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風とカメラとぷかぷかと。−第14回−

風とカメラとぷかぷかと。
─NPO法人ぷかぷかで生きる人たちとの交流記─

ー第14回ー 

2020/2/14 「一緒に笑っている」

2月半ばとは思えない暖かな陽気の中、職場からぷかぷかまで歩いて行ってみた。
およそ20分。
閑静な住宅街を抜けていく。

今日はバレンタインデーなので途中で花屋に寄りぷかぷかに持って行くことに。
気を遣わしてもいけないのであまり豪華なのはやめて、早春らしくチューリップを選ぶ。

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「おひさまの台所」の前のテラス席にでも置いてもらえればいいな。でもやっぱりバレンタインならバラだったか?などと今になっていろいろ考える。
贈る花を選ぶのって面白いけど難しいね。

まあでも皆さん喜んでくれたようでよかった。
いつもの賑やかスタッフさんたちは全員「あたしに?」って言ってました(笑)

で、今日も例の写真撮影の続き。
なかなか曜日が合わなくて初めましての方たち。
照れながらもステキな笑顔を撮らせてくれました。
先週撮った方たちも出てきてくれてみんなでワイワイ。
しかしいつもここはワイワイだな、よきよき(笑)
そしてこの日はたまたま元ぷかぷかスタッフの方もいらして、その方も撮っちゃおうってことでもうお一人パチリ。
抱っこされてたお子さまもビシッとカメラ目線。
ここに載せられないのが残念。

次いでアート屋わんどにて、この前依頼した我が小劇場のベンチの進捗具合を見せて頂く。
むむむ、完全に想像以上。
これは仕上がりが俄然楽しみになってきた!

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↑なんとかサルですって。


そのあともベーカリーで買い物したり、おひさまの台所でお弁当を買ったりウロウロする。
ふと気づくとあちこちでぷかぷかさんと話しながら笑っている僕がいる。
何か言ってる?とか、話が通じるのか?などと思って距離を置いていたのが遠い昔のよう。

カメラを見せながら撮っていい?そう聞くと、「いいよ」って撮らせてくれるときもあるし、「今日はそういう気分じゃないからやだ」とはっきり言われることもある。そんなときはじゃあまた今度ね、と言うと「うん、またね」と返ってくる。
この穏やかなトーンのやり取りがなんとも心地よい。彼らのペース?リズム?に合わせる、というか身をゆだねる。
そうすると不思議なことに心の緊張がほどけてゆくのだ。
なんとなく逸っていた気持ちが自然と回転数を落としていく、そんな感じ。

書いていて急に西洋古典演劇の道化が頭をよぎる。
(ここで言う道化とは現代における愚者の例えとしての道化ではない。
ましてやピエロでもなく歌舞伎の道化方とも違う)
悲しみに嘆くとき、怒りに震えるとき、自己嫌悪に陥ったとき。リア王や十二夜のオーシーノが道化と問答をしてフッとゆるむあの感じ。
似てない?
別に僕が嘆いたり怒りに震えてるわけじゃないけど(笑)
うーむ、真面目に掘り下げていったら面白いテーマかも。

なんだかとりとめの無い話になってしまったので今日はここまで。

続く。

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↑初めてでしたがとても美味しくてボリュームもすごい!ハートの人参はバレンタイン仕様。

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↑ネズミつながり。スノーボールと小袋。

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↑このクッキー想像以上に美味しい!

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↑今日のパンとカード。かぼちゃチーズ。こちらも美味い。

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