異業種とのコラボ戦略のコツ

最近見つけた、自分なりの戦略なんですが、これは知りうる限り、どの本にも書いていないし、その割には、効果的ですね。


やっていて実感があるんです。

効果がある!


これを読んでるあなたは、得してますね。この戦略はかなり有益で大切です。


自分の作品を持っているAさんとBさんがいるとしますよね。AさんとBさんは、別ジャンルの人とします。


で、メシがまだその世界で食えないAさんとBさん。


こういう状況ってめっちゃありますよね。


で、AさんとBさんが知り合う。

お互いのその世界での実力を認め合う仲になる。


この時、自然な流れで、「コラボしましょか」という話で盛り上がる。


これも、よくあること。


具体的に言いますね。


ストーリー考えるのが得意な小説家と絵が得意だけどストーリー考えるのが苦手な漫画家志望が手を組む。


あるいは、イラストレーターと芸人が手を組んで、なんかやりましょう、とか。

あるいは動画制作得意な人と数学得意な人で動画をアップしましょう、とか。


こういうの、やったことある人いるでしょ?

意外とうまくいきませんよね(笑)。


そうなんです。僕もよく失敗しましたから。


成功するコツを言います。



それは。



労力をトントンにすることです!!








これが!めちゃくちゃ大事なんですよ。


たとえばね。


僕はイラスト描けないから、チラシを作ってもらうということを、よく人に頼むんです。でも、この時に、作る側からしたら、なんにもメリットがないから、【お金】を払うんです。


僕は、基本的には、そうあるべきだと思ってます。自分も芸をやったら、お金をもらいますよ、という世界に生きてるので。


でも。これは、お金を払ってもらったからやってくれる関係性でしかないんです。嫌いな人間から仕事が来たって、やりますよね?


だって仕事やもん。


そして、お金の発生するだけの関係は、基本的には頼まれたことしかやりません。


僕はたまに後輩に色々手伝ってもらうことがあるんです。その時に、お手伝い料はもちろん出させていただきます。しかし、僕のことを慕ってくれてる後輩は、「良かれと思って、照明の色こうしときました」とか色々頼んでないことまで勝手にやってくれるんですよね。


これが、すごくありがたいことで。


お金を払っている関係がありながらも、かつ、お金以外の信頼関係もある。


で、このパターンでしばらく満足してたんです。


でも、一番いいパターンは、お金が発生しないパターンなんです。下記のパターンです。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 

「お互いが自分の作品を宣伝しあえるから、共作を作りましょうよ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 


そして、この時に大切なコツが前述したやつなんです。

【労力をトントンにする】

僕自身の話になりますが、僕はお笑い芸人のハシクレをやってまして。前々から、ずっと自分のネタを漫画にしてくれる人がほしかったんですよ。

ネタをネタのままの状態で勝負すると、強敵ぞろいの凄まじい競争率を勝ち抜かねばならない。

自分のネタに自信がある僕ですが、どの業界でも同じような、政治があり、賞レースも必ずしも実力に比例した審査はされないことが多いのです。


そこで、ネタをネタの形態ではなく、マンガにしようと思ったんです。絵がまったく描けない僕は、同じく漫画家志望の人と手を組むことにしました。

結果、どうなったか?


その人は途中で勝手にやめて、どっかに行ってしまいました(笑)。


お互いの作品を宣伝しあえるから、いいと二人とも納得してたし、なんなら、向こうのほうから言ってきた話だったのに。


これは、なぜ失敗したのか?労力の差がすごいからなんです。ネタは、僕はパッと書けます。二時間もあれば必ず一本は書けます。


しかし、その一本をマンガにしようとした時にかかる手間は凄まじいのです。


この労力の差が、【お金の発生しない、お互いの宣伝効果を相乗して高め合う健全な関係】が脆くも崩れ去る原因になるのです。

もちろんお金に余裕があれば、この労力の差の部分をお金で埋めてもよいと思います。そういう戦略も僕は考えてもいますし。


しかし、基本的に、お金を発生させたくないのです。なぜなら、お金が発生すると、お金のために仕事をして、満足してしまうからです。


分かりやすく説明しますね。

労力をトントンに調整して、異業種同士のコラボで共作を誕生させたAさんとBさん。


この時点でお金をどちらも儲けていない。


そうしたら、この二人は、どうします?必死にお互いのことを宣伝しますよね。

だって、どっちもまだ儲けてないんやから。


これが凄まじく重要なのです。


具体例を挙げます。

ここから先は

979字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?