立春のうれしさ。

今から4年前。

次男を出産するときの私は、妊娠6ヶ月の時に妊娠高血圧症になり、そこからずーっと安静という状態で、できるだけ長くお腹の中にこの子にいてもらわないと・・・と割と病んでいた。普段はかなり明るい性格だと思っているけれども、それでもこの期間はほんと暗かったと思う。一日一日、過ぎるたびに「よかった」と思い、病院で様子見と言われるたびに「あと2週間ゆとりができた」と思っていた。心が割とせっぱ詰まっていた。

絶対この日までは入院したくない!と思っていた1月末の長男誕生日を経て、2月の立春を迎えた頃はほんと嬉しかった。そして、暦の上と実際の季節が少しずれていることは、ものすごく理にかなっているなあと実感していた。どんなに寒くなっても、それでも日は長くなっていて、春に近づいていると実感できるから。

今年も立春がやってきた。

これから春が少しずつ近づいてくる。

冬を経たあとの、春のよろこび。


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