ネタ【二代目の寿司】

【二代目の寿司】

「初代の味をしっかり受け継いでるか、オレは厳しくみさせてもらうのさ」
「いや、オレは初代の味を守りながらも、二代目の寿司の味を完成させてほしい」
「なんだと?もし独自の味を追求したいなら、別の店をやれって話だろ?継ぐんだから、そりゃ伝統を守ってほしいだろ?お前、それでも、あの店の常連か?」

「お前こそ、なにもわかっていないバカだよ。寿司ってのはな、そもそも変化するものなんだ。季節によっても、旬の魚が違うのはもちろん、同じ魚でも、脂ののり方によって、仕込みを変えてる。受け継ぐのは味だけじゃなくて、イズム、心意気なんだよ!」
「何がイズムだ!そんな横文字を使って気取ってる奴に寿司の味がわかるわけない!」
「なんだと!取り消せ!(殴る)」
「テメーこそ、二度とあの店に行くな!(殴る)」
(真ん中に入って)
「二人とも!ケンカはやめて!」
「お、お前は、おっぱい大きいだけの女!」

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