旅するコピー〜津軽最終編〜
大分間があきましたが、秋田、青森旅行最終回です。
三内丸山遺跡と青森県立美術館をツアーガイドもびっくりの慌ただしさで見終わった私は、青森駅にもどりました。そして、観光マップの片隅に書いてあった ‘津軽海峡冬景色歌碑’を目指します。
他の観光名所と違い写真で紹介されているわけでもなく、道に案内表示もないため本当にあるのか、今はもうなくなっているのか、はたまた観光スポットとは言えないほどの小さい歌碑なのか、などと色々考えながら、歩いていました。
が、しかし、歩いても歩いてもなかなか歌碑が見つからない!
疲れたなぁ、もう行くの辞めようかな
こんな離れたところに本当にあるのかな、などと思っていたところついに発見!
と、同時に大音量で流れる津軽海峡冬景色!
突然のことにびっくり!気づけば近くの小さな広場で遊んでいた子犬と飼い主の人もいなくなり完全に1人の空間で津軽海峡冬景色を聞いていました。
私はこの歌を青森に一人旅をしている女の人の歌だと思っていましたがそうではなかったのですね。東京から函館、もしくはここを訪れなくとも歌詞をしっかり読めば分かるのですが、やはり現地で聞くと情景が浮かびます。
こごえそうな鴎見つめ泣いていました。
カモメが凍えているように見える女性の心境はどのようなものだったのでしょうか。ただつらいとか悲しいとかよりもこうやって比喩的な表現の方が想像力をかきたてられます。
思えば遠くに来たものです。帰りの移動距離は1450キロでした‼︎
しかし、夜は居酒屋で郷土料理を楽しみ朝は温泉、昼は津軽海峡冬景色の歌碑を訪れるというおじさんの出張旅行のような行程だったなぁ。
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