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【横浜DeNA】観客動員数が減ってるのは低迷が原因?

今季からプロ野球は観客の人数制限が撤廃されました。
これは3年ぶりで、DeNAはこの間に外野のウイング席を増設したりと観客の収容人数増加に取り組んできていましたが、その効果がなかなか発揮できませんでした。

なので、人数制限撤廃でさぞかし観客が増えていると思いきや、実際はかなり空席が目立っています。

それもそのはずで、2019年はシーズン平均31716人だったのが、2022年は現時点で23822人になっています。
座席占有率を見ると、2019年は98.6%だったのが、2022年現在では70.0%止まりです。
制限前のキツキツの状態を知ってるファンからすれば、今の状態はかなり空いてるように感じるでしょう。

こうなったことで、一部ファンからはチームの低迷が原因だという声も出ています。
たしかに今のチーム状況はあまり良くなく、5~6位を低迷していて今季の優勝の可能性もかなり低くなっています。
2019年はリーグ2位に上がった年でもあったので、その時との成績の差は大きいでしょう。

ただ、こうなっているのはDeNAだけではありません。
他球団の観客動員数の変化も調べてみました。
阪神 42935人→36433人(15.1%減)
巨人 42643人→30668人(28.1%減)
福岡 36891人→30590人(17.1%減)
広島 31319人→27279人(12.9%減)
横浜 31716人→23822人(24.9%減)
中日 31741人→23681人(25.4%減)
千葉 23463人→21449人(8.6%減)
東京 27543人→19529人(29.1%減)
楽天 25659人→19305人(24.8%減)
大阪 24423人→18604人(23.8%減)
西武 25299人→16288人(35.6%減)
北海 27368人→15289人(44.1%減)

例外なく全ての球団で観客数の現象が発生しています。
それも11球団で10%以上減っていて、20%以上減っているのが8球団もあります。
DeNAは減少率だと6番目の多さなので、丁度中間になり、大体平均に近いところです。

なので、プロ野球界全体で観客離れが発生していて、単にDeNAのみの問題というわけでは無いと言えます。

とはいえ、DeNAは観客動員数増加のために色んな施策を打ってきて、2019年までは増やし続けていました。
そのDeNAが観客数を減らしているというのは、いくら制限明けとはいえ大きな問題だと思いますし、今後は失った観客を取り戻して、拡張した球場を満員にするように取り組んで欲しいものです。

仮に増築した横浜スタジアムで満員を呼び込めると、阪神・巨人・ソフトバンクに次ぐ観客動員数となり、球団収益は非常に大きくなるはずです。
そうすることでチームの強化にも力を注げますし、収益が増えることはチームにとってもファンにとってもメリットに繋がります。

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