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【レースレビュー(不的中)】24武蔵野ST~ゼットリアン(14人気12着)~

実を言うと期待していた。複勝オッズが高くなるにつれてほくそえんでいたのは私だ。どんどん上がれ、天まで上がれ。

ただ、②がまともにスタートをしてそのままインをついたときにその期待は潰えた。強い馬が強いレースをして、末脚を発揮すべき馬が末脚を発揮して、レイティング上位の馬がその実力どおりに走った。そんな結果となった。

24武蔵野ST 結果

こんな予想をしていたんだけどね。

24武蔵野ST「やっば無理筋だったけど悔いはない」という反省会・・・にしたかったんだけど、ここでも末脚が期待できると⑬を推したメンバーからは「フン(それ見たことか)」という誹りの鼻音が聞こえてきた。それを承知で②に賭けた以上、「フン」は知性の彼方に消えて行ったのだけど。

(1)実力負け
推奨馬②の実力が足らなかったと言えばそこまでなのかもしれないけど、こんなに人気がないとは思いもしなかったんだ。新聞なんか私が見た範囲では無印だもの。完全放置プレイ。お呼びでないってか。節穴は自分だった・・・ということは、この馬に関しては言わない。左回り、外枠で買い続ける。必ず「フン(それ見たことか)」と言って見せる。

(2)2着馬⑬の末脚評価
②と同じように⑬の推奨も最後まで検討していたので、その要点を書き残す。こっちを推奨していれば・・・という反知性なタラレバをいいたいのではなく「今日勝てなくても次に勝てるようになるためのヒント」の位置づけ。

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・⑬の末脚は通用する。坂のあるタフな中京1800ダで36.0(2C)と36.3(3C)の末脚が使えるならば、東京1600ダならば35秒台の末脚は確実。前半に大きく置かれない限りは伸びてくる。西村の継続騎乗も大きな利点。
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というのが主な推奨理由だったんだけど、その通りにはなった。そして忘れずに書いておきたいのは西村の強気なところ。スタート後にあのムーアに対しておらついてバリ取りを主張して取りきったのを見ると(そのときの勝負が着順の差になっている)、弱腰の石破絶望政権に入ってほしいと思ったほどだよ。

(3)枠順のバイアス
外枠を引いて外から追い込みたい②と⑬。それがかなった⑬は持ち前の末脚を発揮してあわやのところまで差し込んだ一方で、②は内枠に閉じこもったままに終わった。

スタート後400メートルあたりまでは、内外の違いはあれど同じような位置にあったけど、直線に向いてからの自由度の違いがそのまま着順の違いになった。直線に入って外に出そうとした刹那に③トサキにカットインされてブレーキを踏んだ挙げ句、バリの自由度を失くした②に対し、大外をのびやかに差してきた⑬。

(トサキは先週のアルゼンチン共和国杯で2着に負けたのは大野のしつこいマークにあったからだということで、このレースは勝負を捨てて大野をつぶそうとしていた・・・のではないか。それほどまでに②をマークしていた。トサキの馬③が勝負になるようなレベルだったら、ひょっとして②って③にマークされるほどに強いのん?と勘違いしそうなほどに。しらんけど)

ただし、②に自由度があったとしても⑬のような早い上りが使えるかというとちょっと躊躇しないといけないところ。そのあたりが②の完全無印の根拠なんだろうと理解する知性は持ち合わせているけど、それでもなお②のリベンジの機会を待ちたい。

「24武蔵野ST反省会」 資料より

しかしバレちゃったなぁ。って⑬のことだよ。展開が向いたと言えば向いたんだけども、直線一気でこのようなレースができる展開になればチャンピオンズカップでも有力。得意の中京ならなおのこと。先日のレビューで書いたサンライズジパングとともに、わかりやすい程に走るときの条件があるから、その適正で判断することになりそう。

一方では⑥ドルチェモア。単勝オッズ200倍超ってG1馬に失礼に過ぎるし、こんなレースさせちゃだめだよ。残念。私の節穴予想以上に残念だ。

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