紅麹騒動で検出されたプべルル酸の腎毒性についての仮想問答


いい加減な話でしかないとは思うが、とりあえず素人談義ということで。


一説によれば、プべルル酸の皮下注5mg/kgで実験動物(マウス)の80%(4/5)が死亡したという情報あり。



経口摂取(サプリの錠剤)の場合だと、吸収効率で差があるが、一般的には静注や皮下注に比べ少なくとも10~20分の1程度(場合により30~40分の1程度)の血中濃度に低下すると見込まれる。


そこで、吸収効率が高目だと想定して、10分の1だと仮定する。


腎障害の中毒濃度が2mg/kgとして、経口摂取の場合10倍量が必要になると想定するので、体重50kgの人なら(2×50×10=)1000mg/日の摂取量となる。これを3錠のサプリで摂取するという想定である。そこで1錠当たり350mgのプべルル酸含有量(3錠で350×3=1050mg)ということで考えよう。


ここで、サプリ錠剤を1個1gとして、この35%がプべルル酸の重量である。
1単位の製品が60日分として、3錠/日×60=180gとなる。これを千人が購入したとして、180g×1000=180kg となる。

これを製造同一ロットと見做して、ここに含まれるプべルル酸の量は

180×0.35=63kg

である。

製造工程において、紅麹の有効成分以外に、青カビが発生したりして想定外のプべルル酸混入が生じるとして、63kgもの精製重量に匹敵するカビが発生するだろうか?

通常では考えられない。

腎毒性を生じる中毒量が皮下注量2mg/kgより低いとしても、経口摂取での吸収効率が高目想定(10倍)で、パーキロでの皮下注量2mgと経口摂取20mgでの有効血中濃度が同一という想定は経口にかなり有利だと思うので、無理筋な想定とは思わない。


つまり、偶然生じたプべルル酸が混入したことで腎毒性を招来した、という想定は、かなり厳しいということである。

中毒量の水準が上記想定の10分の1(皮下注投与量0.2mg/kg)だとしても、製造工程で生じるとされたプべルル酸の含有量が余りに多すぎる。

偶然の環境汚染や変異株出現で生じると思われる混入量を、大幅に超えている。
これがもし混入量が少ないとなると、中毒水準の血中濃度には到達することがなく、(急性腎障害を発症した患者が(事後補記))検出されることはまずない。原発狂の言う「トリチウム水を飲んでも何も生じない」論と同じだから。

特に、短期間での腎障害出現となれば、相当程度に高濃度じゃないと無理だ。
医師による会見※のあった、腎障害で入院加療後にまた比較的短期間で再入院となった腎炎患者だと、蓄積効果でプべルル酸の腎毒性が発現したというのは低濃度では難しいだろうから、だ。

※ 31日追記:
日大の阿部教授の会見報道を知るより前に書いたので、民間病院医師の会見のこと。


培地で複数菌類の培養が起こる場合、栄養源の奪い合いになる為、競合するのでは?
紅麹の菌類培養環境下で、仮に別な青カビ類が発生したとしても、それだけが大量に生育することはまず考え難いだろう。
混入という程度ならば微々たる量しか発生しないので、腎毒性を発現する程のプべルル酸の量を単位重量当たりで生じると思うか?


普通はかなり難しいと考えるだろう。
一般的な科学・医学的常識からすると、あり得ないという話である。想定し難いということが現実の現象として生じた場合、自然の結果ではなく人為的な意図された結果である可能性を疑うのは当然なのではないかな。


30日12時半頃 追記:


夜中の0時頃にこの記事を書いてたんだが、その後、少し知ったことがあったので追加しておきたい。


昔、ネット上の某所で当方がコメント欄で書き込んだことのある化合物が「ヒノキチオール」や「アズレン」の話だった。

これは「トロポノイド」族と呼ばれる化合物で、今回の紅麹騒動で公表され初めて知った「プベルル酸」も同じくトロポノイド誘導体の一種らしい。

参考

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/22/9/22_9_610/_pdf




そうですかw

やはりDeepState勢は逐一読んでて、当方が書いてる内容を分析して、意趣返しだか「江戸の仇を長崎で」方式だかの、嫌がらせや仕返しをやってくる習性なのですねww
よく分かります。

何処でそれを話した(書き込んだ)かは憶えてないが、トロポノイドという共通点から、そういう記述をした記憶を辿れましたわ。


当方のコロナワクチン(特にmRNAワクチン)批判が、よほど頭に来てたんでしょうか。




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