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チャレンジカップで使用した横浜DeNAベイスターズ デッキ解説 | 予選全勝、最終ベスト8構築

こんにちは。浜風ゲーマーズのやしょっちです。
今回は、5/4に行われたチャレンジカップ in 東京 にて僕が使用したベイスターズのデッキについて解説しつつ、大会を振り返ります。


デッキ選択

まずベイスターズを選んだ理由ですが、単に僕がベイスターズファンだからというだけです。
弱くても握ってたと思いますが、なんと現環境でトップクラスに強い球団でした。
以下、使ったレシピです。

チャレンジカップでの戦績は予選4勝0敗、決勝トーナメント2回戦負けのベスト8でした。
ちなみに最後に負けたのは優勝された横浜です。

↓構築について解説していきます。

コンセプト

ダイスマイナス効果を持つ入江や山崎に加え、桑原や山本など優秀なサポート札で守りを固め、打線は牧、佐野、オースティンなど強振を多用し一発で勝つというデッキです。

まず投手のコスト制限を考えた時に、ダイスマイナス効果がある入江は確定枠として、
・東(2)→入江(1)→山崎(2)
・大貫(1)→入江(1)→山崎(3)
の2パターンの選択肢がありました。
東先発のパターンは7枚引ける代わりに抑えが普通
大貫先発のパターンは5枚しか引けない代わりに抑えが強力と、どちらも一長一短あります。
今回大会に持っていくにあたって、予選は引き分けがあり、決勝トーナメントでは延長タイブレイクがあるということで、入江が降りた後の3回以降を封殺できるコスト3山崎を採用することにしました。

ショップ大会などで見る限り、横浜を持ち込むプレイヤーが多いだろうと予想していたので、ロースコアの試合は必至で、引き分けやタイブレイクが起こりやすいと思いました。実際、予選での引き分けはめちゃくちゃ多かったみたいです。

抑えをコスト3の山崎にすると決めて、打線は強振を多用して一発を通してそれを守り勝つデッキにしようとコンセプトが決まりました。


採用カード解説


1番

1番に置いておくと高確率で勝負師で覚醒を弾かれドロー効果を使えないため、牧佐野のあとの5番に置くのを初めに試しました。しかし、相手が5番のタイミングで勝負師を打つ余裕がないのと同時に、こちら側も宮崎を手札に用意しておく余裕がありませんでした。

なので宮崎の覚醒は諦め、メインデッキは0枚採用にし、あえて1番において相手の勝負師を吐かせるというプレイングに切り替えました。
1番宮崎に対する相手の出し方で多いのが、勝負師1枚出しor勝負師+ミートなので、DP6の投手に対しては強振選択で値千金1枚出しをするようにします。
これは環境に多い横浜ミラーに対して特に有効で、ダイスマイナスを持つ入江が出てくる前のDP6の東or大貫に当てて、強振ダイス+2で回せるのが強かったです。(実際、横浜ミラーはロースコアの戦いになりやすく、予選では宮崎のソロホームラン1本で勝った試合がありました。)

2番

ミートと強振両方にダイス+1が付いてるだけで強いので3枚採用で覚醒狙っていきます。このあと主軸に続いていくのでここで勝負師は切られにくく、覚醒1枚出しでコスパよくダイス回せることが多かったです。

3番

ランナーがいる時AP7になるのが優秀。(上のダイス+1テキストもランナーがいないと発動しないことに注意)
覚醒しなくても数値が高いのと、勝負師を打たれやすいので2枚採用。

4番

そんなに強くはないです。覚醒効果は勝負師打たれて使わせてもらえないことが多いと感じたので1枚採用。
単に牧の後ろに置いて圧をかける要員というイメージです。

5番

ただのAP5。0枚採用。

6番

ただのAP5。0枚採用。

7番

詳しくはこちらの記事に書いてます。有料記事ですが、よろしければ参照ください。

2枚でもいい気がしますが、守備札としても使えるので3枚採用です。

8番

ダイスマイナス効果も強振DP3も重宝するので3枚採用。
入江と併せるとダイス-2修正なのでだいぶ堅いです。
また、ドロー目的で伊勢を着地した時に被害を最小限にするために雑に投げたりします。

9番

ミートDP3、強振DP2によって読み負けしにくいのが優秀です。
コスト1使うので、3コストの佐野を入れるために0コスの伊藤光の方を採用している構築もたまに見かけますが、ミートDPの1の差が非常に大きいので祐大採用にしてます。

