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【横浜DeNA】落合監督が不可能な理由

DeNAの監督候補に落合博満の報道

9/29 東京スポーツで、DeNAの来季監督候補に元中日監督の落合博満氏の名前が浮上しているという記事が出された。

この記事の信憑性については、東京スポーツのみが出していることや、内容を見てもいわゆる「球界関係者」のコメントしか出ていないので、現時点では判断のしようが無い。

ただ、個人的な観点で考えるなら、DeNA落合監督というのはやはり無理だろう。その理由としては以下の1つに集約される。

DeNAの体制が落合監督に合わない

中日・落合監督の権限

中日時代の落合監督と言えば、1軍での采配に留まらずコーチ人事、育成、補強など多岐に渡って責任者として決定を下しており、いわゆる「全権監督」と言える立場だった。

例えば中日監督就任時には腹心の森コーチを含めて多数のコーチを自ら招聘しており、組閣について全て自分の意思が反映されていた。

外国人補強でも、球団のスカウトを活用するのではなく、森繁コーチをドミニカに行かせて有望な選手を獲得してくるなど、独自の補強手段を用いていた。

育成については主に2軍監督に任せてはいたものの、監督が見てこれと決めた選手を昇格させることが多く、それは若手だろうがベテランだろうが関係なく実力を見抜く起用をしていた。

落合監督は周りの声よりも自分自身の考えを信じていて、しかもその考えがドンドン的中していった。

これが落合監督の凄さで、だからこそ4度も優勝できたと言えるだろう。

DeNAには全く合わない

ではDeNAの現体制は、そういった落合監督がやってきた「全権監督」を受け入れられるかというと、はっきり言って無理だ。
なぜかと言えば…

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