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糟糠の妻、ダンナを捨てる。その5

旦那氏の作成した財産分与のたたき台は読めば読むほど不可解で到底『君には苦労させたくない』の言葉とは程遠いものだった。
『この金額では家を出てもアパート暮らしがせいぜいだ』と言ってみた。聞けば私の人生設計もしてくれていて『フルタイムでスーパーのレジうちのパートにでも出れば月20はもらえるからそれを足せば、人よりも随分いい暮らしができるだろ?』とのことだった。

お前ごときのオンナは身の丈にあった職に付けと。の前にレジ打ちに何時間入れば20万になるのやら。

それで友人のススメもあり弁護士の扉をノックして私の価値を数字で表してもらうことにしたのだ。

はっきり言ってこの出費は割りに合わない。見ず知らずの先生に結構な額を払うのなら子どもと旅行に行ったり学費払ったり未来の投資ができるのだ。それでも私の30年分の値段をどうしても知りたくなって弁護士に査定をお願いした。

そもそも、旦那氏作成のたたき台はあくまでもご都合主義で財産分与までも会社の経費計上したい。何から何まで税金対策としての妻の立ち位置を考えると、紙の行間から、俺に逆らうものは目にモノ見せてやる的な気迫が、、、、

少々真面目な言葉?(いや十分不真面目か?)で書いているのもバカバカしくなってきたのでこの辺から相当くだけて書いてみることに。

てなわけで、世の中の奥様業の方達に朗報!ワンマン経営の小さな会社を手伝っていてかつ虐げられている奥様が世の中どのくらいいるかはわからないけど、結婚後に会社をご主人と一緒に立ち上げたとしよう。お飾り程度でも女工哀史の如く酷使されていても会社の取締役なんかに収まっていたら大ラッキー。会社の所在地が所有不動産だったりしたらなんと半分!いただけます。まあ借金も半分こだからできれば完済しているくらい腐れ縁が長ければ長いほどいいかと。

そしてこの盲点は専門家じゃなきゃ見逃してしまうに違いない。旦那氏がネットで調べた世の中の当たり前の計算の仕方に騙されるところだった。確信犯だったのか無知だったのか、、、、。

さあ奥様方!全財産の1%という弁護士手数料をケチらず是非専門家にお任せしよう!明るい未来が待っているかもしれない。

実は口には出さないけど、弁護士さんに出会うまでは、意地悪で気味の悪い空気がはびこったこの家から生活保護のお世話になるでもいいからなるべく早く出て行きたかった。ボロボロの公団に25,000円くらいで住むんでよかった。持ち回りのゴミステーションの掃除や芝生の雑草抜きくらい毎日やってもいい。とにかくいなくなりたかった。

が煩悩が108ツ。こうなったらとことん引き出しておさらばといこう。

現在はオレに楯突くとこうなるのテイで意地悪はなはだしいが、財産分与の試算表が出来上がったらどうなることやら。

to be こんてぃにゅうなのであった。


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