ネタ【公開処刑】
コント【公開処刑】
「その者、名前を申せ!」
「くっ。お、俺はギルドー・オズミックだ」
「ギルドー・オズミック。カタトキタカカタカラ一族の首謀者。会いたかったぞ。今まで、我々は、貴様らカタトキタカカタカラ一族に何度煮え湯を飲まされてきたことか」
「き、貴様らに、物の大切さを教えてやっただけだ」
「まだ言うか!!いいか、お前を殺すとまだ決めたわけではない。ギルドー・オズミックよ、我々パソコンステール族は、寛大な心を持っている。
民衆の前で、生きるためのチャンスをやろう。我々がパソコンを捨てようとするたびに、邪魔をしたことを謝らせてやろう!!謝罪せよ!」
「だ、だって、カタトキタカカタカラーっ!」
「なにいッ!まだ言うか!?謝罪せよ!」
「買った時、高かったからーっ!」
「しつこい奴め!何度説明したらわかるんだ!パソコンの進化っていうのはすごいから、買った時高いやつでも、もう10年も経ったら時代遅れになってるねん!!直すよりも新しい安いやつを買ったほうがお金も得するし、性能もええねん。
だから、直す意味がゼロやねん!!」
「だって、だって、買った時、高かったからーっ!」
「ギルドー・オズミック、今からお前の体に凍らせたトビウオを突き刺していく!!覚悟せよ!オラアッ!」
「ぐはあっ!買った時、高かったからーっ!」
「まだ言うか!パソコンの仕組みを理解するために、直すのが趣味とかならわかる!
そうなのか?それなら、処刑は中止してやろう!
直すのが趣味なんだな?」
「違う!買った時、高かったからーっ!」
「おのれーっ!人の優しさを!(突き刺す)
俺だって、こんな処刑なんてことしたくない!そ、それか、あれだな?おばあちゃんから買ってもらった思い出のパソコンとかで、もう、そういう効率とか、パソコンとての機能性を超えた価値があるんだな??
もし、そうなら、処刑を中断してやろう!」
「お、俺に、おばあちゃんはいない。
パソコンを捨てるのがいやなのは、
買った時、高かったからーっ!!」
「ぐぬぬっ!首をはねろーっ!!」
(ナレっぽく)こうして、パソコンステール族は、カタトキタカカタカラ一族の主導者、ギルドー・オズミックを処刑しました。
しかし、2019年まだ、一族の末裔の生き残りはいます。
オカンです。
(暗転)
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