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ドリームオーダー日本選手権・6捕千金楽天デッキ紹介

皆さんこんにちは!浜風ゲーマーズのまじっくきゃっとです。
このnoteでは、プロ野球カードゲーム DREAM ORDER (#ドリオ)に関する考察記事やデッキレシピ等をお届けします。

今回は、標記の通り日本選手権の店舗予選で使用した楽天デッキの紹介になります。3弾環境初めから調整を続けており、日本選手権の初週に勝ちやすいデッキとして選択し、結果無事に初週に関東A/Bの権利を獲得することができました。

今回はデッキの内容とデッキ選択の理由などを中心に記載していきます。プレイについては下記対戦動画で同じく店舗予選を通過したホークスデッキと対決しているので、そちらをご覧ください。


ホークスデッキが無料記事なのに僕が有料にするのは…ということで、無料公開にしています。他方、有料公開を前提とした書き方になっていますので、そのあたりご了承ください。具体的には、このnoteでは自分なりのデッキやカードの検討の過程を記載しているので、「このカードの採用はない」など断定口調の記載が多いです。これは、このカードを使用している当人を批判する気は全くなく、自身の検討の過程の中で選択をしなかった理由を記載しているだけですので、この点ご了承ください。

というわけで、どうぞ。


■ デッキレシピ

(デッキ公開後の店舗予選では構築バレをケアするため村林を1枚浅村に変更し、そちらでも優勝。ただこちらは決勝で打順まで完全に同じ状態になり、ダイス勝負での勝利でした。)

■ デッキ選択理由

①打順勝ちへの対応

日本選手権においては今までと異なり打順ルールが採用されるため、引き分け時に打順を進めておくことで勝利を狙うことができる。

過去のショップ大会でも試合の3割程度は引き分けダイスだったことを鑑みると、打順勝ちルールへの適応は勝率向上の絶対条件とも言え、また日本選手権初週においては他プレイヤーは相対的に打順ルールに対する意識は高くないものと考えられるため、初週に握るデッキとしては勝算が高い。

②ミトバコンボ

打順ルールを鑑みた際、最も有用な手段は下位打線AP5における「ミートミトバ」の12出しである。相手のDP6投手1枚出しに対して確実に振ることができ、しかも勝負師を温存することができるため、特に2回に詰める手段がこれによって格段に増え、2回の中継覚醒3枚を枯らした後に点を取る動きができると考えている。

(アドバンテージドリオ店のヤマダさんがShortsで投稿しており、こんな本質情報を公開するなんて!環境変わるぞ!!と思っていた。ちなみに最近ミートミトバを見かける機会が増えた。)

他方、コンボもないところにミトバ単体で積むと、相手からもこのミトバの使途を考えられてしまう余地があり、ミートミトバのケアをされやすくなるリスクを考えた時に、元からミトバを自然に積めるミトバコンボ持ちの球団に入れたいと考え、最も適したカモフラージュ役として浅村が想起された。

③ダイスマイナスによるプレイングの割り切り

中9ミラーが頻発する前提では、当然1弾と同じく先頭打者HR被弾リスクが相応にあり、特にDP5先発では基本的に何も防ぐことができないため、ダイス-1/-2を通じてHRを2ベースに下げ、後ろの3枚で抑えることのできる動きはかなり魅力的に感じた。

また、下位打線AP5に対しては伊藤+捕手1枚を置くことでダイス-2を与えることができ、ミートで振られても素の強振と同じだけのアウト確率に抑えることができるため、下位打線に対してかなり割り切ったプレイングをすることで自身の攻撃面での動きを安定させることができると考えた。

伊藤は覚醒が尽きても安易に変えず、下位打線には捕手を添えてダイスアウトを取りに行く。

これら条件から、最終的には楽天使用時は6捕軸一択という判断に至る。

④ミラー確率の低減

楽天ミラーは相応に不毛な戦いであり、互いにダイスアウトを連発するため打順のコントロールが効かず、勝敗の制御が難しい。然るに、楽天が流行れば流行るほど互いのダイス運に勝敗の依存度が上がるため、楽天のシェアが伸びた状況下で楽天を握ることは得策ではないと考えていた。過去の新弾直後のショップ大会等の傾向を見ても「まずは自球団で」と考えるプレイヤーが多いことは推測でき、その観点では関東における楽天のシェアは低いため、楽天デッキは初週に握るべきデッキであり、楽天が流行りだしたら撤退すべきだと考えている。そのため、他に握るデッキの候補は複数あったものの、まずは楽天からスタートすべきと判断。

■ 構築時の検討点(オーダー)

