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【アケコンレビュー】Razer Panthera EVO について...

Razer製の新型アーケードコントローラーが発売され、
入手する事が出来ましたので、色々書いていこうと思います。

『重量』
先ず触って一番気になった所は重量です。
今まで色々アケコンを触ってきましたが、かなり軽い。
量ってみると、驚きの2.1kgでした。
これは、通常のPantheraが3.4kgに対して、1kg以上軽い製品となります。
又、一番なじみがあるHORI製のHAYABUSAシリーズでも2.3kgです。
小型器は除きますが、アケコンの中では最も軽いものになります。
重さ=ぶれたりしない安定感 とは言われますが、
膝全体にバランス良く置ける為、問題はないように感じます。
底面には滑り止めシートは2本走っており、ぶれ防止にもなっています。

『主要部品』
レバーは三和製。
8ボタンはRazer製の独自開発物。通称アケミボタン。
押した感覚は三和製に似ている為、言われないと分からないかもしれませんが、
Razer製の方が遊びが少なく、気持ち重いと感じました。
とは言え、そこまで変わらないので三和製に換える必要性は無いかもしれません。


『天板カスタマイズ』
通常のPantheraはカスタマイズが困難な為、このアケコンを選ぶべき仕様の一つと言えます。
これまで天板カスタマイズと言えば、MadCat製のTE2+シリーズでしたが、
カスタマイズユーザーはこのアケコンが主流になるかもしれません。


『性能』
現行発売されているアケコンの中で最も遅延が少ないと言われていた
HORI製の刃と同等の最低遅延器となります。
もちろん通常のPantheraよりも遅延が少なくなっています。
最近のアケコンはどれを使用しても大差はありませんが、
数値上気にされる方は、最低遅延アケコンを選ぶのをオススメします。


『上蓋開閉装置の廃止』
通常のPantheraは上蓋開閉装置があることで、メンテナンスを簡単に行う事が出来ました。
ですが、そこまでボタンを換えたりする事は無いので必要は無いと私は考えます。
レバーボールが緩んだ際に、締める事が出来る穴が底板にあるので、
その点配慮されているなと感じました。


『取外し式コードの廃止』
通常のPantheraは取外して、アケコン内に収納する事が出来ました。
ですが、自宅で使用する場合も繋ぎっぱなしですし、取外しするのも面倒だと私は考えます。
HORI製のHAYABUSAシリーズの様に、奥側面に収納が備わっています。
蓋も外れにくい構造になっているので、外れる心配も無さそうだと感じています。

この2点で、アケコンの評価が判れる所でもあるかもしれません。
私は改良と考えており、理想形に近づいたかなと思っています。


『ヘッドホン,マイクボタン追加』
新機能として追加されたボタンで、接続したヘッドセットなどに対応する事が出来ます。
ですが、PS4でヘッドセットを使うことは無いので私には必要が無いものでした。
PS4でボイスチャットをする方は重宝されるのではないでしょうか。
ボタンの縁が常に青色LEDで光っているのでアケコンが接続されているか確認は出来ます。


『改善して欲しい点』
・スタート,シェアボタンを右側面ではなく、上面にして欲しい。
 誤動作防止だと思いますが、腕置きのある椅子だと当たってしまうことがあるので。
 誤動作防止用のロック装置が備わってはいますが、
 ラウンド間のスタート飛ばしも出来ないので、重要な時以外は使われていないのでは。
 Pantheraに慣れていない方は、結構戸惑う方もいらっしゃいますし、
 どちらがスタートか、シェアか判らなくなる事もある。

・ヘッドホン,マイクボタンは不要。
 そこにスタート,シェアボタンを持ってきて欲しかった。

・個人的にはもう少し重量があって欲しかった。
 2.8kgぐらいあったら嬉しい。


【まとめ】
良い所、悪い所、色々書きましたが、全体的の評価は星4.5【★★★★☆】です。(色的に4つですが。)
-0.5は今後の期待を込めて、改善して欲しい部分分としました。
以前アケコンレビューで期待度星5【★★★★★】と書きましたが、期待通り良い品でした。Razerというブランド力、現行最低遅延、天板カスタマイズ容易 この3点は非常に大きいのではないかと思います。
格ゲー界で主力コントローラーになりうると思いますので、興味が有りましたら是非使ってみてはいかがでしょうか。

追加画像12月2日


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