Evernoteで論文を保管するときのタグに著者・出版年・雑誌名を入れる

利用する文献の整理にEvernoteを使用している。

Evernoteといえば「ノートブック」と「タグ」というカテゴライズがある。ノートブックはユニークなカテゴライズで、ひとつのノートにはひとつだけ指定できる。一方、タグはひとつのノートに複数設定することができる。

正直に告白すると、タグ機能をなかなか使いこなせてこなかった。

タグといえば、pixivやニコニコ動画のような、さまざまな画像・映像アップロードサイトに、その画像が想起させることを、ユーザ側からも付与していくことがある。

論文も同じようにして、内容で思い浮かぶことや、のちのち利用しそうな方向性(特に、時代的な制約から論文出版時では単語として出現しなかったが、後年とらえなおされた概念等)をタグにつけておいたりはしていた。

さて、研究仲間との情報交換の会話で、なにか「文献を口頭で言及する」ときに、あなたはどうやっているだろうか?

「あ、そういえばHoggeら2013年の論文で……」
「たしかFugar研からJournal of Nantaraologyに出てた論文に……」
というように

・著者(筆頭著者・ボス・知り合い)
・出版年
・雑誌

が言及のキーとなっていることが、わたしは多い。

自分のEvernoteで検索して論文をひっぱりだしてくる行動パターンとしても、やはり体感で一番多いのは、筆頭著者+出版年という検索をして、ヒットしたリストを見て辿り着くのが多かった。

そのとき、論文が出版年でソートできると都合がいい。だからかつては、ノートの設定を変更して、「ノート作成年月日」を「論文が公刊された年月日」に変えてしまうようにしていた。

その結果として私のEvernoteのなかの「最古」のノートブックは1890年代の論文のスキャンデータになっている。

しかし、この年月日を指定するよりも、出版年をタグに入れるほうが、はるかに簡単に設定できることに気がついたし、検索の特定もラクだ。たいていの論文は、あたまのなかで、「筆頭著者」「出版年」で覚えているからだ。「雑誌」「最終(責任)著者」のこともある。これらも気が向くまま入れておいたらよい。

著者名はぜんぶ入れると煩雑すぎるので、筆頭と、ボスと、知り合いがいればそれもときどき入れている。

(画像は自分の論文です)

これを検索するには、「tag:2013」と入れれば良い。「tag:(第一著者名)」も入れれば、なお特定は容易だ。

2013年に出版された(そしてEvernoteに登録した)論文はたくさんあるわけだけれど、こうして絞り込むことができる。これでヒットしなければ、「tag:」を除いてみる。タグをつけわすれているだけかもしれないからだ。

タグで決め打てることのご利益は、著者名で検索するときに、その人が書いたものでなく、その人が書いたものが引用された場合もヒットしてしまうことにあるだろう。

また、intitle:を使わない理由として、著者名はet al.によって丸められるため、ノートタイトルをつづめて入力しておくと、研究室PIはタイトル行に入らないことがあるのも、タグが有利な点と感じている。

そういうわけで、わたしはだいたい以下のようなタグをつけている。
・著者(筆頭・知り合い・元締め)
・出版年
・雑誌
・研究材料に使われた生物
・研究対象となった遺伝子
・アプローチ/内容のキーワード

タグはこれまで、内容をあらわすキーワード群のように、「あいまい」「やわらかい」ことをつけてきたのだけれど、こうしたフォーマルな側面こそつけておくと、検索が加速されるのかなと感じた。

使い始めて数ヶ月経ったが、非常に良い感触を持っている。

違う分野の利用へのヒント

これは生物学の場合で、分野が異なれば当然タグの付け方も違ってくるはずである。

そのときヒントとなるのは、やはり自分が普段「文献を口頭で言及する」ときにどうしているか、だと思う。

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