・1岡島1島内1田中

3太田にするか上記3枚にするかは悩んだものの、
①1岡島:TP消費はしないので犠牲フライ要員、悪くはないが岡島の打順を考えると1死以下で3塁にいる状況がそこまで多くなく、直接的な得点貢献は低いと判断
②1島内:ミトバ11は偉いがそれ以外にやることがなく、相手視点も数字が見えている以上守りやすいのでそこまで貢献は大きくない
③1田中:メイン採用だけでも十分足りるか。基本ダイスマイナスが欲しいなら辰己を置けばいい。

他方、3太田は守備では捕手が増えることで守備面の安定性が上がり、打順ルールにおいて相手のダイスアウトを狙いやすい。攻撃面ではミート+2で多少は二塁打の期待値もある、また3積故に勝負師も誘いやすく、出し方の幅も広く持てる。このあたりの理由から3太田に落ち着いた。

と尤もらしい理由をつけているが、単純に楽天において勝率に一番寄与する動きが「捕手+何か」(辰己捕手/勝負師捕手/覚醒捕手)の出し方パターンであり、この動きの再現確率を上げるためには捕手6枚しかないと判断した。
ちなみに村林を切ってこの辺りの1コスから2枚採用することも考えたが、内野守備があまりに脆い上、村林の覚醒千金ルートを残したい、田中和はDP4目的でダイスマイナスは辰己で十分である、そもそも千金を使うならAP4は少ない方が良い、という理由でこの構築に落ち着いた。

・3小深田

太田より小深田を採用する理由は特にないと考える。確定単打は魅力だが、AP+の能力がなく覚醒込みでも効果発動まで持ち込める機会が少なく、覚醒12前提のこの守備数値下では効果発動を期待しづらい。ゲッツーはあっても良いが、コスト都合上村林+αと入れ替える形になり、無走者でもダイス-1が発動する村林のほうが総じて効果は強いと判断。

■ 構築時の検討点(メイン)

・浅村覚醒

積みたいが、初週においてはどうせ勝負師を打たれるだろう、という判断。最初は相手が浅村の効果を素直に読んで勝負師含めた勝負師覚醒で振ってくると考えたため、覚醒抜きから始めて、出し方のメタを見つつ調整すればいいか、と考えた。

・田中和基

外野手が辰己3枚のみで防ぐことが難しく、追加の守備札は必須。打順操作に寄せるためにミート札を兼ねたく、田中和を採用。枠の都合で2枚。一応村林で使うとミート9になる。

■ プレイング

・投手継投

マリガンでは酒居は必ず全て切る。基本的に伊藤で2回1-2死まで取る想定のため、1週目はかなりアグレッシブに切ってよい。

伊藤の覚醒は基本的に初回で使い切り、2回のAP5下位打線に対しては捕手1枚置きの対応が軸。当然ミートでは振られるがダイス-2となるため、素の強振と同じく4割弱でアウトを拾うことができ、また始めは対戦相手の練度も加味すると強振振りのアウトや千金振りのアウトを拾えることもあるため、総じて覚醒抜きでも1アウトは追加で取れるという判断。結果的に伊藤捕手で多くのアウトを拾っている。

・守備札

上位打線には基本的に2枚出し連打。「勝負師」「捕手」「外野手」「覚醒」の4つから選択をするため、相手の出し方パターンと裏目をすべて計算し、レストの状況とブラフを織り交ぜながら適切な出し方を検討する。下位打線は捕手1枚出しを軸に、適切なタイミングで投手覚醒を置く。

・攻撃

先頭は覚醒千金を狙い、ハンド的に難しければミート打ち。以降はハンドの様子を見ながらどこで打ちに行くかを想定するが、基本ハンドに伊藤覚醒が固まっている場合は初回の攻撃を捨て、ゲーム全体での布石を打つ目的で強振振りを選択する。浅村は当然強振。覚醒がない構築の際には勝負師1枚置きでの強振宣言を行い、得点ではなく出塁を狙った(あくまで打順勝ち目的)。相手にこちらの上位打線に対して2枚出しを強要することで、継投枚数が最多タイの楽天では大抵の場合でハンド枚数のアドバンテージを取ることができ、特に2ドロー中継を使用する中9球団に対しては相当有利を確保することができた。

このデッキは2回/3回に詰めるのが本線であり、基本はハンド枚数が少ない試合後半にリソース差で打順勝ちか得点勝ちを狙う。下位打線の1枚出しにはミートミトバで確定出塁を行うし、特に2回は相手の覚醒3枚吐き切らせた状態で読みを合わせて打つイメージ。

・守備

相手の上位打線に対する失点は多少は割り切り、序盤から無理をしすぎないことを意識する。出し方は守備札の項の通り。最終回は相手の勝負師の吐き方の枚数を見ながらこちらの札の出し方をコントロールする。

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