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【横浜DeNA】2023年レギュラー争い~先発編~

昨季2位で終わった横浜DeNAベイスターズ。
今季こそ25年ぶりの優勝を期待したいところですが、現在のチームの戦力がどうなっているのか、誰が開幕に入ってくるのかは気になるところです。
そこで現状の戦力を分析して開幕1軍選手や1軍争いの状況をポジション別でまとめてみました。
今回は先発投手編です。

開幕投手候補は3人

今年の先発を考える上でまず気になるのは、開幕投手が誰になるかです。
現時点での候補は以下の3人でしょう。

大貫晋一・今永昇太・濵口遥大

今永が最有力候補だが、WBCの関係で外す可能性も

今永は昨季、大貫と並ぶチームトップタイの11勝を挙げました。
2021年は手術の影響・2022年も開幕前の故障で開幕投手を濵口や東に譲りましたが、問題がなければ今永がチームでNo.1のパフォーマンスを発揮します。
昨季もチーム唯一の規定投球回に到達し、防御率・WHIP・QS率などもチームの先発でトップでした。
これだけ結果を残せていれば開幕投手最有力候補ですが、今年は3/8~WBCが開催され、今永は現在WBCの代表選手として選ばれています。
仮にWBC決勝戦まで戦えば3/21までかかり、セ・リーグの開幕戦が3/31なので、決勝戦からすぐ戻ってきたとしても調整する期間が少ないです。
疲労が溜まってることも考えれば、今永を開幕投手から外す可能性は高いでしょう。

3年連続チーム最多勝の大貫・開幕投手経験あり制球が安定した濵口

今永が開幕投手から外れる場合、候補として挙がるのが大貫・濵口です。
大貫は2022年に今永と同じ11勝を挙げていますし、先発登板数はチームトップで、先発としての仕事をしっかり果たしました。
2020年・21年もそれぞれ大貫は先発としてチームトップの勝ち星を挙げていて、ある意味1番成績が安定している先発と言えるでしょう。
これだけ結果を残していながら、大貫はまだ開幕投手を務めたことがなく、今年こそ開幕投手に指名されたいと秘めた思いもありそうです。
今永が難しいなら、大貫の可能性はとても高いでしょう。

濵口は昨季8勝で、今永・大貫に次ぐ勝ち星ですが、シーズン通してとても安定した投球で試合を作れていました。
中でも制球力が飛躍的に改善され、四球数が激減していて、四球数を表す指標のBB/9が5.12→2.64とほぼ半減しています。
2022年は戸柱とバッテリーを組んで投球していたのでその影響があるかもしれないですが、安定感ある濵口なら開幕投手としても任せやすいです。
更に濵口は2021年に開幕投手を務めた経験があり、実績があります。
この時は三浦監督に志願して開幕投手に選ばれた経緯があり、今季もやる気を見せて春季キャンプやオープン戦でアピールできれば、再度開幕投手を任されるかもしれません。

今永・大貫・濵口の3人の中で、果たして誰が開幕投手になるのか、注目の競争になるでしょう。

ローテは5人まで決定的

先発復帰で結果を残した石田と、昨季途中加入で好投したガゼルマン

今永・大貫・濵口は3人とも、ローテに入ってくることが確実です。
彼ら3人以外で開幕ローテに入ってくる投手だと、現状では石田ガゼルマンがほぼ決定的と考えられます。

石田は2022年に先発で7勝を挙げ、防御率2点台で、WHIPは大貫・濵口よりも良い成績です。先発としてはスタミナ面に不安がありますが、開幕ローテに入ってくることは確実でしょう。

ガゼルマンは昨季途中に加入した外国人投手ですが、先発で投げさせたところ好投したことで、今季も契約になりました。
年俸12000万での契約なので、先発ローテとして考えての契約だったのは間違いなく、まず開幕ローテを任せて様子見をする形になるでしょう。

ここまでが5人で、あと1人については現状だと未定の状態です。
6番手に入ってくる投手については次に記載しています。

6番手争いの先発投手たち

上茶谷・京山・坂本・東・平良
阪口・徳山・三浦・笠原・吉野

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