たのしかったメタバライブ
こんにちは。NFTクリエイターユニットのペスハムです。
私は「NINJAメタバライブ」というメタバース上での音楽ライブを運営しています。
1月16日には「三木道山さん」こと「DOZAN11さん」を特別ゲストとしてお迎えし、1986名(速報値1676名)もの方にご来場いただくことができました!
こんな感じで、大きな盛り上がりを作ることができた「NINJAメタバライブ」ですが、そもそも「NINJAメタバライブって何?」「何を目指してるの?」「どんな経緯でできたの?」という質問をいただくようになったので、文章にまとめていこうと思いました。
NINJAメタバライブは「音楽クリエイターが楽しく報われていく場を作りたい」という想いから、私ペスハムと共同創業者のシュンさんで立ち上げた「メタバース×NFT×音楽ライブ」の取り組みです。
メタバースというのは、色々な意味の捉え方がありますが、広くは「VR上で人がアバターになって交流を楽しめる空間」といった感じの意味かなと思います。
アバターの裏には歌い手さんと機材たちがいて、その機材から解き放たれた生歌が、イヤホンを通して観客の耳に届きます。
ただのオンラインライブとは違って、「そこに人(アバター)がいる」だけで、全然臨場感が違います。本当に「そこの人(アバター)が歌っている」ように感じるのです。
観客は仲間と一緒に飛び跳ねたり、ペンライトを振って熱狂できるんです。家の中で。家族の前で。夕飯を食べながら。
また、観客にとっては、自分以外の観客を感じることができるのも、オンラインライブとは違う大きな特徴です。
普段仲良くしている友達がいると声かけたくなりますよね。友達に手を振ったりチャットでコミュニケーションしたりしながら、一緒に同じ空間を共有することができるのです。
まれに有名人もいたりして💦💦したり
あこがれのDOZANさんと2ショット!
イケハヤさんのVoicyでも放送していただきました!
どうです?楽しそうでしょ~!
なんでメタバライブをやっているのか。
そんなこんなで「楽しいことに人は集まる」空間を実現できた「NINJAメタバライブ」ですが、なぜこの企画が立ち上がったか。
少しさかのぼってお話しさせていただきます。。。
私ペスハムのハムは、会社員をしながらオーケストラでクラリネットを演奏していました。
オーケストラは楽しかったのですが、アマチュアだとどんなにいい演奏をしてもお金を取ることはできませんでした。みんなで活動費を割り勘して、ホールを借り、プロの指揮者や演奏家を呼んで、演奏会をしていました。
ある日、僕らのオーケストラでも必要不可欠な存在で、みんなに愛される存在だったAが、「お金が苦しくて活動を続けられない」といって楽団を去っていきました。
そこから私は「なぜ価値ある演奏を届けていてもこんなに報われないんだろう」と思いました。
調べてみるとそれは、オーケストラだけではありませんでした。
日本ではあらゆる創作活動において、クリエイターは報われず、搾取される存在だったのです。
プロになったらプロになったで、バイトしながら創作活動。アマチュアだったら「アマチュアだからという」理由でお金をいただけないのが当たり前。。。
クリエイターが報われる社会に貢献したい。そのために自分自身がまず価値を発信する。そんな想いで、自分自身が楽器を演奏したり曲を作ったり喋ったり、、、2020年の10月からずっと音声配信を継続していました。
NFTという言葉を聞いた時、「これだ」と思いました。
デジタル作品にたった一つの唯一性として価値が付けば、本当に価値のある創作物が、クリエイターが報われる社会に直結するのではないかと思ったのです。
だからこそ即座にやろうと決めました。
ただ同時に、音楽一本では難しいのではないかとも思いました。
音楽には視覚がないので、デジタルアートに比べてインパクトに欠けると思ったのです。
そこで、音声配信で仲良しだったイラストレーターのペスと組んで2021年10月頭から音楽付きイラストのNFTを作るようになりました。
そして2021年11月には日本のNFT IPのさきがけである「クリプト忍者」の最初のテーマソング「La, La,La NINJA」を作曲してNFT化しました。
日本ではアートのNFTは9月頃から一気に盛り上がりましたが、音楽のNFTはまだまだです。
海外では音楽のNFTも当たり前になっていて、マレーシアの歌手が一晩で209ETHを売り上げるなど、活性化してきています。
どうやったら音楽NFT業界を盛り上げられるか。。。
確かに上にも書いた通り、音楽はビジュアルがないので、ただ音楽を聴くだけだとインパクトに欠けるんですよね。
では動画にしたらいいんじゃないか。
しかしYouTubeで聴けるのが当たり前な世の中、今さらCDのように「音楽を所有する」という感覚は浸透していきません。
そんな中で「何か楽しくて新しいことをやりたい」と思って思いついたのが、メタバース上でのライブでした。
楽しいところに人は集まります。コロナ禍で中々ライブに行けない人も、日常生活からボタン一つでメタバースです。感染リスクもありません。
ライブで感じた楽しい経験は、知名度に繋がります。ファンになります。ファンになれば、「あの人の一部である作品を所有したい」という感覚になるんじゃないか?
てんやわんやからの
思いたったのは、2021年11月20日。イケハヤさんのVoicyを聴いて、点々とバラバラした思いが繋がった感じでした。
と思ったら、同じこと考えている人いたー!
そこからは早かったですね。
とにかく知っている歌い手さんに声をかけて、当時最も気軽に入れるメタバースであるclusterで、トラブルだらけの第一回ライブを、2021年12月10日に行いました。
司会のシュンさんが回線トラブルで出られず、ある歌い手さんの音が鳴らず、時間稼ぎに追加でもう一曲歌ってもらうなどなど、てんやわんや。。。
それでも、なんと363名ものリスナーさんが来てくださり、結果は大成功。。。
アーカイブ動画をNFTにするというクリプトニンジャのイラストレーターのリツさんに助言をいただいて始めた取組も、11名の方に購入いただいて、本当に感謝。。。
「面白いことをやりたい!」と思うと、多くの仲間ができました。
「楽しいところに人は集まる」は、リスナーさんだけじゃなかった。。。
BGMを作ってくれる人、ワールドを作ってくれる人、サムネを作ってくれる人、録画をしてくれる人、動画編集をしてくれる人。。。
みんなお願いしていないのに、収入があるわけでもないのに、「面白そう」一つでガンガン仕事をしてくれる。
なんて世の中だYO!
そこから調子に乗って第二回はクリスマスイブの夜9時というゴールデンタイムを乗っ取り、来場者は801名。。。みんなどんだけクリぼっちなんや。。。
そして1月16日のライブは、もはや伝説となりそうですね。
こんな感じであれよあれよという間に「あれ、これ主催者が一番楽しいんでない?」という感じでただただ運営を続けています。
今の課題は「その場でNFTを買うことができない」「歌い手さんやスタッフが稼ぐ仕組みがまだまだ不十分」ということです。ここをしっかりやって、全員で勝っていく。そして音楽NFTで報われるを当たり前にする。
次回2/5は、「クリプトボクセルズ」という、「ウォレットを繋いでその場でNFTを買うことができる」メタバース空間を使って新しいトライアルを行ってみます!
クリエイターは価値を創り出せる人です。だから一番偉いんです。一番報われるべきなんです。
メタバライブを通してクリエイターが報われる一助になれたら、こんなに嬉しいことはありません。
歌い手さんも、スタッフも、大募集中です。
「NINJA DAO」の「#メタバ音楽ワールド」へ、あつまれ!
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