阪神・佐藤輝の台頭は井上育成に好環境

2020年ドラフトで阪神が1位入札・3球団競合の末獲得した佐藤輝明が、練習試合・オープン戦でものすごい活躍を見せています。

3/12時点でオープン戦で3本のホームランを放っており、これは阪神新人としては49年ぶりの快挙となっています。

甲子園の広さをものともしない圧倒的なパワー、長打力で、現時点で開幕スタメンは確実になってきました。

この佐藤輝の活躍は、同じチームの高卒2年目の井上の育成にも好影響を与えると考えています。

井上は一昨年のドラフトで阪神が2位指名した、履正社高出身のスラッガータイプで、獲得時には将来の主軸候補として大きな期待を集めていました。

その期待の高さゆえに1軍で育てるべき等の声も阪神ファンの間で挙がっていましたが、球団としては井上を大事に育てる方針で1年目の昨年はずっと2軍で育成されていました。

その甲斐あり、1年目の2軍成績は280打席 打率.226 本塁打9本 OPS.698という成績で、高卒ルーキーとしては十分合格点と言える結果を残しました。

ですが、期待の大きさゆえにプレッシャーや焦りを感じている可能性もあり、今後も落ち着いて育てる環境づくりが必要のように思えました。

その中で昨年ドラフト1位の佐藤輝がこの活躍ぶりを見せているので、ファンや報道の注目は一気に佐藤輝に集まっています。

これによって井上を落ち着いて2軍で育てることができるようになるでしょうし、長期的な視野での育成計画を立てることもできるでしょう。

高卒スラッガーは過去に筒香、山田、岡本などがいますが、彼らが本格的に1軍で活躍したのは4~5年目に入ってからです。

近年だと村上が高卒2年目で1軍でレギュラーを獲っていますが、彼は1年目に2軍で圧倒的な成績を残していました。

井上の場合は4年目ぐらいを目処に1軍でレギュラーを獲れるような目処を立てれれば良いと思いますし、落ち着いた環境でじっくり育っていって欲しいですね。

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