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【声のお悩み相談室2】滑舌の改善法を教えて

Q-2
滑舌が悪く、言葉がはっきりしません。練習すれば治りますか?(32歳・女性)

A-2
首から上の緊張が原因。練習次第で改善するよ!

普段、奥歯の存在感がありませんか?
だとしたら、噛みしめ癖があるのかも。
パソコンを使っている時に、ぐっと奥歯を噛みしめている人、意外と多いのでは。
さらに、息も止まっていることがあるでしょう。
いやいや、私もそうなんです。
人間、集中して何かをしている時って、つい奥歯を噛みしめ、息を詰めてしまうんです。
でも、これは疲れる。
息、してませんから。
本当のリラックスは、呼吸を止めてしまっては出来ませんよね。
そうこうしているうちに、肩も上がって、首の後ろも縮まってくる。
あぁ、いかにもストレスが溜まってますよって姿勢です。
そうするとね、舌がノドの奥に引き込まれたようになってしまうんです。
当然、呼吸はしにくくなるし、声も出しにくくなるし、舌の動きも悪くなる。
滑舌に影響が出るわけです。

「らりるれろ」が「あいうえお」になる。舌の動きが悪いから。
「りんご」が「いんご」になったりね。
「あさおか うりこ」と言ってみたり。

舌ってね、たくさんの筋肉で構成されているんです。
ということは、筋肉なので、トレーニングをすれば動くようになるということ。
やった!

でも、多少なりとも努力は必要です。
舌を思いきり出したり、ひっこめたり、ぐるぐる回したりは序の口。
高速で「ルルルルル~」というタントリルも、効果アリ。
とにかく、動かす練習をしてみましょうね。
使わないと、鍛えられないからね。
でも、首の筋肉が疲れるでしょう。
首や肩のコリも、同時にゆるめながら進めて下さいね。

そして、ここポイントです。
焦らないで、ゆっくりとしゃべりましょう。
滑舌の悪い人って、しゃべるときに焦っちゃう。
伝わらないと思うから、たくさん言葉をしゃべろうとして、とっても早口になる。
そうすると、ますます舌が緊張して、話せなくなるんです。
呼吸を落ち着かせて、ゆっくりしゃべってみましょう。
大丈夫、言葉は少なくても、気持ちは必ず伝わります。

とにかく、焦らないでね。トレーニング&ゆっくりしゃべるで、改善を目指してみましょう。

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