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2022年10月16日(日)東京8R(東京ハイジャンプ J・GⅡ)予想

◎ゼノヴァース
○ホッコーメヴィウス
▲スマートアペックス
△オジュウチョウサン、テイエムクロムシャ、レオビヨンド

◎ゼノヴァースは文字通り一戦ごとに力をつけていて、前走の新潟ジャンプSでは今回の人気の中心ホッコーメヴィウスと0.1秒差の2着にまで持ち込みました。その前の東京ジャンプSでの1.0秒差4着が少しペースアップに置いていかれるところがあっていったん下がったものの、そこから差し返しての4着と、負けたけど強いレースだったというのは7/30の記事で書いた通りですが、あの東京ジャンプステークスでもって強いメンバーの集まる重賞でも戦えるスタミナと根性は持ち合わせていると十分示したと個人的には感じました。ここでそれを証明してほしいです。

今回、気になるのは陣営のコメント。前走で落鉄した影響により爪を痛めてしまい完全休養させたのと、置き障害のコースの方がいいんじゃないかという点についてです。
まずこの後者のコメントに関しては、東京ジャンプステークスで置いていかれた点をもってそう言っているのだと思います。しかし今回はこの馬も2度目。学習能力の高いこの馬であれば同じミスをする心配はない、コースも決して苦手ではないと個人的には思います。
前者については、たしかに今回は万全の仕上げではないのかもしれません。しかし、ここは仕上がり途上で状態がたとえ100%ではないとて、この後にもっと大きな舞台が待っているであろう(?)この馬。それに今回に関して言えば、順調に使われてきたホッコーメヴィウス以外はいずれも調教の動きが少し怪しかったり長期休み明けであったりと、他のどの馬についても決して万全の状態で出走してきているか結構怪しいです。
本当に状態が悪くてダメなようだったら、それは仕方なかったと諦めます。でもここは、全馬状態が怪しい中での底力勝負。そうなると睨みました。それならば、過去の事実として、「今回1or2番人気になるであろう実力馬ホッコーメヴィウスには、2戦連続でタイム差なしの僅差の競馬をしている」「春の中山GJで3着だったマイネルレオーネに、今年2月の小倉戦で僅差の競馬をしている」ことから、重賞やJGⅠのメンバー相手にも引けを取らないことを示したこの馬の出番がやってくると信じています。
「状態はいいか悪いかわからないけど、これまでに示したレースぶりから、この馬を信じる。」
それが私のここでの結論です。

○ホッコーメヴィウスは確かに強いですが、コースの恩恵も受けたのも事実だと思います。実際前走のレースは最後の4コーナーでの着順が割とそのままゴールに流れ込んだ形で、後方勢はほぼ全滅しています(それほど有力馬もいませんでしたが)。
ただし、今回も同じように、逃げるであろうこの馬に鈴をつけにいく馬が見当たらないこともまた事実。◎にしても、この馬を積極的に捕まえにいくとは考えづらく、ホッコーが最後まで粘れる可能性は十分にあります。
大外枠は少し懸念点かも知れませんが、展開利は一番受けられそうな感じはします。

▲スマートアペックスは15ヶ月の長期休養明けで平地を一度叩かれてからのここ参戦。現実的にはまだここは厳しいかも知れませんが、休養前はジャンプ重賞の上位常連。J・GⅠでも十分に見せ場を作っていた馬でもあります。馬はまだ5歳と若く、たとえ今回ダメでもまだ先が見込めます。人気はここではそこまで出ないと思いますが、実績はやはりかなり評価すべきもので、長期休養明け→平地を叩いて→このコースというローテは春にケイティクレバーが優勝した時のローテと被るし去年もラヴアンドポップがこのレースは1年以上の休養明けでいきなり勝っています。
(東京JSと東京HJで正面スタンド前の障害の種類は異なりますが、共通点として)このコースでは、長期の休養があったことを極端に嫌う必要はないのかも知れません。

△オジュウチョウサンの実績については言うまでもなくという感じでしょうか。今回も先団から進めるいつもの競馬になると思います。いつもながら年齢を感じさせないパフォーマンスでファンを魅了しますが、昨年の同レースではホッコーメヴィウスに、今年春の阪神スプリングJではレオビヨンドに負けています。往年のゆるぎない絶対的能力をここでも期待してしまうのは少し酷かなと思いつつも、そんな懸念を吹っ飛ばしてほしいという想いもあります。

△テイエムクロムシャ。この馬は前走中京で行われた阪神ジャンプSで勝ち馬ホッコーメヴィウスからは2.0秒差をつけられています。しかし中京コースは、ご存じの通り3~4コーナー中間(ゴール前600すぎくらい)と最後の直線のゴール前400を切ってからのハードルが2つ(しかも2つ目のハードル手前は少し登り坂)と差し脚質にとってはよほど前が止まらない限りは苦しいコース。直線のハードルが1つになることで、差し脚を使える可能性が少しでも上がるなら念のため買い目に含ませてみてもいいかも知れません。
脚質的には、今回の東京コースになることはプラスに働くと思います。

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