AP4相手にはこれを雑に1枚出ししたり、相手の覚醒が読める場面で勝負師+祐大の出し方をしたりします。

先発

大貫は先頭1人投げたらすぐ伊勢か入江に代える想定です。
大貫を何枚入れるかは他の枠次第で0~3枚までありえます。最初のドロー+マリガンで引き込めれば入江を出す前に覚醒で楽にアウトが取れて単純に強いからです。
今回は他の枠との兼ね合いで1枚採用にしましたが、予選と決トナの6試合中2、3試合くらいで引けた気がします。(大会前夜に組んだのでここの調整はきちんと詰められてないです。)
大貫は5枚しか引けないので、1枚採用で引けたらラッキーというのは、使っててちょっと適当すぎる気もしました。

中継ぎ1

大貫が5枚しか引けないので手札が細くなるのを補うために、できれば入江を出す前にワンポイントで出したいです。
ただし、1番に出塁された場合にはもう仕方ないので大貫から直接入江を出すルートにします。それくらいDP5の伊勢は弱く心もとない存在です。
2回の2アウトまで入江に任せて伊勢に代えるのは危険なのでやめた方がいいです。伊勢が相手打線に捕まって、まだ2回だから抑えも出せず止まらないという悲劇が起こる可能性が結構あるからです。実際大会でそれで負けかけました。
やるなら、3回の頭に出してドローするのがよいです。そのあとの山崎はまず打たれないので。

伊勢を着地した時には桑原を構えておきたいです。ダイスマイナスでできるだけ被害を抑えましょう。
伊勢はあくまでドロー目的なので0枚採用です。

中継ぎ2

1回の2番から、あるいは伊勢を挟んで1回の3番から2回終わりまで登板させます。ダイスマイナスが常時入るのが心強いです。
ずっと使うので3枚採用。

最強の抑え

ダイスマイナス効果はありますが、DP8があまりにも強く、そもそもダイスを回されないことがほとんどです。山本が手札にあるととても堅いです。
3枚採用してましたが、ここの枠削ってもいいかもと思いました。覚醒しなくても十分強いので。

3枚確定枠。
レストエリアに3枚見えるだけで一気に相手が楽になってしまうので使うタイミングは気を付けたいです。
また、山札切れの直前に使って2周目の山札に戻したい気持ちもわかりますが、そこでも3枚山に戻ったことがわかるだけで隙を与えてしまうので、状況にもよりますが3枚目は持ってた方がいいです。

下位打線でもドリームを掴める可能性があるので3枚入れています。1点を守り抜くデッキなので、3イニングのうちどこかでダイスが上振れてソロホームランが出ればいいという考えです。

手に来たらあまり出し惜しみせず雑に使っていっていいです。守備の時に邪魔すぎるからです。
自分AP5、相手DP6の時に雑に1枚出しとかしたりします。

相手の中軸対策で2枚採用してますが、諸々を削って3枚採用は全然アリです。

回し方

マリガン

先攻
大貫、入江、勝負師は残します。
オースティンと牧残します。
値千金はオースティンが引けてたら1枚は残します。

後攻
大貫、入江、勝負師は残します。
山本、桑原、オースティンは1枚まで残します。

初回の攻撃

先攻でも後攻でも、初回の攻撃はあまり無理しなくていいです。宮崎もオースティンも無理なく1枚出しで済ませ、出塁できた場合には牧と佐野でちゃんと点を取りにいき、ダメだったら2回以降に下位打線に値千金を上手く使ったり読みを通したりして長打で点を取りましょう。

守りでは、相手が普通に上位打線に主力を固めて来てる場合には投手覚醒を出し惜しみせず使ったり、勝負師や外野警戒を切っていってしっかり1回にリソース割いて抑えにいきます。
下位に主力を固めてる場合は強振の一発にだけ気を付けつつ、無難に数値で抑えればいいです。AP4のタイミングで伊勢を着地すれば楽に戦えます。勝負師や入江の覚醒は2回に取っておきます。

チャレンジカップ振り返り

あまり試合内容を覚えていないので、かなり大まかな雑記。
後から1戦1戦メモをしておけばよかったなと後悔してます。

予選
1戦目 対横浜 先攻〇 1-0
先頭の宮崎で値千金通してソロホームランが出て、その1点で勝ちました。完全に予め狙ってた通りの勝ち方になったので、さすがに笑っちゃいました。

