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すきの種類といろいろ

わたしはたぶんポンコツで、飛び抜けて心配性で、たぶんめんどくさい。
別に気にするようなことでもないことで、もしかして気に触るような書き方しちゃったかなって返事が来るまで思いつめたりする。
ラインとかdmの返事とか。
できればその日中にほしい。
(自分はラインの未読通知800件以上あるのにどの口が言ってるんですかね)
(返事はすぐにしちゃダメだって言ってた曲があったよね、わたしは無理。せっかちなので。だっていま返したらすぐ返事くるかもしれないじゃん。)
(バイトに出られるスケジュール教えてねって言われてるけど行きたくなくて今月1度も送ってない、これはまあよしとしてください…行かないでいいなら行きたくないです…)


このまえ、こいぬおねえさんと佐野アウトレットにお散歩に出かけた。
おねえさんに先頭を歩かせて(!)尻込みしちゃうブランドにひょいっと入ってベルトをいっぱい試して、あちこちでモフモフするものの手触りを確認して、こいぬおねえさんはなかなか満点が出ない前あきのパーカーを追い求めていっぱい着まくってた。
きっと普段からこうやってたくさん着てカウントを取ってるんだろうな。いつもひとりでしか買い物しないから、いっしょに歩くのが楽しくて、きれいなおねえさんが隣歩いてるのうれしくて、ポンコツはとってもわくわくして、お腹いっぱいで、たのしくて、わくわくした結果、写真を撮るのを忘れた。

(楽しいと全部忘れちゃう!!!!!)

まあいいのです。
楽しい思い出は脳みそ保存で絶対になくさないようにしてるので。きっとまたいっしょにお散歩してほしい。

でも次はお気に入りのひとつくらい写真に撮ってもよかったよね。ごはんだって撮る前に食べちゃう、飲み物も混ぜちゃう。だって美味しそうなんだもの。
せっかちなのか忘れっぽいのか美味しそうなものを前にして待てができないだけなのか。

フェラガモのキラキラシルバーのリボンのベルト、ずっと何かに似てるなって考えてたんだけど、ミラーボール。反射のカットが細かいミラーボールに似てます。かわいかった。きらめいていて。ピカピカとキラキラに弱いです。あとモフモフ。

カフェで休憩中、おはなしのなかで、
そのためにがんばってジム行ってさ、そういうのいじらしくてきゅんだよ、っていうような言葉をもらった。

※その件については過去の有料ノート参照
(実はジムに関しては年々体重増えてたのもあって、何かしら動かないと早死にするんじゃないかと思ったこともあるんだけれど)

わたしが?きゅんなわけある?って帰り道で考えていて。
身近にいるわけじゃないひとがすきで、人とちがうことを自分で選んでしまったわたしが?きゅんか?って。

ついでに、いじらしい をネットで調べた。
健気な様子に心打たれる、なるほどなんかすごくかわいいぞ。似つかわしくないような気さえする。一度ももらったことがない言葉だ。

帰り道の運転中に考えてた。

でも。
もしかして。
すきなひとがいる女の子たちはみんなもしかして、余計な心配したり、返事こないな〜って思ったり、きれいにかわいくなりたくてがんばったり、ホメホメがうれしかったり、次を楽しみに指折り数えて待ち遠しくしたり、そうやって暮らしているのかなって。
そういうのって、もしかして健気でかわいい昔読んだ少女漫画の主人公ちゃんと似てる感情なのかな。すきなひとができて目がキラキラしてた、楽しい話を聞かせてくれたともだちと一緒なのかな。

もしかしてもしかしたりしたら、おんなじなのかな、などと勝手に思うなどした。

そしてちょっと嬉しくなって、照れちゃった。

スキがわからないと思っていて。
ともだちのしてのスキ、そうじゃないスキの違いがわからないと思っていて。
ほんとうにずっと思っていて、もしかしてわたしはそういうスキの違いがわからない(同じように感じる)人間かと思っていたんだけど、いまになってやっと、なるほどもしかしてこれがきっとそれだと気づいた。
たぶん最近の子は小学生でも知ってるのかもしれないけど。わたくし30年かかりましたわよ。しかたない、わたしはこうしかできなかった。


にんげんはあたたかい、褒められたらうれしい、あるときはひとりでつぶれそうでもここがあれば大丈夫のパワースポットになり、鼻水垂らして泣いても笑われない泣きスポットにもなる。とてもすごい。手を借り言葉をかけられ胸を借りるまで知らなかった。ひとりにひとつあげたい。ただこういうひとの手を借りたごきげんのとりかた、羽休めのやり方を覚えると困ったことにこれまでどうやって過ごしてきたか忘れちゃうのがよくないことだ。ひとりでもなんとかしなきゃいけない。何とかなるのだろうか。わからない。


もうすぐね、遊びに行くんだ、いいでしょ!
誰と?は内緒。
どこで?も内緒。
なにして?も内緒。

表向きは、
○○ちゃんと!
たぶん新宿か池袋のあたりのごはんやさん!
ねこたん触ってあつ森やってくる!
あ、晩ごはん食べてくるかも!

完璧なアリバイをつくるのです。
わたしがやりそうなことほどよい。


そうやって遊ぶのも、もうあと3回なので。

最後まで言わない方が大人な気もするし、困らせてもキモいなって思われてもやだから隠しておこうかなってずっと思ってた。
はじめて会ってもうすぐ4年経つけどいまだにわたしのことあかちゃん扱いで、おにいさんはいつも変わらない。シュッとしててきれいだ。油断すると泣かされてしまう。
たぶんわたしがなにを言っても変わらなくてキモいとも困るとも思わないだろう。


2時間運転しながら、こんなふうに思ったのはじめてだし、わざわざ引っ込めておかなくてもいっかな。この先こんな気持ちになるのが何年先かわからないしな。言ったところで減るもんでもないしな。と思った。

そういう心の動きがあったよという長い長いメモ書き。

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