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NFTアート制作・販売を始めて出会った詐欺手法

こんにちは!botrinoです。

NFTアートに参入して数週間。噂には聞いていましたが、まあ英語圏からの詐欺や釣りの多いこと。
啓蒙の意味も含めて自分自身に来たNFT関連の詐欺の手口をまとめてみようと思います。

(余談ですが今回の記事の内容と整合性を取って、アイキャッチ画像は悪のbotrino、Type-34を掲載してます。)

これからNFTに参入するかたの一助になれば!

DMは疑ってかかるべし

僕は現在botrinoの宣伝・発信のためにtwitter、instagram、tiktokのSNSを運用しています。

その内tiktokは運用開始して日も浅いためか、今のところ不穏な出来事はないのですが、twitterとinstagramではDM(ダイレクトメッセージ)を通じて怪しい連絡がバンバン来ます。

とにかく英文のDMは9割ぐらいが詐欺だと思ったほうがいいでしょう。

重要な点として、

  • 相手のアカウント情報を精査する

  • 少しでも怪しいと感じたら返信をしない

  • DM内のリンクは不用意にクリックしない

この3点は常に意識しておいたほうがいいかと思います。

では下記で各SNS毎に体験談を書いていきます。

怪しいお誘い~twitter編~

まずはtwitterからです。

┗あなたのNFTを5.3ETHで買います

噂には聞いていた手口で、実際に僕にも来た手口がこれです。

最初は作品やプロフィールをベタ褒めしてきます。
返信すると「あなたの全作品を〇〇ETHで全て買いたい」といった旨の連絡がきます。

詐欺だと思われるDMのスクショ1

英)Do you have some collections are available for sale right now?
日本語訳)現在販売中のコレクションはありますか?

英)How can i see you collections mate?
日本語訳)どうすればコレクションメイトに会えますか?

詐欺だと思われるDMのスクショ2

英)i can do 5.3eth if you want to sell them right now
日本語訳)今すぐ売りたいなら5.3thでもいいよ

僕は手口を知っていたためここで連絡を絶ちましたが、恐らくこのまま進むといざ購入というターンで仲介者を入れてうんたら~となるはずです。

そして、その仲介手数料をボったくるといった手口になりますね。

Discodeを挟む手口もあるようですが、このまま進めていたらどういうフローになっていたかは気になります。

そもそもホントに作品を全部買うほど気に入ってくれた人なら、何も言わずサッと購入してくれるんじゃないでしょうか

┗NFTコレクターに見合わないリテラシーに注意を

そもそもこのアカウントのプロフィールには「NFTコレクター」の文字がありました。
フォロワー数もまあまあいますし、個人のOpenSeaページも存在する模様。

にも関わらず、冒頭で「あなたのコレクションはどこで買えますか?」と聞いている点は怪しむべきでしょう。

過去OpenSeaからNFTを買ったことないのかな?
けど自分のコレクションページはある?おかしい…。

botrinoの場合twitterのプロフィール欄にもOpenSeaのリンクは貼ってありますので、ホントに作品を気に入った方なら勝手に観に行っているはずです。

その上で話が進んでいるならまだ検討の余地はありますが、DM上で聞いてくるなどリテラシーに難がある?わざと装っている?点は十分に怪しいと感じました。

肩書とwebリテラシーの整合性が合わない部分は注意が必要です。

┗過去のツイート内容をよく見てみる

このアカウントが気になったので、過去どんな内容をツイートしているのか確認してみました。

すると個人のツイートは一切なく、あるのは誰かのリツイートばかり
ホントにコレクターなら、一つぐらいは「誰だれからこんな素敵なアートを買った!」とか、仮想通貨の相場に関する発信があるはずです。

あまりにも過去のツイートがお粗末なアカウントも要注意と言えるでしょう。

┗あやしいプロモーションのお誘い

こちらの作品に関するプロモートを仕掛けてきて、料金を取ろうとする詐欺もあるようです。

僕に来た手口は割とストレートで、冒頭から「私のボットはあなたの作品を私の抱える35,000人のユーザーに認知します」的なお誘いを仕掛けてきます。

詐欺だと思われるDMのスクショ3

英)My bot sends message to 39000 people about your NFT.
Price $ 15.39000 people will see the link to your collection, they will buy, share and like it
日本語訳)私のボットは、あなたの NFT について 39000 人にメッセージを送信します。価格 $15。39000 人のユーザーがあなたのコレクションへのリンクを見て、購入、共有、いいね!

こちらは逆にリテラシーがあるのか、一方的に「君のコレクションページはこれだね?」とか「見て!あとはポチっと押すだけで僕の全ユーザーに発信するよ」的なせっかちな側面が垣間見えました。

詐欺だと思われるDMのスクショ4

最終的にi do not want(いらない)と返して事なきをえましたが、なんだか時限爆弾みたいなやつというイメージでした。

プロモーションに関しては$15と金額も明示してありましたが、日本円にしたら約2050円前後。
安すぎることを踏まえると、なんだかんだでこの後高額なお金を払うことになるんじゃないでしょうか。

怪しいお誘い~instagram編~

instagramも同じくDMに来る英文メッセージは怪しいものばかりです。

twitterと違い、各投稿内のリンクから直接コレクションページへ遷移することができないため、DM上で「あなたの作品はどこで売ってますか?」とか、「なんのマーケットプレイスで売ってますか?」という質問に強く違和感を抱かないことも関係してそうです。