2戦目 対ソフトバンク 後攻〇 5-0
読みを通しまくり一気に5点を取ってそのまま勝ちました。

3戦目 対ソフトバンク 先攻〇 1-0
全然覚えてないですが、ホームランか二塁打2本かなんかで1点を取ってそのまま勝った気がします。ソフトバンクはダイスマイナスがないので、強振でゴリ押しが通りやすいです。

4戦目 対日ハム 先攻〇 5-4
3ランで3点先制して順調でしたが、2回裏2アウトまで取ったところでまだ伊勢を出してなかったのでハンド補充のため伊勢を出したところ、そっから伊勢が捕まって2アウトから4点取られて逆転されました。
伊勢のDP5が致命的に低く、相手が戦術カードメインの日ハムだったこともあり数値で全く勝てずに、読みを当てても同値止まりで負けたりなど、全く止められませんでした。
さすがに無理して伊勢出すべきではなかったし、特に日ハム相手には一番やってはいけなかったと反省しました。
結果的に3回表に2点取って逆転して勝利しましたが、かなり制限時間がギリギリになってしまい、終盤しっかり思考時間を取らないといけないゲームにも関わらず3回表裏は両負け回避のためにお互い即時プレイが課せられていたのはなんともいえない感じでした。仕方ないことですが。

普通に進行すれば35分で余裕を持って終わるゲームですが、乱打戦になったりタイブレークに入ったりすると結構きつめかなと思いました。予選で横で見てた試合でも、乱打戦で両負けの試合がありました。

結果、なんとか予選を抜けることができました。

予選の結果

左の数字は勝ち点、勝ち3点引き分け1点でした。
参加者158人のうち全勝は4人。オポも含めて1位通過だったのはちょっとうれしかったです^ ^

周り見渡してて思ったのは、やはり上位卓には横浜使用者が多かったです。巨人も結構いました。
逆に1敗ラインで様々な球団が上がってたので、どの球団でもプレイングを磨けば上がるチャンスあるなと感じました。(画像、緑の色付きが被りなしで上がった球団です。残りは抽選でした。)

決勝トナメ
1回戦 対オリックス 先攻◯ 2-0
サポートの数だけダイスマイナスできる宮城が強力で、2裏まで0-0でタイブレーク覚悟してましたが、3表に牧の覚醒+値千金が通り、強振+4ダイス回せて2ランで勝ちました。

2回戦 対横浜 先攻× 0-2
1回にワンポイントで伊勢を出したあと入江に代え忘れて、覚醒のつもりで入江をサポートに置いてダイスを振られ、2ラン浴びてそれが決勝点という痛恨のプレミをしてしまいました。悔しいです。
これは言い訳ですが、
ミラーで先攻引いたり、表にダイス2回回してどっちもアウト(うちオースティンは+3ダイスでアウト)だったりで、1表終わった時点でこの試合きついなーって弱気になってたのが結構影響したと思います。メンタル弱かったです、、、

お相手は下位打線に主力を固めたタイプの横浜デッキでした。大貫と伊勢もメインデッキにしっかり積んでいて守りが堅かったので、この2点が非常に重く、返せませんでした。

結果、ベスト8で終わりました。
デッキの試行回数が少なく、もう少し構築詰めれたと思いますが、狙い通りにいったとこも多かったので、また今後に活かしたいです!

大会の様子
贔屓球団のユニホームを着用している参加者がかなり見受けられ、スリーブなどのサプライも球団のものを使用している人が多く、競技シーンでありながら野球愛に溢れたいい雰囲気の大会だったなと感じました。使用デッキもやや偏りはあったものの、贔屓球団のデッキを持ち込んだ人が多かったんじゃないかなと思います。

また、予選最終戦の全勝卓には女性プレイヤーや小学生くらいの少年プレイヤーもいて、自分が普段やっている他のTCGに比べてプレイ層の幅広さに少し驚きました。
発売してから2週間くらいでの大会だったこともあり、自分も含め初心者が多かったためか、全体的に和やかな雰囲気でよかったです。

まとめ

いかがでしたか?

今回の大会で学んだこと

・宮崎の強振振りは有効
・伊勢をワンポイント以外で使わない
・投手の枚数検討(ヤマヤスは減らしていい)
・先攻でもまあ勝てる
・APサポートが強振に偏りすぎている

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