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【#私の働き方実験】仕事やめます。そして”試事”をはじめます

約4年前。僕は家族との時間を大切にするため、会社員をやめてフリーランスの道を選びました。

経験ゼロからスタートしたのでかなり不安は大きかったですし、生活に必要な収入を得られるようになるまで、実際1年以上かかりました。

しかしその後徐々に収入も上がり、今は仕事に追われながらも毎日楽しく暮らしています。

なんだかいきなりハッピーエンドで終わっちゃいそうですが、やっぱりそう簡単にはいきません。

広がる仕事の幅と、増える仕事の量。

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僕は現在、色々な仕事を掛け合わせて生計を立てています。
Webライター1本からスタートした仕事は、今やざっくり分けただけでも6ジャンルにまで広がりました。

これ自体は僕自身が望んだ方向性なのでまったく問題ではありません。
しかし仕事の幅が広がり、同時に仕事量が増えることで余裕が失われているのは事実でした。

これはここ最近の仕事内容をまとめてツイートしたもの。

これは単純にスケジュールに入っている予定をまとめただけで、この予定の合間を縫ってデスクワークをこなすわけです。

トレロに登録されたタスクが完全に消化されるのはいつになるのか…。
ギリギリまで積み上がったテトリスをプレイしているような、そんな精神状態が続きました。

とはいえ、駆け出しの頃と比べたら全然マシ。
仕事はやりがいがあるし、仲間も尊敬できる人たちばかり。毎日の仕事は本当に本当に楽しい。

でも自分の中にくすぶるモヤモヤは隠せないのです。

忙しくも楽しい仕事、でも家族との時間は?

冒頭でも書いた通り、僕は家族との時間を大切にするために今の働き方を選びました。

でも今の暮らしはどうでしょう?

たしかに同じ屋根の下で毎日暮らしてはいますが、子どもたちとはほとんど会話らしい会話はなく、食事だってPCの前で1人で食べることが多い。

「たくさんお仕事があっていいね」
「たくさんの人に頼られていいね」

妻はそう言ってくれますが、忙しさにかまけて子どもたちと向き合えていない今の状態、これは単身赴任で離れて暮らしている状態と変わりないのでは?

そのことに気づいたとき、単身赴任を経験したときに感じた違和感、あの間違った道を進んで引き返せなくなるような焦燥感、それと近しいものを感じました。

新たにスタートする研究員制度。それに参加します

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そんな焦りを感じているタイミングで研究員制度のことを思い出しました。

研究員制度は、自分なりの「新しい働き方」に挑戦してみたい人。一歩踏み出してみたい人。そんなチャレンジャーを応援するためのコミュニティです。

僕は新しい働き方LABでコミュニティマネージャーをしているので、研究員制度が始まることはかねてより知っていました。

このタイミングであらためてこのことを思い出し、「僕もやってみよう」そう思ったのです。

僕の試事は「お金をかけずに子育てはできるか」

僕の研究テーマ(試事)は「お金をかけずに子育てはできるか」です。

結局、僕が無意識のうちに仕事を優先したこと。その背景には以下のような理由があったのだと思います。

「子どもを育てるのにはたくさんの教育費が必要」
「だからできるだけたくさん稼がなくてはいけない」

とらわれていたのは「お金」なんです。
知らない誰かによくわからない教育を与えてもらうために、今僕は目の前にいる子どもと顔も合わせず、せっせとPCに向かって仕事をしている。
これってなんだか馬鹿げている。そう思いました。

僕はこの研究員制度を通じて、仕事をセーブし、子どもと向き合う時間を確保します。

「子どもが本当に必要としていることはなんだろう?」
「子どもが本当に好きなものはなんだろう?」
「子どもが無駄に囚われていることはないかな?」

子どもと向き合う時間を増やすことで得ようとしているのは、「精神的満足」と「経済的満足」の二つです。

精神的満足は、シンプルに僕個人が後悔の無い生き方をチョイスできたかどうか。「子どもに向き合いたい」が実現できていればOKです。

もう一つの経済的満足。
これは一見研究テーマと矛盾しているように見えるかもしれませんが、「お金をかけない子育てをすることで、結果的にお金をかけた子育て以上の価値(なんなら金銭的対価も)を生み出しちゃおう」ということです。

ちなみに、僕が考えている経済的”不”満足は以下のようなものです。

子どもが、自分は何をすればいいのかわからないまま、周囲に合わせてなんとなく良さげな大学に進学。大学では大して勉強せず、就職もなんとなく周りに合わせて大手の会社に決める。

これは言うなれば「お腹の空いていない人に最高級フルコースを提供する」みたいなことで、めちゃめちゃ不経済であると共に(本当の意味で)誰も幸せになっていないパターン。

僕が研究員制度に取り組むのは、このパターンを防ぐための回避行動でもあります。

現時点では細かい計画まで落とし込めてはいないのですが、研究結果の指標は以下のようなものになるでしょう。

・子どもとの会話量
・子どもの趣味や好みの把握数
・子どもから話しかけられた回数
・子どもから相談された回数
・子どもと一緒に何かに取り組んだ回数
・子どもと共通の目標をいくつ持っているか

こういった指標の変化はもちろんですが、何よりも大切なのは「僕自身が子どもに対する向き合い方に満足しているか」だと思っています。

ひとまずこの半年は集中してこの試事に取り組み、そこで得られた知見をベースにその先の計画を組む予定です。

ということで、大変長々と失礼しました。

研究内容については、具体的な計画が固まり次第こちらに追記します。
興味を持っていただけた方は、またご覧いただけるとうれしいです!

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【8/3追記】新しい記事として活動報告&計画を投稿させていただきました。



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