┗怪しいサイトに誘導された

instaの方が手口も多様化しているイメージでした。

まずDMが来る。大体「Hi!」とか「Hello」から始まります。
次いで「あなたの作品は販売されてますか?」と来ました。

応酬も面倒だと感じたため、OpenSeaで売っていることと、僕のコレクションページのURLを送りました。
すると、「私はOpenSeaだけ使っていないの」とわがまま子猫ちゃんな回答が。

間髪入れずに「私はあなたの作品2000ドルずつ出して買うわ」的な返信がきました。
2000ドル=約20万円ほどの価格ですからこのタイミングで色めき立つことでしょう。

instagram詐欺だと思われるスクショ1

僕は「どこのマーケットを使っていますか?そこへの出品も考えます」と返しました。

┗トップページの拡張子がphpだった

すると聞いたこともないサイトが送られてきます。
URLは敢えて載せませんが、mintbotというドメイン名から始まるサイトでした。

サイトは綺麗で今時風な感じがしましたが、

  • 運営会社が載ってない

  • コンテンツが異様に少ない

  • トップページの拡張子がphpになってる

この辺に強い違和感を感じ、レスを止めた次第です。

一応NFTの海外小規模マーケットプレイスも調べてみましたが、一切検索にヒットすることはありませんでした。

PHPとはプログラミング言語です。
しかし今はお世辞にも主流の言語と言えず、いわば一世代前の言語だというイメージと、WEB3、ブロックチェーンとセキュリティ面でも最先端を行っていないといけないはずのNFT界隈においてPHPを使うかな
という点が肝でした。

┗投稿にもプロモーションが多い

instagramに関しては、一つの投稿をするたびにNFTだと分かるとものすごいプロモーション活動の反応があります。

  • Promote it on@~

  • send me DM~

  • Check my dm sir

この辺の文言は全て「広告・宣伝しませんか」です。
基本的には無視しましょう。

実際にプロモーションを依頼したという人の記事を読んだことがありますが、効果はないということでした。

話しを進めると価格も提示してくるのですが、直接投稿にレスをするプロモーションは法外な価格を取られるといったことはあまりないかもしれません。

しかし、彼らからしたら「何も知らない鴨が見つかればラッキー」ぐらいの感覚です。

instagramを始めて間もない方は返信しないように注意しましょう。

┗すんなりDMから気づけばプロモーション勧誘だった件

DMにてマーケットを聞いてきて作品をベタ褒めしてくれるところまでは一緒の手口です。

しかし、途中から「なんでこんな素晴らしい作品なのに売れてないのか」とか「どういった宣伝をしてますか?」と聞いてきます。
返信を続けていると「私なら最適な宣伝を保証できるけどね」的な文言がきます。

instagram詐欺だと思われるスクショ2

僕はこの段階でレスを止めました。
要は、褒めておき買うかのように見せかけておいて宣伝費を払わせようとしている手口です。

肌感としては、twitterよりもinstagramの方が英文DM=詐欺といった感じがしましたね。

英語のDMから友人になれるケースもある

とにかく英文のDMが来たら大半は詐欺だと思いましょう。
基本的に無視することが一番です。

不用意にリンクをクリックしたり、添付のファイルを開かない、ダウンロードしない
これが最良の手段となります。

詐欺の割合が9割だとしたら、残りの1割は奇跡的に作品を通して連絡をくれる人です。

実際僕のもとにDMをくれたフランス人のアーティストさんと何回かやりとりし、そのままtwitter上で彼の固定ツイをリツイまでしてあげる関係になりました。

きちんとリプでお礼も投稿してくれてましたし、純粋に海外のNFTクリエイターと連絡を取りたかったんだと思います。
こういった稀有な例もあります。

僕は英文DMでも一通り読むようにはしています。
感覚で詐欺かそうでないか分かる部分もありますし、ちょっとでも怪しいと感じたらすぐに身を引くというルールを自分に設けています。

先ほどのフランス人の彼は、唯一やり取りの中でそういった怪しい点がありませんでした。

今はGoogle翻訳の制度も大分上がったので、コピペでぶっこむだけで大体言いたいことは分かると思います。
僕は英語が全然できませんが、今のところGoogle翻訳だけ十分やれてます。

NFTアート界隈はまだまだ詐欺が横行していると思いましょう

僕がNFTに参入したのはこの記事を書いている1カ月ほど前ですが、ある程度最初に詐欺に関する記事を調べておきました。

結論、NFTアート界隈はまだ詐欺が横行している市場だということ、また、英語圏に住み、WEBリテラシーが高い悪意のあるエンジニアなどからしたら日本人はオイシイ鴨に見えるということ。

この2点を認識しました。

日本人は英語の読み書きが堪能ではない人が多く、文化的にはっきりとNoと言わない部分も関係してるんじゃないでしょうか。

SNSや英文DMに限らず、

  • 怪しいフリーのWi-Fiには接続しない

  • 怪しいサイトURLはクリックしない

  • 怪しい添付物はクリックしない・ダウンロードしない

この辺は今一度徹底して意識する必要があるかなと。
今回はこの辺で!また時間をおいて僕の身に起きた詐欺の話があれば第二弾としてまとめてみます。

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