見出し画像

ついにAmazonからも登場!健康管理に特化したウェアラブルデバイス「Amazon Halo」

Amazonから、ウェアラブルデバイスが発売されていたことはご存じだろうか。
日本ではまだ未発売なので知らない方も多いかもしれないが、Amazonは2020年8月27日にウェアラブルデバイスである「Amazon Halo」を発表しており、米国ではすでに販売をスタートしている。

画像1

日本での発売は決まっていないが、気になる商品であるので「Amazon Halo 」について詳しく紹介していこうと思う。

ウェアラブルデバイスとは

そもそもウェアラブルデバイスってなに?という方もいると思うので、ウェアラブルデバイスについて説明しようと思う。

画像2

一言で言うならば、「装着もしくは着用出来る(wear-able)コンピュータのこと」である。
ウェアラブルデバイスとして代表的なのが「Apple Watch」であると思うが、Apple Watchのような腕時計型のほかに、指輪型、眼鏡型、靴型など様々なデバイスが存在している。

「Amazon Halo」について

今回、Amazonが発表したHaloは、腕に装着するタイプとなっている。
加速度計、温度センサー、心拍数モニター、マイクなどを搭載しており、「Halo」を通じて入手したデータを、スマートフォン上で確認でき、健康管理を行えるようになっている。

画像3

腕に装着するタイプと聞くと、「Apple Watch」のようなスマートウォッチを想像するかと思うが、Haloには画面が無い。
なので、従来のスマートウォッチにある「通知を受け取る」であったり、「情報を確認する」ということができず、あくまでも健康におけるデータの蓄積のみに特化しており、スマートフォン上で確認するものになっている。

なので、価格も99.99米ドルと、比較的安価になっている。

「Amazon Halo」の機能

「Halo」の主な機能としては、現状「Activity」「Sleep」「Body」「Tone」「Labs」の5つがある。

それでは各機能について、細かく紹介していこうと思う。

体脂肪率の管理ができる!?「Body」機能

画像4

なんといっても「Halo」の特徴は、他のウェアラブルデバイスにはない機能である、体脂肪率の測定が可能な点である。

スマートフォンのカメラで身体の前後左右それぞれの写真を撮影すると、スマーフォン側のアプリで体脂肪率を推定することができる。

画像5

DNN(ディープニューラルネットワーク)により、身体の部位ごとに3D化し、身体つきを判断しすることで体脂肪率を判定する。

画像6

精度は、「医師が利用する方法と同程度で、市販の体脂肪率計測機能付き体重計の2倍ほど」とAmazonは言っている。

自身のスマートフォンにローカル保存されるので、将来的には、この画像をもとにコーチングしてもらったり、医療に役立てたりすることも可能である。

声のトーンを分析して心身の状態を把握できる!

画像7


「Tone」という機能は、「Halo」の内蔵されているマイクを通じて、自身の会話を分析し、一日を振り返ることができるものになっている。

画像8

ピッチ、強度、テンポ、リズムなどを分析し、会話する中でストレスを受けていないかなどを分析してくれる。
Amazonは健康を管理するうえで、充分な運動や睡眠も必要であるが、日常におけるコミュニケーションも重要だと考えている。

「ポジティブ」と「エネルギー」を分析する仕組みであり、「ポジティブ」は嬉しそうなのか、悲しそうなのかを分析し、「エネルギー」は元気があるのか、疲れているのかを分析するようになっている。

画像9

一日を振り返るときに、何をしていた時間が一番ストレスになっているか、またプレゼンの時の話し方は問題なかったかなどを振り返ることができる。

様々な健康管理サービスでカスタマイズできる「Labs」

画像10

「Labs」という機能は、ワークアウトや目標、習慣づけのための通知など、様々な機能を追加することができる機能である。
例えば、午後はカフェインをカットするように促してくれたりすることも可能である。
Apple Watchでいう、アプリをインストールするようなものである。

画像11

また、Amazonが開発した機能だけでなく、様々な企業が開発するサードパーティー製の機能や、健康管理サービスとも連携することも可能である。

これにより民間の医療サービスと連携して、主治医に情報を共有しておくということも可能になる。

運動不足も管理できる「Activity」

画像12

「Activity」は、歩数のほかに、運動の強度と持続時間に基づいてポイント制で評価をする機能である。
例えば、ウォーキングより負荷がかかるランニングの方がポイントが高くなる。

画像13

近年、IT機器の普及により座りがちな生活になりつつあるので、その点に着目し、座りがちな生活を送っているとポイントを減点するということを行う。

ベースラインとなるポイントに対して、毎週判定を行うので、一種のゲーム感覚で健康管理をすることができる。

そんなものまで分析対象に!?体温までも計測できる「Sleep」

画像14

現在販売されているスマートウォッチでも、睡眠のトラッキングができるアプリや機能などが備わっているものも多く存在し、Apple WatchのwatchOS 7でも、標準機能として睡眠のトラッキングアプリが追加となった。

だが、基本的な機能としては、睡眠中の動き(寝返りをうったかなど)の分析であったり、心拍数をもとに睡眠の質を導き出している。

後発となる「Halo」は、動きや心拍数はもちろんのこと、体温までも測定することができる。

画像15


これにより、朝起きたタイミングとの比較ができ、寝ているときに暑すぎていなかったかなどの評価をすることが可能になる。

まとめ

僕は日ごろからApple Watchを使用しているが、「Tone」機能などApple Watchにはない機能もあり、どういった使用感になるのか気になるところである。

日本での発売はまだ未定であり、日本の市場にどう広まっていくのかも注目である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?