ネタ【ベジタリアン料理自慢選手権】

【ベジタリアン料理自慢選手権】

(センターマイクあり。以下、漫談)

こないだ、僕ですね、「チケット二枚で友達と行く予定だったイベント、友達が行かれへんようになったから、いっしょにいかへん?」って言われて。

それを誘ってくれたのが密かに狙ってた女の子だったんで、「ええ、いいの?」とか言いながら、鼻の下を伸ばしてたんですよ。

そしたら、今度はその女の子が体調悪いって言い出して、結局、僕ひとりで【ベジタリアン料理自慢選手権】を観に行ったんですよ。

「なにこれ」って思いながら。

客席に座ってたら、オープニングでMCが「今回で第五回になります、このベジタリアン料理自慢選手権、前回までは、各選手が、料理の自慢を口でして、どっちの自慢が、ほんとっぽいかを競っていましたが、今回の第五回からは、本当にこの場でベジタリアンとして料理をしてもらいます」

って説明してるんですよ。

前回のチケットが欲しかったわ。思って。
なんちゅうイベントやねん。自慢だけするって。

今回は普通に作るんかーいってがっかりしましたよ。

何が第5回やねん。

それはもう、全然違うイベントの第一回や!って思いながら。

で、始まったんですよ。

ベジタリアンたちの料理対決が。

でも、見てても、退屈やし、女の子といっしょじゃないし、前回までのほうが面白そうやし、帰ろうかなと思ってたら、事件が起きたんですよ。

ポケットから、ひき肉を出して、こっそり入れようとする、反則をする主婦が、現れたんですよ。

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