ネタ【かまぼこ】

【ホームステイ】

(以下、カタコトの日本語で喋る)

一年間、ほんとに、あっという間に過ぎていきました。今日は、ホームステイをさせてくれた、この吉田さんのお家のみんなに、今の気持ちを言わせてください。


オーストラリアから、来た交換留学生のわたしを、まるで、本当の家族のようにもてなしてくれて、とても嬉しかったです。

お母さんの料理は、とても美味しく、特に僕が好きだったのは、お母さんの作るカレーライスでした。

お母さんの作るカレーライスには、かまぼこが入っていて、僕は外国人なので、そういうものなのかなと思って食べていましたが、一年間かけて、「日本人にとってもこのかまぼこは変だ。普通はカレーにかまぼこは入っていない」ということに、気付きました。


カレーにかまぼこを入れても、特に味が悪くなることもなく、良くなることもなく、食べた時も、特に、あってもなくてもどっちでもいい感じであることも、一年間かけて気が付きました。

そして、このかまぼこは、このお家のみなさんからのメッセージだと気付きました。

吉田さんの家の中で、いてもいなくても同じ存在感、といえば、オーストラリアからきた僕、そう、僕はこのカレーの中に入っているかまぼこと同じなのだと気付きました。


それに気づいた時、これは、嫌がらせなのだと気付きました。

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