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論理的思考スキル(前編)

論理的思考スキル

今回は【論理的思考スキル】について書こうと思います。結論から言うと、

《掛け算の法則で、スキルがあっても【論理的思考スキル】がなければ無意味》

なのです。【論理的思考スキル】【ロジカルシンキング】と呼ばれ、ビジネスを行う上では非常に重要になります。上記のように、掛け算の法則とは、皆さんがいくら素晴らしい100店のスキルがあったとしても、【論理的思考スキル】がなければ0点なのです。つまり【論理的思考スキル】とはビジネスを論理的に話す、論理的に組み立る思考力がなければ、0点・無意味となってしまうのです。

論理的に見る売上と利益

では、【論理的思考スキル】の付け方を一緒に例を用いて考えてみましょう。

例:このラーメン屋の売上と利益はいくらでしょうか?

・座席数:13席
・場所:鹿児島駅付近
・従業員:3名
・ラーメン価格:650円


答えは、『答えはない、分からない』です。

どういうことかと言うと、売上などその時や、その日でないと誰にも分からないのです。そもそもこの問題に、正解も不正解もありません。ですが、そこを想像して考える思考力が大事なのです。この一見予想もつかないような数字を論理的思考能力を概算することを【フェルミ推定】と言います。売上や利益にどのような考えでその答えに行き着いたかが重要なのです。

ロジカルシンキングする為に要素分解

このラーメン屋を論理的に考えていきましょう。この時にポイントとなるのが要素分解することです。

例えばこのラーメン屋の場合、『平日』『週末』だと売上は変わることが予想されます。次に『ランチ』『ディナー』でも変わります。このように大きく、平日のランチ・ディナー、週末のランチ・ディナーと要素分解します。

・平日→ランチ・ディナー

・週末→ランチ・ディナー

大きくこのように要素分解した後に、細かく要素分解していきます。

まずは、《売上》に関係するのが、席の回転数、来店数、客単価などです。例えば平日のランチでは、席の回転数が3、来店数が39、客単価650円(ラーメン)としたら、この時の《売上》が25,350円(来店数39×客単価650円)となります。

・平日→ランチ→客の回転数3、来店数39、客単価650円

この売上25,350円から営業日をかけることで月の売り上げが分かります。ここで売上が分かったところで、今度は店の経費について考えてみましょう。

経費は原価、コストで分かります。原価はラーメン1杯650円に対して、150円くらいだなと。そうなるとコストは、来店数×原価なのでこの場合5,850円だということが分かります。

・来店数39×原価150円=コスト5,850円

他にも経費には、『家賃』、『光熱費』、『給料』、『仕入れ』などがあります。このような経費全てを論理的な考え数字を入れていきます。

そうすることで、このラーメン屋の売上の目処が立ち、そこから全経費を引くことで、このラーメン屋の【利益】が見えていきます。

・売上ー経費=利益

このようにこのラーメン屋を要素分解し、フレームワークに入れ込むことで【論理的思考スキル】が身についてきます。普段からランチに行った際にはご飯が来るまでの間に考えてみても良いと思います。

顧客視点を論理的に証明、追求する

また、この考えで重要なのが、顧客視点を論理的に証明、追求することがビジネスでは最強ということです。なぜこのビジネスをするのか、なぜこの立地なのか、なぜこの価格なのか、このような疑問に対して『なんとなく』ではビジネスは失敗するでしょう。そのために論理的に考え、数字を当てはめることで見えてくるものがあると思います。

外に出れば【論理的思考スキル】は鍛えることができるので、インプットとアウトプットを繰り返しながら、今日も学び狂います。




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