28になってどんどん楽になってきた話

今年で28になるけど、歳を重ねるごとにどんどん楽になっていく、っていうのは本当だと思う。10代のころは髪型1つ変えるのも、スカート履くのでさえためらうような自意識が、だんだん消えていった。

理由の1つは、自分のお金で自分のものを買えるようになったこと。化粧品にしても洋服にしても髪型にしても、好きなものを纏って、好きなものだけを手元に置いておくことが出来る。2つ目は技術の向上。例えば髪を巻くとか、化粧とか、続けているとなんとなく上達してくるもので、自分の好きな身なりがどうやったら手に入るのかがわかってくる。自分に似合うものと、自分がしたい格好をうまく合致させる方法も、ようやくわかってきた。

そして最後は、自分がどんな風でも、直接的に何かを言ってくる人が減る。良い意味で周りが自分に無関心になる。狭いコミュニティの中でブスだのデブだの言うのは、10代の狭い世界でのつまらない遊びだったのだと気付く。そうやって自分が自由になれば、他人のあれこれも、ほうっておくことができる。他人の人生にも興味がなくなる、離れてしまっても、楽しく幸せに暮らしてくれてたらなんでも良い、わたしが掌握する範疇のことでない、と思える。

振り返ると10代は本当に生きづらくて、苦しかったのだ。年々そういうことが、客観的にわかるようになって。今の自分のことは、結構、好きなので、自分のこと、なんか好きになれてるな、そう思えるだけで、前を向ける日もある。

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