手抜きも技術のうち

手抜きも技術のうちである。


そのことをわかっていない人が多い。


クリエーターの中にもいる。


手塚治虫さんって、アニメ、マンガ界の巨匠のイメージですよね。でも、実は、手抜きの名人でもあったんですよ。


手塚治虫プロダクション(通称 虫プロ)では、少人数のスタッフで、毎週の鉄腕アトムの放送に間に合わせていたらしいです。


アトムがそらをとぶシーンなど、どうせ使うようなシーンは、使い回し、後から背景を合わせたり、手練手管、色んな手法を編み出したそうなんですね。


手抜きも技術のうち、なんです。


コスト対効果を考えるのは当たり前ですが、労力対効果を考えるのも同じぐらい大切です。


僕は、自分のネタをやるときにも、そう思っています。細部のクオリティに異常にこだわらない状態で、お客さんにどれだけウケるかということを、基本的に考えています。


逆に言えば、細部のクオリティ(衣装や小道具など)にこだわっていないのに、むちゃくちゃウケるという状態にしないといけないのです。


そこの根本的に必要な基礎体力をまずあげておく。


そして、基礎体力が高い状態にした上で、どのスポーツをやるかを後から選べる状態にしておくんです。



ミニマムな市場で調査をして、大きな市場で成果を出せばいい。


なので、ミニマムな市場でやるときに、僕はお金や労力をかけないように、常に筋トレをしています。


その筋トレの内容ですが。

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