の強肩でランナーを刺したり、捕球面でも逸らす回数は減っていきました。
キャッチングも良くなってますし、1年上の益子よりも安定している印象を受けます。

3年目のスタートは上々

このようにして迎えた今季の3年目ですが、課題だった打撃が改善して上々のスタートを切れています。

6試合 19打席 打率.286 0本塁打 出塁率.353 長打率.357 OPS.710
※4/5終了時点

まだ打席数が少なめなので参考程度の指標ですが、打率もOPSも昨季までと段違いに良い成績です。
打席での状態を見ても昨年までよりしっかり捉えることができていますし、打撃に少し余裕が持てているように見えます。
現状2軍の捕手では益子に次いで出場機会を得ることができていますし、3年目ということを考えると、2軍首脳陣としても実戦経験を増やしてしっかり育成したいはずです。
現状で打撃が良いので、この状態を維持させるためにも今シーズンは200~250打席ぐらいを経験させて、攻守両面で1軍に上げても問題ない状態にしていくと思います。

1軍に上がるのはいつか?

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