焼き肉星人VS地球人

さて、次の宇宙人を紹介しよう。

【これ、いい感じやで!ホラ!と教えてくる星人】

こいつは、自分の好みの焼き加減は、みんなにとっても好みであるに違いないという教育を【これ、いい感じやで!ホラ!と教えてくる星】で受け、わざわざ地球にやってきたのだ。

好きなタイミングで食わせろ!!

多少、肉のベストを逃してもかまへんねん!!そして、俺はキャベツマンションで全てを調整できる!!

キャベツマンションだけやないぞ!しいたけマンションもおススメだぞ!肉の味がしいたけに移り、しいたけの味も肉に移り、美味しいんやからな!!

あと、こっちは、プロポーズしとんねん!!

「二人だけの、キャベツマンションにこれから住まないか?」というセリフで彼女のハートをつかむとこやったんやぞ!!!

なのにーっ!!

そして、焼き肉店を出たら、この【これ、いい感じやで!ホラ!と教えてくる星人】は、涙ぐみながら、俺たちに「焼き肉の美味しい焼き加減、もう地球人みんなに伝えたから。僕はそろそろ行くよ。そりゃ、お別れは悲しいよ。でも、僕は、他の星の人たちにも、焼き肉の美味しい焼き加減を伝えていく使命があるんだ!!だから、泣かないで!サヨナラ!」

そして、UFOに吸い込まれていく。

泣くかボケェ!!!

お前の焼き加減がみんなの好みやと思うなよーっ!!!

そこの星でも嫌がられるぞーっ!!

お前、地球は、出禁やからなーっ!!!

二度と来るなーっ!!

さて、感情に任せていてはいけない。

この【これ、いい感じやで!ホラ!と教えてくる星人】に冷静に対応せねばならない。

この場合は、僕は、ハッキリと言う。

「僕は、もうちょっと焼きたいです!!もう地球に来ないでください!!」

たまには、毅然とした態度をとることも必要なのである。


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