フィリピンに語学留学しているのであれば、英語を学んでフィリピン人とこそ国際交流すべき

「初心者向けで評判が良いです」かつ「生徒は多国籍で国際交流が出来ます」、という組み合わせを売りにしている語学学校に強烈な違和感を覚える。共通語である英語が出来ないのにどうやって国際交流をするのだろうか。

案の定、「英語がそれほど出来なくても、他の国から来ている留学生たちと交流できるアクティビティが有ります」という言葉が続く。英語を学ぶための語学留学でいったい何を言っているのかと。国際交流体験だけを売っているのかと。

フィリピン留学にある語学学校の宣伝文句を読んで、このように考えた。

これと同じ話題で、「フィリピンではしゃぐ」というフィリピン留学を漫画化した同人誌を読んでいてこれはダメだなと思った点があった。

「フィリピンではしゃぐ」の作中では、作者と同じように英語が苦手な韓国人とごく簡単なやり取りをするだけに終止していた。

そして、著者が留学中にあったその国の一大事である フィリピン大統領選挙(2016年) について全く言及されていなかった。その時、現地にいたならば、絶対これは作中に盛り込めるくらいのイベントだったにも関わらず、書かれていなかった。

英語力が低くて新聞や街中の広告が理解できなかったんだろうな、って読んでいて思った。

【過去に書いた記事】フィリピン留学を漫画化「フィリピンではしゃぐ」 ~ 楽しかった国際交流と上がらなかった英語力 https://souspeak.com/blog/hasyagu/

語学留学しているにも関わらず、その国で使われている言語を学習する時間と教材があるにも関わらず、それでもまともに勉強していない留学生はその国やその国の人達に敬意を払っていない。同じく英語が出来ない韓国人達と交流しているだけでなく、その国の住人であるフィリピン人とこそ、ちゃんと国際交流をすべきだよ。

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