112日目 日焼けといやいやドッヂ

5月1日水曜日


5月になっちまったね
アートの授業では鳥小屋を完成させた。
午後は授業がなかったのでただダラダラしていた。
最近あったかくなってきたこともあり、アウトサイドでのアクティビティが増えてきた。完全インドア女の薄情者はそれらに参加しないので、社交性が減ってきてしまったように思う。だって海とか入るんやで?寒いで?いややて。あと自転車壊れっぱやし。はよ直さなあかんまじで。
こっちの人はみんな日焼けしようとする。オランダのアリックスなんかは完全に日に焼いて肌がしみというかそばかすというか、それ系のができてて日本人女子だと泣きそうなかんじだがとても似合っている。「美白を保とう」みたいな考えはまるで無いようだ。というか冬は曇りの日が多いので、みんなむしろ「ようやくきたぜこの季節が、、」といってここぞとばかりに肌を出し日光を浴びている。20度でもうタンクトップ。真夏の装いである。
ここにいる日本人は「いや日焼けしたくないし、、」と外に出ないことが多い。そういえば、来た時デンマークの人たちが寒がりなことにびっくりしたが、熱帯国日本の人間も日焼けや暑さに弱い。不思議なものである。


夜はカルチャーイブニングがあった。
ミカエルのお金事情の話を聞いたあと、ケーキを食べて、そのあとは体育館でドッチボールをするというような流れだった。
私はドッチボールがマジで嫌いなので参加したくなく、TVルームで映画を見ようとした。以前ならいやでも参加してただろうが本当にしたくなかったし無理にする必要もないと思った。
そして映画を選んでいると、マティーンが来て、「ドッチボールは義務やから来て、カルチャーイブニングだから」と言った。かなり残念に思ってしまったが何も間違っていないので向かった。
なんかドッチボールもどきみたいなのをしてる。
なんだこれ。
体育館のステージの上に座って足をぷらぷらさせて見ていた。見ている分には楽しい。やれやれそこだ!と少しヤジを飛ばす。
みんなまじで楽しそうにボールをぶっ放している。日本人女子だけが「こわいよ~」とか言っている。なんの差なんやこれは。
一つ目の試合が終わり、次の試合が始まろうとしていた。クララにカモンと呼ばれる。
手で×をつくる。"I'll just watch it! It's not for me!" なんでもみんなとする必要はないんだ!私は自分がカンファテブルじゃないと思ったらちゃんと回避します!
"oh..but…"
"ok, I'll join"
クレラがちょっと困った顔をしたので秒速でステージから降りた。後ろから「え~?やりたくないよ~」とブツクサ言いながら続くが聞こえる。お前で判断しろや。たぶんこれはクレラが計画してくれたものである、その思いを無下に扱う訳にはできない。多少私が不快であっても、頑張っている人を悲しい気持ちにさせるのはもっといやなのだ。優しい。
やるからにはちゃんと楽しもう、というか楽しんでる素振りを見せようと頑張った。
映画観てるときに呼びに来てくれたマティーンはめっちゃはしゃいでいる。多分これが楽しいと思って呼んでくれたんだろうな。無理があるで。あなたも授業や掃除に来ないときあるやん、それやねん。


そのあと『西部戦線異状なし』観た。
第一次世界大戦の話だった。ミストみたいな戦車の登場の仕方で絶望だった。

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