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インディーズの音楽活動資金をCD以外で集める方法を考える。

はじめに

音楽をしている人なら必ずしもオリジナルのCDを作りたいと思うものです。物販の列に自分のCDを並べて売るというのは憧れですし、直接ファンと交流ができる場でもあります。
しかし、いざ作ってみて並べてみても、興味を持ってくれなかったり、1枚も売れなかったり、手持ちがなかったりで、購入に至らなかったり…。

そんな経験ありませんか?

どうしてだろう?何がダメだったのか、悩んでいたりしませんか?

これからお話するのは、そういった人たちに向けての新しい提案です。

いまのやり方を少しでも見直してもらうきかっけになればいいなと思います。

活動するには、資金が必要

活動していくには、資金が必要になってきます。チケット代からの得る収益も、もちろんですが、CDや物販を【売る】というのは、アーティストにとって大事な活動資金源になります。
近年ではプロで活動しているツアーミュージシャンですら、CDを売ることに苦戦しています。
「以前よりCDが売れなくなった…」「地元は売れるのに、地方に出ると全然…」
なんて話を聞きます。

何故でしょうか?

曲が気に入ってもらえなかった?CDのデザインが良くなかった?いろいろ考えてしまいますね。

それは既に音楽を聴くという文化が変わってきているからなのです。インターネットの普及が進み、高音質のオーディオ機器が少しお金を出せば手軽に購入できる時代になっているからです。
インターネット上で検索すれば、動かずとも無料で聴ける。又は、自販機のジュースよりも安く聴ける時代になっています。

そんな状態なのにわざわざ動き、それ以上のお金を出そうとするでしょうか?
そうするためには、そうしなくてはいけない特典がない限りしないでしょう。
誰だってお金を使わずに済む方法を考えます。だったら、交通費やチケット代を払う必要がなく、音楽だけを聴く方法を選びますよね。

今回は、そんなCDや物販の販売方法についての考え方の一つとして考えて貰えれば幸いと思います。

CDを売るメリットとデメリット

CDを売るメリットとデメリットを思いつく限り並べてみました。

・CDを売る(作る)メリット

手渡しで売る事ができ、直接買ってもらえる。
買い手の手元に残り、思い出になる
媒体として残る。
オプションをつけやすい
オプションとつけることができ合わせて売ることができ、利益を上げられる

・デメリット

在庫として残る
プレス業者に頼むと料金がかかる
自分で作ると焼く手間がかかる
音の劣化(音飛び)
その場ですぐに聴けない
原価があるため、料金がかかる
無くしたら買い直さなくてはいけない
大量にあると部屋を圧迫する
曲のバラ売りができない
PCでデータ化しないとシェアできない

次は、ダウンロード販売販売のメリットとデメリットを並べてみました。

ダウンロード販売のメリットとデメリット

・メリット

いつでも買うことができる
在庫にならない
CDをプレスする時間と原価を削減できる
お支払い方法を選べる
直ぐに聴いてもらえる
原価がないため、価格が安価にできる
曲のバラ売りが出来る
シェアしやすい
買い直す必要がない
曲の修正がきく

・デメリット

売っているという実感が湧かない
配信方法がわからない
配信コンテンツが多く、選べないため
申請までの流れがめんどくさい
物販棚に並べるということが憧れでもある(昔からの流れ)

SNSは販売コンテンツというよりは広告として使うという認識が強い。

CDを作るとレコ発ライブツアーで回って一緒に売れるから。(昔からの流れ)(ファンとの交流の場)

ざっと思いつく限り並べてみました。ほかにももっとありそうです。

実際はどうでしょうか?

実際問題、CDを頑張って作成して並べてみてもどうでしょう?

発表(レコ発)のライブだったら、もちろん売れると思うし、手にとってもらえる。目新しいし、そこでしか手に入らないから買ってもらえる。

しかし、それを持続して売り続けるのはどんどん難しくなってきます。

全ての客やファンがその場で買うわけではなく、
手持ちがなかったり、CDまで興味がいかないため買わない人もいる。

ふと、こう思う。

もうCDは売れない時代なのでは?


CDを売らなくても、収益化できるコンテンツを作る


今はインターネットが主流になって来ていて、それから得られる情報は無数にあります。SNS上で情報や曲を発信する人も増えて来ました。

ですが、これの殆どが無料で視聴できます。

ですから、お金を払って音楽を聴くということからどんどん離れていってしまうのです。

そこでCDやダウンロード配信のほかに収益化できる方法はないのでしょうか?
これもまた検索すると無数に出てきます。

ユーチューブ上で活動して広告費を稼いでみたり、また月額のコンテンツなどを作れるPixivのFANBOXを利用してみたり、このnoteでも音源をあげて収益化にすることもできます。

新曲があれば、記事やオプションとして歌詞や曲に対する想いを綴って組み合わせて、発信しても良いでしょう。

そこで興味を持ってもらえれば、ファンになるでしょうし、行けるようであれば、ライブにも足を運んでもらえます。

おわりに

このように今はSNSが普及しサービスが充実してきてますから、CDや物販の販売だけが収益化の道というわけではなく、定額制のサービスを利用したり、曲を配信するの方向へシフトしてみたり、
あらゆるアプローチがあってもいいと思うのです。

メジャーを目指すなら積極的にライブを行うことはもちろんですが、音楽事務所に音源送った方がチャンスはあるでしょう。要するにどこに向けてアプローチができるかしたいか。が重要になってくるのです。活動費を抑えて、稼ぎたいなら原価の安い方法を選ぶべきです。

音楽活動をしている人たちは、活動することに意識が行き過ぎて、売る。買う。と言ったビジネスに弱いように思えるのです。もう一度自分の曲を売るということアーティストの自分を売っていくということを見直し、様々なサービスに目を向けて発信して見ることを考えほしいと思うのです。


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