Maker Faire Tokyo 2014 雑感

IoT がいまいち理解できていないので、 Maker Faire Tokyo 2014 に参加しました。スケジュールの都合上、3時間程度しかいられなかったけど、すごく行って良かった。まず第一に楽しかったし、フィジカルに IoT, Makers Movementを少しは理解できたような気がする。

会場の雰囲気は、インターネットブームが来た前後の空気感に似たものを感じた。ビジネスと技術、参加者の趣味と実益が入り混じり、渾然一体となった独特のもの。ただ、電子工作というジャンルは IoT なんて言葉が出る数十年前から一定の人気があった分野なので、熟練の技術者の方々がいるわけだし、触れるプロダクトという特性からか子供連れも多い。 Intel などのハードウェアメーカーがマーケティングに勤しんでいる傍らには、日曜日にお父さんと子供が作った工作の発表会のような雰囲気もあって微笑ましかった。

展示されていたプロダクトは面白いものがいっぱいあるんだけど、そもそもなんの役に立つのかもわからないものも多い。技術先行型で、かつ「作りたいから作りました」というようなもの。このあたりもインターネット初期に似ている。すごく楽しい。

あとは今後、Makers Movement が Web サービス開発と同じ流れを辿るとするなら、創作する上での障壁を取りはらうようなフレームワークや SDK のようなものが出てくると思うんだけど、それが kinoma とかなのかなと感じた。特にハードウェア側はプロダクトごとに完全にフルスクラッチというのは中々にしんどいし、個人で開発したサービスを流通させるのも難しい。なんらかの形で統一化されると、更に広がりそうな気がする。

色々書いてみたけど、まず何か作ってみないとはじまらないので、なにか作ってみようかな。

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