2024年6月22日（土）東京8R(東京ジャンプＳ・GⅢ)

今週で春の東京・京都開催が終了し、来週から夏競馬に本格突入。平地ではＧⅠ・宝塚記念が賑わいを見せていますが、このジャンプ重賞・東京ハイジャンプも有力どころが揃い戦前から大いに盛り上がりを見せています。
既に重賞を２勝し前走でＪＧⅠで初連対を果たした実績馬ジューンベロシティ、重賞３勝左回り巧者ホッコーメヴィウスほか、ブラックボイス、オールザワールド、ヴェイルネビュラなどまだ底知れぬ能力を秘めていそうな馬がズラリ。
面白そうではありますが、一体どこから攻めて良いものか、とても悩ましいレースとなりました。

◎サクセスエース
○ジューンベロシティ
▲ヴェイルネビュラ

ここはサクセスエースの一発に期待したいと思います。今回が障害3戦目で、障害未勝利→障害OPと目下2連勝中。元々は上野騎手が馬を作っていましたが、直前でのアクシデントなどで騎乗したのは前走が初めて。でしたが終盤自ら主導権を取りに行く→最後飲まれるかと思いきや差し返して1と1/4馬身の快勝となかなか見ていて強い内容でした。しかもこの時はコメントから読み取ると仕上がりも十分ではなかったとのこと。
この辺りは平地時代からもそうでしたが、この馬はバテない強みと勝負根性が長けているようです。過去この東京ジャンプステークスでは、最後のハードルからゴールまでが結構あるので、前にいた馬がハードルを越えてから失速してしまうという場面が結構見受けられました。この点、この馬の長所を上手く生かせば最後までバテずに上位に食い込めるのではないでしょうか。まだ小倉と福島とローカルしか経験がないという懸念点がありますが、逆に未知の魅力に賭けてみる価値がこのオッズ（現在9番人気単勝約22倍）ならあります。
このレースでは過去ケイティクレバーでアッと驚く逃げ切りを魅せてくれた鞍上上野騎手。その腕さばきに今回も期待しちゃいましょう。

対抗は○ジューンベロシティ。前走の中山グランドジャンプではやや伏兵の評価（5番人気）ながらも見せ場たっぷりの2着。ここに来て相手が強くてもやれるかなりの安定感が身に付きつつあります。未勝利を勝った高田騎手との相性も良いと思われ、2走前なんかを見ても乗りやすそうな印象を受けます。
その2走前では今回出走のブラックボイスに負けてしまっていますが、今回は同斤量に加え昨年優勝した実績のあるコース。まだまだ新興勢力に破られるほどの力の衰えは感じないので、鞍上や一連の成績から本来の実力以上に人気してしまう可能性のあるブラックボイスよりはこちらを買いたいです。

枠は8枠ですけど▲ヴェイルネビュラを。思ったより人気していないので、乗り替わりは承知ですがこの馬も上位に狙ってみたいです。
初障害の初戦勝ちの時と前走で最速上がり。飛越でも全然スピードが落ちず、前走なんかを見ても東京の最後のハードルを飛んでからも伸びてきそうなイメージが沸きます。上の方で少し書きましたがこのレースは結構最後のハードルを越えたあとに後ろから突っ込んでくる馬がいますので、こういう馬は突っ込んできそうだなと。
逃げ先行が得意な鞍上との相性はどうなんだろうって感じはちょっとしますけど。